iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

おバカ

僕とちくわと鉄アレイ

バカです。 名前からして「ネタアプリ」です。
ハッキリ言って内容もあって無きが如く。 それなのに有料
そんな意味不明なアプリが「僕とちくわと鉄アレイ」です。

画面を見れば解りますが、見た目も完全におバカでシュール。
常識を超越した「訳わからなさ」に溢れています。

bokutotikuwa

ゲームは画面をフリックして「ちくわ」を投げ、「鉄アレイ」に当てるだけ。
ちくわが鉄アレイに当たるとなぜか「装着」されて点数が入ります。
それをひたすら延々と続けます。

フリックで物を投げ目標に当てるという内容は、一応 Paper TossiQuarters に似ています。
でもこのゲームには風向きとか微妙な跳ね返りとか、そんな要素は一切ありません。
単に投げて当てるだけ。 鉄アレイの位置は変化しますが、難易度が大きく変わる訳ではありません。
だからひたすら延々と続きます。

つまりゲーム性は非常に乏しく、私に言わせればこんなのはゲームでさえないです。
私は「バカゲー」は好きですが、これはバカゲーでさえなく、単なる「バカ」です。
単なるバカは評価できません。

ゲームモードは通常の「華麗遊技」の他に、鉄アレイがベルトコンベアーで延々流れてくる「単純作業」と、ゲームオーバーさえない「無限作業」がありますが、どれも延々と続き、やってて「虚しさ」さえ覚えます。


ただ、このゲームを作った RucKyGames は他にも「i刺身」とか「ぬ」とか「!」とか、シンプルでシュールなゲームばかり作っているので、このゲームの内容も一応納得が出来るものではあります。

このゲームは前述したようにゲーム性に乏しく、ただ「ちくわ」を投げ続けるだけですが、ここが以前作った「i刺身」もただひたすら「刺身の上にたんぽぽを乗せる作業」を繰り返すだけでした。
しかしそれがなぜか大評判になっていたため、それと同じものを狙ったのが見て取れますね。

bokutotikuwa2

ただ、私は「i刺身」もなぜあんなに評判だったのか全く理解できず、各情報ブログなどでこぞって持ち上げられ、大手ゲーム情報サイトまで取り上げていた事に疑問しか持ちませんでした。
だからそれと同じものを狙っているであろう「僕とちくわと鉄アレイ」も、また各方面で評判になりそうですが、私は評価しません。

「i刺身」は元ネタがあって、それを知っている人なら抱腹絶倒だったのかもしれませんが、「僕とちくわ」にはそんなネタさえないでしょうしね。

また、今回はハドソンとのコラボ作品なのですが・・・ 何考えてるんだハドソン。
おかげでグラフィックのクオリティーは大きく(ナナメ上に)向上していますが、「先生なにやってんすか」って感じです。

ちなみに元ネタに関しては、昔ハドソンがファミコンで発売した「忍者ハットリくん」のゲームから来ているようで、このゲームには取るとスコアになる「ちくわ」と、取ると気絶してしまう「鉄アレイ」が出てきました。
忍者でちくわで鉄アレイな上にタイトル曲も似ているので間違いないと思いますが、そんなの今どき誰もわかんないし

と言う訳で「僕とちくわと鉄アレイ」、ゲームとしては全くオススメしません

ただ「i刺身」がウケていた事からも解るように、私には理解できない世界もあるので、そういう方面の方には楽しいのかもしれません・・・
単に人に見せる「宴会用アプリ」としては相応にウケるかも。
まあこのおバカな雰囲気とグラフィックは、私も嫌いではないです。
そのためだけに 230 円とか 115 円とかを払うのは、とても勧められませんが。

しかしそれでも、やっぱり各所で大絶賛されるんだろうなぁ・・・
(すでにそんな雰囲気がちらほらと・・・)

僕とちくわと鉄アレイ(iTunes が起動します)

Asphalt 5

レースゲームには主に、「グランツーリスモ」に代表されるようなコースを周回するリアル系・サーキット系のものと、一本道をひた走る「アウトラン」や「スリルドライブ」のようなアクション系・ドライブ系のものに分かれます。
しかしそんな2つの中間的性質を持つ、非常に特徴的なレースゲームが登場しています。
それが今回取り上げる「Asphalt 5」です。

開発・販売は iPhone / iPod touch アプリの大手メーカー「ゲームロフト」。
他のゲームロフトのアプリと同じく完全日本語化されていて、プレイ方法などで悩む事はありません。

