iPhone AC 番外レポート

iPhone AC でまだ取り上げていないアプリの感想などを表記しています。

その他

Doodle God

2つの素材を選択する
ただそれだけの繰り返しで「世界を創造する」という、壮大だかそうじゃないんだか解らないシンプルゲーム。
それが「Doodle God」です。

「ゲーム」と言えるのかどうかさえ微妙なほどの単純な内容ですが、それでも非常に面白く、思わずハマってしまう楽しさがあるのが不思議なところです。

Doodle God

プレイヤーは「神」となり、最初に「火」「水」「土」「風」の4つの元素を持っています。
この元素を2つ選んで組み合わせると、別の素材が出来ます。
例えば、火と土で溶岩、水と土で沼、火と風で煙、と言った具体ですね。
これを繰り返し、徐々に様々な素材を作り出していき、それをさらに組み合わせ植物や生物、そして人間や文化的なアイテムをそろえていきます。

やることは終始、素材を2つ選ぶだけ。
ゲームと言えないほどシンプルなのですが、それでも面白いのは、「世界を創造する神」という壮大さと、その雰囲気を盛り上げる優れたサウンド、素朴で味のあるグラフィックのおかげでしょう。

素材が多くなってくると組み合わせを探すのが難しくなり、だんだん「総当たり」していかないと見つからなくなってきますが、4分に1回「ヒント」を使う事が出来るため、完全なハマリにはなりません。
このヘルプがあるのも良いところですね。

化学反応や進化論が考慮されているようなゲームですが、実際にはその辺はあまり深く考えられておらず、例えば私の場合、魚よりも人間が出来る方が早く、木よりも家を作る方が早かったです。

また、「金」を作るには魔術師に水銀を与えて「賢者の石」を作り、それで錬金術を行うというユーモアのある組み合わせになっています。
人間にアルコールを与えるとヨッパライになり、ヨッパライに車を合わせると交通事故で死体が出来るというブラックユーモアもあります。

Doodle God

最近、ゲームのシステムは「先祖返りしている」とも言われます。
テレビ CM でおなじみの「怪盗ロワイヤル」のように、コマンドを選んで結果を見るだけのような、非常にシンプルな内容のソーシャルゲームがウケています。

ただ、こうした「結果を見るだけのシンプルなゲーム」は誰でも理解できる分、潜在的に万人ウケする要素があり、パチスロなんかもその類と言えます。
ただ結果を見るだけでは面白くありませんが、そこにギャンブルやネットワークや携帯電話と言ったものが組み合わさる事で、爆発的に流行し得るものになる訳です。

結局、ゲームというものは「上手く行くから面白い」というのがある訳で、それを突き詰めれば「開始と上手く行った結果だけがあれば良く、経過はなくても構わない」という点に行き着きます。
もちろんそれだけがゲームではなく、面白い途中経過や困難を達成した末の勝利も面白さの要素な訳ですが、「結果だけ」というのも1つのゲームの形なのでしょうね。

と言う訳で Doodle God、単純だけど面白いです。
コンセプトとサウンドの勝利、という感じのアプリですね。
価格も 115 円と安く値段も内容も「お手頃」で、それでも雰囲気は壮大です。
こう言うのもアリなんだな~、という感じのゲームですね。

Doodle God(iTunes が起動します)
 

HoloToy

今流行りの「3D(立体)映像」。
3D テレビが各社から次々と発売され、ついにニンテンドー DS まで 3D バージョンが登場するご時世ですが・・・

そんな中、なんと「iPhone / iPad で立体映像を実現した」というフレコミのアプリが登場しました!
各メディアや情報ブログでこぞって取り上げられ、大きな話題になっている・・・
そんなアプリが今回ご紹介する「HoloToy」です。

holotoy

でもコレ、実際に使ってみると、「アレ? なにか違う・・・」
そう簡単に 3D には見えないのです。

正直言って、このアプリは話題ばかりが先行している印象があります。
しかしこのアプリ、色々な意味で「必見」であり、非常に興味深くもありますね。
まずは説明をする前に、以下の YouTube の映像をご覧下さい。



どうでしょう? 「すごい! 立体的に見えるっ!」 と思った方が多いと思います。
私もこの映像を見たときは「凄い」と思いました。
だからこそ、各サイトやブログでこぞって取り上げられたのでしょう。

ところがこのアプリ、実際に使ってみると・・・
全然立体に見えないのです!!

上記の映像だと確かに 3D (立体)に見えます。
ところが実物を(普通に)見ると、まったく立体じゃありません
単に本体の傾きに応じて画像が動いている・・・ それだけ。
最初に見た時はかなり「ガッカリ」でした。

では一体なぜ、YouTube の映像で立体的に見えるのに、実物が立体的に見えないのか?

