オンライン対応のマルチプレイが可能なアクションゲームで、タワーディフェンスの要素もあり、キャラクターの育成要素に加え、様々な装備を集める楽しみもある、3D グラフィックのゲームシステム「Unreal Engine」を使った、「アクションRPG」。
それが「Dungeon Defenders」です。
※現在の正式名は「Dungeon Defenders: Second Wave」です。
もう「あらゆるヒット要素をてんこ盛りした」という感じですね。
欧米では大きく注目されていたゲームで、iTunes の評価も悪くはありません。
ただ・・・ 先に行ってしまいますが、個人的にはイマイチだと感じました。
確かにあらゆるヒット要素が盛り込まれています。 しかしどんな製品でも「機能を詰め込みすぎると失敗する」というのは良くある事です。
つまり、「機能が多すぎて複雑化しすぎ、使い勝手が悪くなる」「それぞれの機能が中途半端になる」「操作や設定が煩雑になり、解り辛くなる」などの弊害です。
そしてこのゲームはそうした多機能を盛り込んだ場合の弊害を、そのまま受けてしまっている印象です。
ゲームは画面左下のスティックで主人公を移動させ、画面右下のボタンで攻撃を行うという、全方向スクロールゲームお馴染みの操作方法です。
戦士や魔術師などの複数の職業があり、戦士なら剣を振っての攻撃、魔術師ならショットがメインになるため、職業によってゲーム性は変わってきます。
ジャンプボタンがあるのもゲームの特徴ですね。
フィールドは 3D で描かれており、上から見下ろした形です。
立体的な地形になっていてグラフィックは(旧機種対応としては)非常に綺麗ですが、移動し辛かったり見辛い場面もあります。
ただ、キャラクターの反応は良好ですね。
ゲームシステムは「アクションRPG+タワーディフェンス」です。
まず宝箱からマナ(MP)を回収し、それを使って地形の任意の場所にタワーを設置します。
タワーを設定するにはその場所までキャラクターを動かして、メニューからタワーを選び設置場所と向きを設定する必要があります。
向きがあるのがポイントですね。
タワーを一通り設置し終えたら「クリスタル」の場所に行き、バトル開始のボタンを押すと戦闘がスタート。
敵がどんどんやってくるので、それを次々と倒していきます。
プレイヤー自身も攻撃出来ますが、もちろん設置したタワーも敵を自動的に攻撃してくれます。
敵を倒せばマナ(MP)の元を得られるので、それでさらにタワーを設置したり、修理・強化する事が出来ます。 これは戦闘中でも可能です。
敵はマップ内に設置されているクリスタルの場所に向かっていき、クリスタルに接すると破壊を始めます。
クリスタルが壊れたら敗北しゲームオーバー。
その前に全ての敵を倒せれば Wave クリアとなって、タワーの設置シーンに戻ります。 規定の Wave が終わるとステージクリアです。
なお、主人公自身も敵の攻撃でダメージを受けます。 やられればもちろん敗北です。
以下は Youtube で公開されているこのゲームの公式トレーラーです。
ここまで聞いた限りでは、なかなか面白そうに思えると思います。
しかし実際にやってみると・・・ 色々と問題が山積です。
まず、最初に目に付くのは「カメラワークが悪い」。
iPhone / iPod touch だとそれでなくても画面が狭いのに、カメラが進行方向にうまく向いてくれないため、非常に見辛いのです。
マップを表示するボタンの周囲をスライドする事で任意にカメラを動かす事も出来るのですが、これを多用して自分でカメラの向きを調整しないと見たい視点になりません。
さらに、マップもすごく見辛い。
マップを表示すると画面がほぼ覆い尽くされるのですが、マップ表示中でもゲームは止まりませんから、表示してると戦えない。
しかし立体的な 3D マップと遠くにいる敵にも配慮しないといけないゲーム性、さらにカメラワークの悪さも相まって、頻繁にマップを確認しないといけません。
マップ表示中でも戦えるようになっていれば良かったのですが、そんな感じのマップになっていません。
さらに「タワーディフェンス」というのは、設置したタワーでいかに敵を倒していけるかを見るのが面白いゲーム。