グラフィックも綺麗で、iPhone 3G でも十分快適に動作し、iPhone 4 なら Retina ディスプレイによる高解像度とジャイロスコープ(より精密に本体の傾きを検知できる機能)にも対応しています。

Asphalt 5

ゲームはコースを周回するタイプのレーシングゲームなのですが・・・
特徴的なのは、そのゲーム展開。 ほとんどブレーキが必要ないのです!
と言っても「オートブレーキ」な訳でもなく、コーナーが全体的に緩やかで、高速なまま曲がり切れてしまうのです。

加えてコースを周回するタイプなのに「公道レース」なので、一般の車も走ってるし、反対車線を走ってると正面衝突の危険もあります。
さらにパトカーが追って来たりして、派手なカーチェイスが繰り広げられます。

またコース上にはアイテムが転がっていて、これを取ることでお金が増えたり「ニトロ」がチャージされます。
ニトロは使用することで一時的に加速でき、このゲームはかなり連発可能です。
よってますますゲーム展開はハデになります。
コースの中には「わき道」や「近道」も用意されていて、看板をぶち破って進むとか、滝の中を直進とか、とんでもないショートカットも用意されています。

つまり「コース周回型のレースなのに一般道が舞台のアクション型のレースゲーム」という、ちょっと珍しい内容。
ステージも普通のレースのステージもあれば、パトカーに捕まらないよう逃げるステージ、自分が警察になって他の車をクラッシュさせるステージなど、アクション性が高いものが用意されています。

ステージをクリアすることでお金が貰え、それで車の購入やパワーアップを行う事が出来ますが、プレイヤー自身の「レベル」もあって、そのレベルが高くならないと上位の車は購入できません。
車やチューンナップ、ステージやコースは、ゲーム進行とプレイヤーのレベルによって徐々にアンロックされていく仕組みです。

車はちゃんと実際の車種が実名で登場します
その数はかなり多く、どんどん新しいものに乗り替えていくことが出来るので、その点もゲームの楽しさと言えますね。

Asphalt 5

ちゃんとコース全図も表示されているので、次にどちらに曲がるのかも解りやすいし、ライバルやゴールまでの位置関係も一目で解ります。

レースゲームとしてはかなり大雑把と言えますが、ライバルは結構手強いし、パトカーや対向車も来るので、ブレーキの必要がほとんどなくてもゲームは結構忙しく、それがまたアクションレースとしての楽しさになっています。
私的には、ゲーム全体に微妙に漂っている「おバカ」っぷりも気に入っています。
ムービーシーンが入る場合もあり、演出にも力が入れられていますね。


色々な意味で、「こういうレースゲームの作り方もあるんだ」と、ちょっと感心させられた内容です。
スピード調整がほとんど必要ないので非常に操作しやすく、誰でも楽しむ事ができる、割と万人にお勧めできるゲームですね。

価格は 600 円で、内容を考えると相応の値段だと言えるでしょう。
ゲームロフトなのでセールをしていることも多いです。
オススメできるアプリの1つで、個人的にも好きなゲームですね

・Asphalt 5(公開終了)

The Incident

上から落ちてくる落下物をかわしながら、積み重なっていく物の上に上がって、ひたすら上空へと登り続ける。
そんな海外の「バカゲー」が、この「The Incident」です。

シンプルな内容ですが、落ちてくる物の種類がハンパじゃないぐらい豊富で、さらにファミコン時代のようなグラフィックとサウンドが独特な雰囲気を出しています。

theincident

ゲーム内容は先に述べたようにシンプルで・・・
本体の傾きでキャラクターを左右に動かし、画面タップでジャンプ。
色々な物が落ちてくるので、それをかわしながらひたすら上へと登っていきます。

画面下からは風船の付いたコインが飛んできて、これを 10 個集めると 1UP。 たまに宝石が出てきてこれも 1UP になります。
コインの代わりに体力回復の風船や、一定時間無敵になる風船、逆にダメージを受ける風船などが出現する事もあります。

ゲームシステムとしてはこれだけで、とにかくひたすらジャンプと移動で落ちてくる物をかわしながら、登り続けるだけです。

ただ、落ちてくる物の「脈絡の無さ」が笑えます。
看板とかイスとか電話ボックスとか、車とか家具とかピアノ、さらにモアイとかツタンカーメンとか、もうハチャメチャです。
そしてその数が非常に多く、ステージが進むとさらに増えていきます。
さらに背景も最初は町中ですが、そのうち山の上や空、そして宇宙へと・・・
その意味不明な落下物と背景のバカっぷりを見て楽しむのが、このゲームの楽しみ方でしょうね。^^;