原理はよく解らないのですが、YouTube の映像は「平面の中にある疑似立体映像だから、立体的に見える」のです。
二次元の映像の中にある、平面の画面の中の、疑似立体映像。
これだと(難しい理由はともかく)立体に見えます。

ところが実物は、同じ iPhone の画面の中の疑似立体映像であっても、それを三次元の視点で見ているためか、やはりそれは平面にしか見えないのです。

では三次元の世界でも、これを立体的に見る方法はないのでしょうか?
実はあります。 片目をつぶって遠近感をなくせば良いのです
これは私も iTunes のレビューにそう書いてあるのを見るまで気付かなかったのですが、片目をつぶってから見ていると・・・
「立体的に見える!!」

これはなんとも不思議でした。
アプリのヘルプには、「iPhone を腰の高さの、目線から 45 度の位置に持って行って下さい。 そしてより大きな錯覚のため、片目を閉じて下さい。 そして iPhone を中心から傾けるように動かして下さい」と書かれています。

脳内で立体的に見るための暗示をかけないと上手く見えない場合もありますが、確かにうまくやると立体的に見えてきます。
YouTube の映像でそうなっているように、周囲は暗い方が良いようです。
例えば下の画像の数字が書かれた看板は、うまく立体視が出来るようになると手前に飛び出しているように見えます。

holotoy3



実物はYouTube の映像ほど綺麗な立体に見える訳ではありません。
これはきっと、完全な二次元の世界である映像と、片目をつぶっていてもやはり三次元であるこの世界の違いなのでしょうね。
でもなかなか面白い、貴重な体験が出来るアプリです。


ただ、このアプリはあくまで「立体映像の体験が出来る」というものに過ぎません
一応ゲームのようなものはあるのですが、非常に単純で、やってて楽しいと思えるものではないです。

iPhone を傾けて絵が正常になる位置を探すパズル、段差に落ちないようにジャンプしながら進むアクションゲームなどがありますが、あくまでおまけ程度ですね。
ゲームとして楽しむものと言うより、画像を立体的に見るための実験という感じです。
それ以外には、ボールを転がすものや熱帯魚が泳いでいる水槽、動くロボットなどがありますが、そんなに種類が多い訳ではありません

正直、そんなに長く楽しめるものではないので、ゲーム的な楽しさは一切期待しないで下さい。
立体映像の体験をして「うひょー」って思ったら、それで終わりです。
でも立体的に見えるようになると、眺めているだけでも相応に楽しいですけどね。


オススメかどうかは正直、微妙です。
あくまで「立体画像の体験をする」というだけのアプリだし、上手く立体に見えない人も多いでしょうから、それで有料であることを考えると万人にはお勧めはし辛いです。

ただ、価格が 115 円と非常に安いので、この値段なら試してみる価値はあるのではないでしょうか。
あまり過剰な期待を持たずに楽しむ分には悪くないと思います。
YouTube の映像が有名になっただけに、過剰に喧伝されている傾向がありますが、期待を持ちすぎているとガックリ来るかも・・・
なお、iPad の大きな画面にも対応しています。

私的には、たとえ実験的なアプリであったとしても、もうちょっと「使っている人を楽しませる工夫」があっても良かったのではないかと思います。
でも、今後が楽しみな技術である事は確かですね。

HoloToy(iTunes が起動します)
 

i書道 (iShodo)

新年明けましておめでとうございます。
今年も一年、よろしくお願いいたします。

と言う訳で、お正月と言えば書き初め。
今回は iPhone / iPod touch の定番の一つと言ってもいい有名アプリ
i書道 (iShodo)」 をご紹介します。

iShodo2

見ての通り、iPhone / iPod touch のタッチパネルを使って「なんちゃって書道」が出来るアプリです。

実際に書道をやっている人が見ると気になる点もあるようですが、ちゃんと「ハネ」や「トメ」も作ることができ、かなりリアルに書道を行う事が出来ます。
ずっと書いていると墨が薄くなってくるのもいいですね。

画面右端をタップすると硯が出てきて、そこで墨を補充できます。
また左端をタップすると筆置きが出てきて、筆の太さを交換できます。
出来た書道はカメラに保存したり、ツィッターで投稿する事も可能です。


このアプリは純和風で日本製ではありますが、欧米で大ヒットしたアプリで、昨年の正月頃に登場してから欧米のアプリランキングでトップを独走していました。
タイトル画面に着物の女性が出てくるのも海外ウケしそうな感じです。

日本で書道というと「字」を書くものだという先入観があり、多少「水墨画」が思い浮かぶ程度ですが、海外では書道風の「お絵かきソフト」として使われている事が多いようで、この辺は文化の違いを感じます
向こうではもっと自由な使い方がされているようですね。
そう言う意味では先入観のない海外向けのアプリなのかもしれません。


基本的には字や絵を描くのみのアプリなので、350 円という価格も含めて考えるとオススメかどうかは難しいところですが、間違いなく iPhone / iPod touch の定番アプリの1つと言えます。

素人目には十分にリアルな「書道」なので、一見の価値のあるアプリではありますよ。

i書道 (iTunes が起動します)

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