しかしこのゲームはそんなところを眺めているヒマはないし、眺められるほど表示範囲が広くない。
タワーディフェンスとしての面白さは正直、ほとんどありません。
タワーディフェンスの醍醐味である戦略性も、アクションで敵を倒す方がメインだから薄い。
しかしタワーの設置や修理などは行わないといけないので、これがアクションゲームとしての楽しさを阻害しています。
戦闘型のアクションゲームは敵がどんどん出てきて、それと次々戦うのが面白さだと思いますが、合間合間にタワーの設置や修理が必要なため、「バリバリ戦う」という感じにならず、テンポが悪いのです。
それに敵が「クリスタルに向かっていく」ため、こちらに攻撃してくる事が少なく、特に魔術師だと敵の後ろからショットを撃ち続けるだけという展開になってしまいがちですね。
また、一通りの敵を倒すとタワーの設置シーンになるのですが、マップを回って宝箱を開けながら、タワーを設置する場所まで歩いていき、1つ1つタワーを置いていかなければなりません。
一般的なタワーディフェンスだとボタン1つで済むことに、いちいち時間がかかります。
さらに装備やステータスのインターフェイスの向きがおかしい。
ゲームは横画面なのに、レベルアップしてステータス画面になると縦画面になるのです。
また、大きな箱を調べるとアイテムの装備と出し入れが出来るのですが、ゲームが横画面なのに、箱を調べると縦画面のメニューになって、メニューからアイテムを選択するとまた横画面になるのです。
こんなインターフェイスあります? もうワケ解らない設計です。
では、なぜこんなにカメラワークやインターフェイスがダメなのでしょうか?
実はこのアプリ、iPhone / iPod touch と iPad の両方に対応していて、iPad だとインターフェイスはまともなのです。
画面が広いから、向きが変わると言う事はありません。
表示範囲が広いおかげで、iPad だとカメラワークもそんなに悪いとは思いません。
つまりこのゲームは、本来 iPad を基準に開発されている訳です。
とは言え iPad でもマップを表示すると画面が見えなくなる点は同様ですけどね。
要するに、アクションゲームとしてもタワーディフェンスとしても中途半端で、インターフェイスも iPhone / iPod touch に最適化されていない。
そんなアプリと言えます・・・
コンセプトは悪くないと思うんですけどね・・・
さらに日本人には厳しい点が、ゲーム開始直後に非常に長文の英語の説明文+朗読を聞かされること。(たぶんキャンセル不可能)
この時点で多くの日本人は挫折しそう。
英語圏以外のことは考慮に入ってなさそうです。
ある程度ゲームが進んでキャラクターも成長し、先のステージに進めば、敵も増えて設置できるタワーも多くなり徐々に楽しめるようになってくるのですが、そこまでの敷居が高すぎる印象ですね。
と言う訳で「Dungeon Defenders: First Wave」、iTunes のレビューでは意外に肯定的な意見も見られるのですが、私はあまり評価していません。
私的にはタワーディフェンスが好きなので、その点の面白さを期待したのですが、このゲームのタワーは補助的なものです。
基本的には「マルチプレイ」がメインだと思うのですが、オンラインプレイをしようにもコネロス(コネクトロスト、接続切断)連発で、1度もプレイ出来ませんでした。
いずれにせよ1人でも相応に楽しめるゲームでなければ厳しいと思います。
一応オンラインプレイは、自動マッチングと Game Center のフレンドを誘ってプレイするものの2通りに対応しています。
価格は 350 円で、技術的なものやボリュームを考えると安めの価格に設定されていると思うのですが、私的にはあまりオススメしません。
欧米の iTunes でも、前人気が高かった割にはあっという間にランキングの圏外に出てしまったようで・・・
それは大作ラッシュの影響だけではないように思います。
iPad を持っている人で、この手のアクション RPG がやってみたいなら、グラフィックが良くて価格も高すぎず、長く楽しめるシステムにはなっているので、そこそこ勧められます。
「前評判ほどのゲームではない」という感想ですが、アップデート次第では化けるかも・・・?