直接的な「ギャグ」がある訳ではないのですが、個人的には「バカゲー」はこのぐらいの方が良いと思います。
あまりにウケ狙いだと逆に「痛々しく」思える場合が多いので、こんな風にさりげなく(?)おバカな方が受け入れやすいですね。

主人公はライフ制で、回復できずに3回ダメージを受けるとミスとなり、チェックポイントから再開となります。
その際、致命傷となった落下物が「トロフィー」になって飾られます。

theincident3

ジャンルとしては「ショートゲーム」になると思いますが、ショートゲームとしてはややプレイ時間が長めなのが難点でしょうか。
ちょっとした合間にやる、と言うのには向いていないですね。

後半ステージは落下物も相応のペースで落ちてくるようになりますが、最初のうちは難易度が低い分、落下物が落ちてくるのも遅めなので、クリアまで結構時間がかかります。
もっと最初からドカドカ落ちてくるモードがあっても良かったように思います。


でも、なかなか楽しめるショートゲームですよ。 個人的には好きなゲームです。
設定や落下物が笑えますし、落下物ごとにサウンドが違うなど、細部にこだわりも見られます。
ルールも解りやすいし、シンプルだけにハマれますね。

価格は 230 円で、内容からして 115 円~ 230 円ぐらいが妥当だと思うので、相応の値段ではないかと思います。
ちなみに、iPhone / iPod touch と iPad の双方に対応したユニバーサルアプリです。

The Incident(iTunes が起動します)
 

Moto X Mayhem

モトクロス(オフロードバイクレース)のゲームなんですが・・・
レースとして楽しむと言うより、ミスって転ぶ方を楽しむ(?)という、まじめなおバカ系バイクゲーム。
それがこの「Moto X Mayhem」です。

日本での知名度はそれなりですが、世界的には非常にメジャーな定番アプリで、iPhone / iPod touch でもっとも売れたアプリのランキングでも上位に位置しています。
最近 iPad 版も登場しました。

motoxmayhem

画面右をタップするとアクセル、画面左をタップするとブレーキで、バイクのコントロールは本体を傾けて行います。

コースにはかなり起伏があり、ジャンプ中に iPhone / iPod touch を傾けてうまくバランスを取りつつ、転げないように走らなければなりません。 ゴールに辿り着けばそのコースはクリアとなります。
バイクと乗っている人は「物理シミュレート」されていて、バランスを崩してコケると「リアルに」転げ落ちていきます

バイクの動きは慣性が大きく働いている感じで、バランスを取るのが難しくなかなか完走できないのですが、コケた時の動きが面白いのでミスってても楽しい、そんなゲームです。

以前、人形が階段を転がり落ちていくのを楽しむ「Stair Dismount」というアプリを紹介しましたが、このゲームもそれに近いものがあります。
しかし Stair Dismount が「単に落ちるだけ」だったのに対し、このゲームはモトクロスゲームとしてちゃんと楽しめて、それでいてミスったときの転げっぷりも面白いので、双方で楽しめるのがいいですね。

ステージは 3×7 用意されていて、なかなか難しいのでやりがいもあります。
1つ注意として、このゲームはタイトルに戻るとクリアしたステージの記録が消え、各コースのステージ1からになってしまいます
(スコアが7ステージの合計タイムなので、途中のステージから始めるという事はできません)
続きからやりたい場合はタイトルに戻らず、ゲーム中にホームボタンを押して中断し、次の起動時に続きから再開するかどうかの選択で「YES」を選びましょう。
なお、おまけ機能(?)として、転んだ後にドラッグで人を投げ飛ばす事ができます。

モトクロスとしてちゃんと楽しめて、内容も解りやすく、それでいておバカ。
価格も 115 円と安く、かなりオススメできるゲームです。
iPad 版も 115 円なので、iPad を持っている人にもお勧め出来ますね。

Moto X Mayhem(iTunes が起動します)
Moto X Mayhem Lite (無料体験版です)
Moto X Mayhem for iPad!(iTunes が起動、iPad 版です)

糸通し

針の穴に糸を通していく、非常にシンプルな一般携帯から移植されたショートゲーム。
それがこの「糸通し」です。

開発メーカーは「チャリ走」「チャリ走 2nd Race」と同じところで、ハッキリ言って携帯アプリの「ベタ移植」。
iPhone / iPod touch に合わせて改良されている点などはほとんどありません。

haritoosi

使うのはボタン1つだけの「ワンキーゲーム」で、ボタンを押している間は糸が上昇し、離すと下降します。
画面は常に右から左にスクロールしていて、慣性が働いているような動きの糸をうまく調整し、右からやってくる針の穴に通していきます。
穴に通せなかったら1発でゲームオーバーです。