・Dungeon Defenders: Second Wave (iTunes が起動します)
アクション
それが「聖剣伝説2」です。
1作目はゲームボーイで発売されており、元々はファイナルファンタジーシリーズで使用されるはずだった設定や、都合により開発中止になってしまったゲームの構想を流用したものでした。
そのため当初は「ファイナルファンタジー外伝」として公開されていたのですが、大ヒットにより独立したシリーズになっています。
聖剣伝説2はシリーズの中でもっとも有名な作品です。
iPhone / iPod touch 版はガラケーに移植されたものをベースとしていますが、iPhone 用に操作方法やウィンドウ、文字フォントなどが調整されています。
画面左下の仮想スティックで主人公を動かし、右下の攻撃ボタンで武器を振り敵を倒します。
操作スタイルは一般的ですね。
このゲームのポイントは攻撃していない時に「パワー」が貯まり、それから攻撃することで、本来の威力を発揮できること。
つまり連打していたのでは威力が全然なく、常に「溜め攻撃」を行う必要があります。
そのため溜め中は敵の攻撃をかわす必要があり、その分ゲーム性も高まっています。
もう一つのポイントは、仲間が自動で動くこと。
ストーリーの進行によって3人パーティーとなりますが、アクション RPG なのに仲間が自動で戦うのは当時としては画期的で、このゲームの楽しさでもありました。
また、操作するキャラクターは任意に切り替える事が出来るため、「3人とも主人公」と言え、これも珍しいスタイルと言えます。
メニューがキャラクターの周囲に円状に表示される「リングコマンド」も話題の1つでしたが・・・
残念ながらこれは、iPhone / iPod touch 版では逆に解りにくいインターフェイスになっています。
リングコマンドは十字キーとボタンでもメニューを選択しやすくするためのものでしたが、iPhone / iPod touch は画面を直接タップして選択できるので、リング状にする必要なんてありません。
何度スライドすれば目的の項目になるのかが解り辛く、使いにくいメニューになっています。
操作性は iTunes のレビューでは批判されまくっていますが、私はそんなにボコボコに言われるほど悪くはないと思います。
まあ決して良いとも言えず、細かい操作がし辛いのですが、これで「まともに操作できない」と言う人は、ほとんどのゲームがまともに操作できないような気が・・・
私は普通にプレイできるレベルの操作性ではあると思いますが、iPhone 3G とかの旧機種だと反応が悪かったりするんでしょうか・・・?
ただ、ナナメに入りやすいのは確かに気になります。
特に設定の「補正」が ON だとナナメに動いてしまいやすいようで、一体なにを補正してるんだと思ってしまいますね。
※アップデートで物理コントローラーに対応したため、そちらでプレイすると操作の問題は解決すると思われます。 リング型メニューもオリジナル通りに使えそうです。
※2014年7月に移動方向に関するアップデートが行われました。 従来の8方向から 360 度への移動が可能になっており、操作性が改善されています。
ゲーム自体は面白いし、ボリュームもあって悪くないのですが、個人的にやっていて思うのは・・・
「スーパーファミコンのまんまだなぁ・・・」ということ。
いまいちインパクトのようなものは感じません。
例えば iPhone / iPod touch のファイナルファンタジー(1)やファイナルファンタジー2は PSP 用にリメイクされたものを移植していたため、オリジナルと比べるとグラフィックや演出のアップグレードっぷりが凄く、追加要素も多数あり、バランスやシステムも大幅に改善されていました。
「これが新時代の FF 1 & 2 かっ!」というインパクトがありましたね。
しかし聖剣伝説2はスーパーファミコンのものをガラケーに移植して、それを iOS 版のベースにしているため、グラフィックや内容はスーパーファミコンやガラケーと変わっておらず、追加要素のようなものもありません。
要するに「そのまんま」です。
もちろんそれが良いという方もいるでしょうし、文字や画面構成などはちゃんと調整されていますが、「iPhone アプリならでは」「最新ハードならでは」という部分はありませんね。
ゲームを始めたのがファミコンやスーパーファミコンからの人なら懐かしさがあって楽しめると思いますが、ゲームを始めたのがプレステ時代以降の人だと、単なる「古いゲーム」にしか見えないと思います。
そのためお勧めかどうかと言われると「人を選ぶアプリ」と言えます。
価格も 800 円と高めなので、原作を知らない方には手放しでオススメは出来ません。
でも原作通りのボリュームなので、長く楽しめるアプリですね。
・聖剣伝説2(iTunes が起動します)
一言で言ってしまうと、ゲームロフト製・携帯用「ディアブロ2」。
ゲームロフトが iPhone / iPod touch 向けに開発し人気となったアクション RPG 「Dark Quest」の続編が公開されました。
「Dark Quest 2」です。
広いフィールドやダンジョンを探索しながら、次々と出てくる敵を剣や魔法などで攻撃しつつ、キャラクターを育成してストーリーを進めていくゲームですね。
パソコンで大ヒットした「Diablo(ディアブロ)」がベースになっているようで、Diablo はネットワークを通じたマルチプレイがメインと言えましたが、この Dark Quest 2 でもネットワークプレイが可能になっています。
でもこのゲームはどちらかと言うと、1人でプレイする方がメインだと思います。
画面左下のスティックで主人公を移動させ、画面右下の攻撃ボタンで敵を攻撃します。
ディアブロを模したような「タップ移動」もありますが・・・ スティックの方が動きやすいですね。
主人公には戦士・ローグ(盗賊)・メイジ(魔術師)の3タイプがあり、メイジか弓を装備した場合は飛び道具での攻撃になります。
攻撃は自動的に近くの敵を狙ってくれるようになっていて、さらにボタン押しっぱなしで連続で攻撃し続けてくれます。
よって戦闘は非常にお手軽に行えます。
経験値が貯まってレベルアップすれば「アクションスキル」という特殊技の習得も可能で、MP を消費して広範囲の敵を攻撃したり、敵を麻痺状態にさせたりすることが出来ます。
敵を倒したり宝箱を開けたりすると装備を得ることができますが、装備には様々な「追加効果」が付いているものがあり、レアアイテムになると3つや4つの効果が付いている事もあります。
どんな効果が付いているかはランダムなので、理想のアイテムを探すのが大きな楽しみと言えますね。
この辺は「ディアブロ」のシステムを踏襲していると言えます。
装備は左右の手、頭、体、手、足、アクセサリ2つと、装備できる場所が多いため、多用な装備を身につけることが出来ます。
装備によってキャラクターの外観もどんどん変わっていき、この「装備による見た目の変化」もゲームのウリの1つです。
ゲームの難易度は、かなり簡単です。
前述したように攻撃は「ボタン押しっぱなし」で良く、攻撃方向も敵がいる方に自動的に補正してくれるため、ピンチになった時に薬を使うぐらいで構いません。
一応「アクションスキル」を使った方が戦闘はラクになるのですが、装備やレベルが十分ならあまりは必要なく、スキルポイントをパッシブスキル(常時作用する効果)に振り分けた場合、ますますお手軽な状態に。
飛び道具を使うキャラだと強敵に対しては「ヒット&アウェイ」を行った方が良く、また敵の攻撃を動いてかわす必要もあるのですが、基本的にザコはボタン押しっぱなしで片づくので、お手軽すぎて物足りなさもありますね。
とは言え、元となった「ディアブロ」もそんなにテクニックが必要だったかと言われると、そうでもなかった気がしますし、こんな感じで「お手軽にどんどん敵を倒せて探索を進められる」方が誰でも楽しめますから、これで良いのかもしれません。
少なくとも難しすぎて進むのが辛いゲームよりは。
マップは「自動マッピング」でいつでも見ることが出来ますが、画面に常に表示されている訳ではないので、いちいちメニューから確認しないといけないのがやや面倒です。
このマップには「これから行くべき場所」も表示されていますが、目的地が他のマップだと画面には表示されず、クエストで次の目的地が指示される場合も「場所の名前」しか言わないので、「どの方向に行けば良いか解らない」と言うケースが多いのも難点でしょうか。
ただ、色々と探索していればいずれは行き着くので、探索がメインのゲームであることを考えると、これはこれでもいいのかな?