非常に単純で、BGM もなく、淡々としていて、iPhone / iPod touch に合わせたような機能もありません。
一般携帯電話のアプリとしては人気だったのでしょうか、iPhone ではハッキリ言って、有料アプリのレベルじゃないです。

正直言って、「どうしてこんなのがずっとランキングに入ってるんだ?」と思ってしまいます。
それだけ携帯でやっていた人が多いと言う事なんでしょうね・・・

でも、個人的には嫌いじゃないです。
針一本通すのも難しいけど、短時間ですぐに終わるので何度もリトライしてしまうゲーム性、ニンジャやカラテカやゲイシャが戦っている和風で意味不明な背景、「鬼」とか「風」とかの漢字一文字が画面一杯に出てくる訳の解らない演出。 その全てがシュールです。
携帯アプリで人気だったのも、この辺りがウケたからなのかもしれませんね。

短時間に繰り返せるので、気楽に出来るゲームである事も確かです。
シンプルで高難度、短時間で終わり、何度も繰り返せる」という内容は「チャリ走」と同じで、これは携帯用と言う事で狙っているのでしょう。

でもやっぱり、iPhone / iPod touch のアプリとしては、物足りないのが本音。
同じゲーム性でも iPhone アプリなら Mr.AahH!! のような演出が欲しいところで、iPhone / iPod touch としては無料のレベルに過ぎません。
無論、無料じゃメーカー側には利益がない訳ですが・・・

ただ、115 円なら缶ジュース一本分だし、決して高い訳ではありません。
携帯版で好きだった人や、ちょっとしたシンプルなアプリが欲しい人には、悪くはないかも・・・?

糸通し (iTunes が起動します)

お皿割り

皿を割る。 ただ皿を割る。 それだけ。
でも投げた皿が非常にリアルな物理シミュレーションとサウンドで「パリン!パリン!」と割れていき、それが何だか気持ちいい。
そんな割りたいだけ皿を割れるアプリが、この「お皿割り」です。

このアプリを監修したのは「お皿を投げて割り、ストレスを発散する」というアトラクション(?)を実際にやっている何だかよく解らないグループ(?)、「八つ当たりどころ」です。

その八つ当たりどころと、クレヨンフィジックスに物理エンジンを提供したり、Aqua ForestAqua Forest 2 などの開発に関わったりした物理シミュレーションの開発元「フィジオス社」が協力して作ったのがこのアプリです。
もうマジメなんだかおバカなんだかよく解らない感じですね。

osarawari

画面をフリックするとその方向に皿が投げつけられます!
パリーーン!!

以上。

それ意外に説明のしようがないのですが、リアルな物理シミュレーションによる破壊と破片の動き、そして実際に皿を割りまくって収録されたリアルなサウンドによって、お皿が割れる感じがうまく表現されています。
破壊音と破壊感を味わうためにも、イヤホンは必須。
お皿の破片は iPhone / iPod touch の傾きセンサーによって、重力のある方向に落ちて行きます。

連続で投げて破片が飛び散りまくっても動作はスムーズで、操作性は無駄に良好です。

破片が舞う「無重力モード」、一定時間内に的にお皿を何枚ヒットさせられるかを数を競う「四面楚歌モード」もあります。
ただ、「四面楚歌モード」はゲームモードと言えますが、的を狙って投げるより、ひたすらポイポイ投げまくっていた方が高得点になってしまうので、現時点ではゲーム性は乏しいです。
ネットワークランキングにも対応予定のようですが、今の内容ではちょっと・・・

爽快感をウリにしているので、あえてこういう仕様なのかもしれませんが、ゲームモードなのだから的に当たらなかった場合は点数が減るなど、「テキトーに投げまくれば OK で、あとは運任せ」というのを防止する改善が必要だと思います。


まあ、このアプリはゲームではなく、「投げて割る」ということを楽しむ方がメインです。
ただそれだけなので、決して強く人にオススメできるアプリではありませんが・・・
それでも、この破壊感と破壊音はリアルで、思わずボーッとしながらパリンパリンと割り続けてしまう「軽い中毒性」のようなものがあります。
うーん、私も地味にストレス貯まってるんでしょうか・・・?