Diablo 2 もそんな感じでしたしね。
難点は、これはディアブロと比較しての話になりますが・・・
ハード性能の影響もあるから仕方ないとは思いますが、ディアブロよりも一度に出てくる敵の数が少なく、戦闘に派手さが無いこと。
ディアブロは大量の敵が一斉に襲いかかってきて、それを主人公が次々倒していく、言わば「無双状態」な展開が醍醐味だったと思うのですが、このゲームは一度に襲いかかってくる敵は多くても3~4体なので、そんなに派手な展開にはなりません。
ゲーム展開で言えばこのゲームより、むしろシューティングゲームの Solomon's Keep の方がディアブロらしいですね。
また、ディアブロは特殊な効果が付いているアイテムには、それを示す「名前」がアイテムに付いていました。
(Diablo を知らない方には、Defender Chronicles と同じ、と言えば解るでしょうか)
例えば力(Power)と素早さ(Dexterity)が上がる剣なら「Power Sword of Dexterity」とか言う名前になっていて、アイテムを拾ったらすぐにその効果を名前で判別できた訳ですが、このゲームは名前に変化が無く、特殊効果が付いている数が色で示されているだけなので、拾ったらいちいち装備画面を開いてアイテムを確認しないと、追加効果の内容を知る事が出来ません。
これはディアブロ系のアイテムのゲームとしては、非常に不便ですね・・・
後はやっぱり、かなり簡単なことが、良し悪しだと言えるでしょうか。
もうちょっと難しい方が「良いアイテムを探そう」という気にもなるのですが・・・
まあ携帯機器のゲームですから、あまりゲームをしない方も多いので、それを考慮しているのかもしれないけど。
以下は Youtube で公開されている公式トレーラーです。
名前が「Dungeon Hunter 2」になっていますが、これは海外でのこのゲームの名称です。
と言う訳で「Dark Quest 2」、まあ一言で言うと「劣化ディアブロ2」なんですが・・・
でも携帯機器としては十分にハイレベルなゲームだと思います。
ゲームロフトなので日本語にも完全対応、iPhone 3G や第二世代 iPod touch などの旧機種でも動作します。
旧機種対応としてはグラフィックのクオリティーも高いですね。
(ただし旧機種はマルチプレイは動作対象外なのでご注意下さい)
「上から見た視点のアクションRPG」という非常に解りやすく、遊びやすいジャンルのゲームなので、難易度が高くない事と相まって、お勧めしやすいゲームではあります。
しかし逆にゲームマニアの方は物足りなさを感じるかもしれません。
また、「ライトユーザー向け」と言うには、ちょっと装備やステータスなどの部分が解り辛いかな・・・
価格は 800 円と割高です。
ゲームロフトなのでセール待ちをする手もありますね。
まあ私はこの手のゲームは散々やって来てるので、そのぶん評価が辛口かもしれません。
この手のゲームをあまりした事がない方には良いアプリだと思います。
なお、ゲームの内容とは直接関係ありませんが、紙芝居風のオープニングムービーは非常に良い雰囲気が出ているので、購入した人は必見です。
・Dark Quest 2(iTunes が起動します)
・Dark Quest 2 HD(iPad 専用です)
その名も「Infinity Blade」です。
開発は ChAIR Entertainment となっていますが、ここはアメリカの大手ゲームメーカー「Epic Games」の開発スタジオの1つです。
この Epic Games は Unreal Tournament(アンリアル トーナメント)というヒットゲームを開発した海外では有名なメーカーで、さらにそのゲームで使われたプログラムシステムを「Unreal Engine」という名で公開しているところです。
この Unreal Engine(アンリアルエンジン)は様々なゲーム(主に FPS)で使用されており、つまり Epic Games は多くのゲームやグラフィックの元となるシステムを提供している会社と言えます。
そこが自ら超美麗なグラフィックのゲームを iPhone / iPad 用に開発した訳ですから、当然のように話題沸騰となった訳ですが・・・
発売してみると、いきなり賛否両論の嵐。
どうも美麗グラフィックのデモの先行公開や、Epic Games & Unreal Engine の iPhone アプリと言う事で、過剰な期待を持たれてしまったようです。
先に行っておきますが、これは「大作 RPG」とか、そう言うものではありません。
比較的短時間でプレイするタイプの、アクション RPG です。
ゲーム内容は割とシンプルです。
フィールド上の自由な移動はなく、敵や移動先にマークが付いていて、それをタップするとそこへ向かい戦闘になります。
戦闘シーンでは指を横に払うと武器を横に振り、縦に払うと縦に振ります。
盾のボタンの押しっぱなしにするとガード、画面右下と左下にあるボタンでその方向に回避を行います。
盾は敵の攻撃を受け止める度に耐久値が減っていき、なくなるとガードできなくなるので、そうなると回避でかわさなければなりません。
むやみに武器を振っても防がれるだけで、敵の攻撃をガードするか回避していると(もしくは武器で打ち払うと)、相手に隙が出来ます。
この時に連続で斬りまくるというのが基本的な攻略になります。
敵を倒すと経験値が得られ、その経験値は装備している武器や防具にも加算されます。
キャラクターのレベルが上がるか、武器や防具の経験値が最大になるとポイントが貰え、それでキャラクターを強化できます。
装備の経験値は最大になるともう増えなくなるので、必然的に様々な装備を入れ替えながら戦うことになりますね。
装備を変えれば、キャラクターの姿もそれに応じて変化します。
前述したように、移動は行き先のマークをタップするだけです。
よってルートはほぼ一本道で、少し分かれ道があるものの好きなように散策することはできず、通るルートはほぼ決まっており、最終目的地までそれほど時間はかかりません。
最後のボスまで 30 分以上、1時間未満といったところでしょうか。
しかし初めてボスと対峙した時には、まず勝てません。
当然のようにボコボコにされ、負けた後にはストーリーが進み・・・
再び、最初からになります。
ここはストーリーに関わる部分なので伏せておきますが、とにかく「戦いながら進んで、1時間ほどでボスまで到達する」というのが「1セット」になっています。
比較的短時間で終わるというのは、こういう事ですね。
しかし再開後のキャラクターの強さや装備はそのままなので、いずれは最後のボスにも勝てるようになるはずです。
武器や防具も多数用意されており、何度も繰り返すうちに上位の装備を買うことも出来るようになります。
同じ舞台を繰り返すという点は、「CHAOS RINGS」にもよく似ています。
悪く言えば「流用」な訳ですが、ちゃんと繰り返しにストーリー上の設定があり、私的には携帯向けに最適化した、よく考えられた設定だなと思います。
以下は IGN を通して Youtube で公開されている公式トレーラーです。
最初に述べたように、このゲームは賛否両論です。
批判している人の多くは「自由に移動出来ない」とか「すぐ終わって繰り返しだ」とか「大作だと思ってたら違った」みたいな点で不満があるようです。
しかし「大作だと思ってた」なんてのは単なる本人の思い込みだし、「自由に移動出来ない」というのも本人の思い違い。
私としては iPhone / iPad に特化した悪くないシステムで、戦闘も十分に楽しめ、育成要素もあり、定番になり得る非常に面白いゲームだと思います。
ボリュームについては正直、もうちょっと欲しかった(例えば繰り返しが前提のゲームなら、分かれ道はもっと多くして欲しかった)と言うのもありますが、繰り返しで携帯機器である事を考えると、ボスまでの長さはこのぐらいでちょうどいいかな、と思います。
戦闘も最初はガードだけしてれば勝てますが、徐々に敵がガードブレイクを使うようになり、難易度も上がってきます。
また、難しすぎないゲームの方がストレスなく遊べて良い気がしますね。
移動シーンや敵と対峙したシーンの「独特の間」も気に入っています。
まあ、見た目が凄くて期待の大作と言われていたゲームで、価格も 500 円ですから、批判や勘違いが出てくるのも仕方のないところでしょうか。