私的にはお気に入りのアプリです。
こういうものを評価できるかどうかは人によると思いますので、115 円という価格をどう捉えるかは人それぞれでしょう。
この手のアプリにお金を出しても良いと思うのなら、そんなに高い訳ではありませんし、クオリティーは良いので、試すのは悪くないと思います。

それに、個人的には・・・ こういうジョークアプリ(?)があることが、iPhone / iPod touch の良い点だと思います。
だってこんな無駄に高い技術が使われた実用性皆無のアプリ、他の携帯とかには絶対ないですからね。 ^^;

お皿割り(iTunes が起動します)
 

つなゲー

また「ウケ狙い」のおバカでくだらないゲームが出てきたな・・・
と思ったら、やってみたら意外と良ゲーだった。 でもおバカ
そんなパネルスライド型のパズルゲームが、この「つなゲー」です。

とにかくこのゲームの雰囲気は、タイトル画面がすべて物語っています。

tunage1

はい、おバカですね。

モロに昭和のナンセンスな雰囲気。 これに加えて、タイトル画面で流れる BGM もすごく「古い昭和の時代」を醸し出している音質&歌謡曲。
単なる音楽じゃなく、「古い昭和風の歌謡曲」ってところがミソ。
この BGM は必聴です。 私的には気に入りました。^^;

トメナサンナー」みたいな笑えないギャグを連発されるより、こういう「おバカな雰囲気を醸し出している」という方が笑えますよね。
この点でおバカアプリとしてポイント高いです。
(トメナサンナーの方向性を否定している訳じゃないです)


そして、肝心のゲームの方はどうなのかというと・・・

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実は意外とまともです。 見た目もシステムもあまりおバカっぽさはありません。
パネルを指でスライドさせて、同じパネルを4つ以上つなげてダブルタップすると消去できます。
ただしパネルは1枚だけ動かすと言う事はできず、たとえば右にスライドさせると、その1列のパネルすべてが右に動きます。
指でなぞった距離だけパネルが動くので、操作性は良好で、iPhone / iPod touch のタッチパネルにもマッチしていますね。

画面左では UFO が牛を連れ去ろうとしていますが、パネルを消した数だけ UFO にダメージを与えられます。
「ダブルタップしないとパネルが消えない」というルールのため「連鎖」は発生しませんが、画面内の同じパネルをすべて消去すると、消したパネルの数の2倍のダメージを与えられ、点数も2倍になります。
(3種類のパネルをすべて同時に消去すると点数やダメージは3倍になります)
出来るだけ繋げてから消せるというゲーム性は Aqua Orb にも似ていますね。

UFO は HP が 0 になると撃退されレベルクリア。 すぐに次のレベルが始まります。
UFO を撃退する前に牛が連れ去られるとゲームオーバーです。


ゲームのポイントは、同じパネルを全部消して2倍・3倍のダメージ&得点を狙うのと、連続でどんどん消してクリアを優先するのを使い分けること。
ただ、ちょっと不満に思うのは、同じパネルを全部消しても演出が乏しいことです。
単に「×2」や「×3」の小さな表示が一瞬出るだけ
連続で消していくだけだとゲーム性に乏しいのですが、「×2」や「×3」を狙ってそれを達成しても、それに見合うだけの演出や効果がありません。 効果音なども普通と同じ。
プレイヤーに「全消し」を意識させるためにも、もうちょっと派手な演出があって良かったと思います。
また、全消し時のダメージや得点も、もう少し高い方がゲーム性があった気がします。

しかしそれでも、短時間で気軽に遊べ、ルールも解りやすい秀作パズルゲームである事は確かです。
タイトル画面がこんなに「おバカ」なのに、ゲームは操作性が良く、動きも滑らかで、BGM や効果音も良いです
このアンバランスさが、ますます「おバカ」な感じですね。


なお、ゲームの得点と同じ分のお金が貰えて、それで「焼き肉」が出来ます。

tunage3

トップメニューで焼き肉を選んでメニューを注文すると、それが炭の上でこんがり焼かれる・・・ 「絵」が出てきます。
煙の動きや肉の周囲が焼かれている表現がとてもリアルで、すごく美味しそうです。
え? 「それって何の意味があるんだ」って?

バカゲーに意味を求めるなどナンセンスなのですよ!

と言う訳で、このおバカゲーの「つなゲー」。
おバカだからおバカが好きなおバカな人でないとおバカな部分が評価できないかもしれませんが、前述したように「パズルゲーム」としても良作です。
価格も 115 円と安いので、意外に iPhone / iPod touch の「定番」になってもおかしくないのではないかと思います。

私的には、かなりオススメ出来るアプリですよ! おバカだけど

つなゲー(iTunes が起動します)
 

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