iPhone アプリを出し始めたばかりのメーカーは、「携帯アプリだから」というのを考慮し過ぎてしまい、「ボリュームがない」と批判されるというパターンが良くありましたが、それになっている様子も若干感じます。
でも、過剰な期待(と言うか、大作 RPG 等ではないという事)を解ったうえでプレイすれば、決して悪いゲームではありません。
新ダンジョンなどのアップデート計画も発表されていますし、500 円という価格もクオリティーを考えれば妥当なところではないかなと思います。
賛否あるアプリですが、私的にはオススメできるゲームで、十分定番になり得る内容だと思いますね。
・Infinity Blade(iTunes 起動、iPhone / iPad 両対応です)
上に昇るだけでなく「真下に落下していく楽しみ」もあるという、ちょっと変わったジャンプ系のゲーム。
それが「Bird Strike」です。
開発したのは PikPok というニュージーランドの会社。
モバイル用にショートゲームの開発を行っているメーカーで、「5分以内に終わる、移動中や休憩中のちょっとした空き時間に遊べるゲームを」というのを開発方針としているのが特徴です。
マップの各所に配置された「ロケット花火」を取りながら、上へ上へと昇っていくゲームですが、他の同型のゲームと違うのは「ステージクリア型」であることと、「ステージ内の配置が決められている」こと。
Doodle Jump や Megajump、Ninjump などの同型のゲームは全て、出てくるものの配置が「ランダム」です。
プレイするごとに変わるステージの中で、どこまで進めるかを競うゲームなのですが・・・
この Bird Strike はそれらとは違い、同じ配置のステージの中で、どれだけスコアを高められるかを競います。
そしてスコアが一定以上になるとメダルが貰えてクリアとなり、次のステージに進めます。
ですから同じステージを何度もやって配置を覚えると、スコアもどんどん高くなっていくので、いずれはクリア出来るようになりますね。
逆にランダム性がない分、プレイごとの変化や意外性はありませんが。
またこのゲームのもう1つの特徴が、ある程度まで上がると UFO に撃墜されて、高速で落下していくこと。
そしてこの落下中は無敵状態で、あらゆる障害物を吹き飛ばし、破壊しながら落ちていきます。
もちろん物を吹っ飛ばせばスコアが上がるため、昇るだけでなく、落下中にいかに障害物を破壊するかも高得点のポイントになります。
この「昇って落ちる」という変化が面白いゲームですね。
この PikPok というメーカーは「短時間で終わるゲームを」というのを方針としているため、「ダラダラ続くのではなく、ある一定のところまで昇ったら落として決着を付けてやろう」というデザインなのだと思います。
確かにこれはこれで、軽く遊べていいかもしれませんね。
ただ、やっぱり「長くプレイしたい」という意見もあったからか、アップデートで「エンドレスモード」も追加されました。
このモードだと UFO に撃墜されず、ひたすら(ミスらない限り)昇り続ける事が出来ます。
最近のアップデートで GAME CENTER にも対応しました。
以前は無料で提供されていたようですが、アップグレードで「GOLD EDITION」となり、115 円の有料アプリとなりました。
しかし 115 円なら、決して高くないゲームだと言えます。
正直、Doodle Jump や Mega Jump などの定番と言えるアプリと比べると、ややハマり度は低いかなと思います。
でも代表的なジャンプ系ゲームの1つであることは確かで、欧米でも相応に高評価を得ています。 キャラクターもユニークですしね。
この手のゲームが好きなら、試してみて損はないと思いますよ。
・Bird Strike (公開終了)
セガのマスコットキャラクター「ソニック」が活躍する、セガの看板シリーズとも言えるアクションゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズの最新作が、iPhone / iPod touch にも登場しました!
「ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードⅠ」です。
このゲームは今年の夏に PS3/Wii/XBox のダウンロード用ソフトとして配信されていたものです。
しかし iPhone / iPod touch での発売も早い段階で考慮されていて、移植というよりは、iPhone / iPod touch も当初の販売ハードの1つと言って良いでしょう。
ソニックシリーズの本編はもう 16 年も新作が出ていなかったのですが、この作品は過去作のリメイクという訳ではなく完全な新作です。
ただ、ゲーム内容やグラフィックは昔のソニックのものを踏襲しており、そのため旧作を知っている人だと新しいと言うより「懐かしい」という感じの方が強いでしょうね。
iPhone / iPod touch ではソニックの1と2のアプリも販売されていますが、あれは新作ではなく、メガドライブで発売されていたものの「エミュレーター(旧機種を動作させるソフトウェア)」です。
操作性が良くなく、iPhone 向けに調整されている訳でもなく、発売も「セガ・アメリカ」であり本家の日本のセガではないので、オススメはしません。
※ソニック1に関しては、ファンによる改良が公式に反映され、操作性が大きく改善されています。
ソニック・ザ・ヘッジホッグは、(基本的には)横スクロールの「スーパーマリオ型」のジャンプアクションゲームです。
操作は画面左下の方向キーと右下のボタンで行いますが、タッチパネルに合わせて調整されており操作性は良好です。
iPhone を傾けての操作もできるのですが、それだと一部の操作が行えないためオススメ出来ません。
(方向キー下+ジャンプボタン連打で丸まってダッシュする操作があり、攻略上重要なのですが、それが使えないから困ります)
ソニックの最大の特徴は「ハイスピード」と「縦横無尽に行き交うマップ」。
ダッシュし続けるとソニックはもの凄い速さで疾走していき、マップの各所にあるしかけを使って超高速で動き回ることが出来ます。
さらに大ジャンプできるバネやしかけ、真上や真下に進んで行くステージも多く、とにかくあちこちに高速で飛び交いまくります。
それは他のジャンプアクションにはないもので、初めて見る人は驚くこと請け合いです。
ソニック4は一回転する道を走る際に、ソニックが一回転するのではなく、画面が一回転するというハデな演出も加わっています。
水中ステージやトロッコに乗って走るステージ、歯車の上で走って回転させるステージなど、多くのしかけも満載です。
ジャンプは「回転アタック」にもなっていて、これで敵を倒しながら進むことが出来ます。
またソニック4は新たに「ホーミングアタック」が追加され、ジャンプ中にボタンを押すだけで近くの敵に回転アタックで飛んでいけるようになりました。
これを連続で決めると敵を踏み台にして空中を進んで行く事も出来ます。
以前にも増してアクロバチックなアクションを行う事が出来ますね。
ただ、この「ハイスピード」と「縦横無尽に行き交うマップ」が、ソニック・ザ・ヘッジホッグというゲームの長所であると同時に、大きな欠点でもあります。
あまりにも高速で疾走するので、突然敵が出て来てもかわせないし、急に穴があってもジャンプできないのです。
高速疾走中や大ジャンプ中にいきなりミスになってしまう事が多く、「突発的な死」が多発しがちです。
また、縦横無尽に行き交うために「どっちに言って良いのか解らない」という状況にもよくなります。
普通は横スクロールのゲームなら右に行けば良いのですが、このゲームは上に行く場合や下に行く場合も多く、左に戻る場合もあります。
どっちが正解なのか解らない事が頻発し、「下かと思ったら落ちてミスになった」なんて事も起こりがちです。
つまり、「知っていないとかわせない」「覚えていないと解らない」という場面が多く、「覚えゲー」の性質が強いアクションゲームだと言えます。
マップの各所には「リング」が置かれており、これを 100 個取ると 1UP、さらに1つでも持っているとダメージを受けてもミスになりません。
(ただしダメージを受けると持っているリングを全てバラまく)
そして 50 個以上持っている状態でゴールすると「エクストラステージ」に移動し、そこでストーリー上重要になる「カオスエメラルド」を得られるのですが・・・
リングを多く集めてクリアするには尚更マップを「覚えて」おかなければならず、エクストラステージも初見クリアはかなり厳しいので、これらを集めようと思ったらますます「覚えゲー」の要素が強くなります。
ラスボスもかなり強く、残機が減ってきたら同じステージを繰り返して残機を集める必要もあって、やり込もうとすると「苦行」が必要なゲームでもありますね・・・
ステージは1つの「ゾーン」が3つのステージ+ボス戦で構成されていて、それが4ゾーンあります。
4つのゾーンをクリアすると最終決戦のステージに進めます。
携帯機器だからか1ステージをクリアするごとにステージセレクトに戻り、スコアも1ステージごとの集計となります。
ただ、残機はずっと累積していきます。
と言う訳で、ゲームとして見ると長所と短所があるゲームなのですが・・・
まあ、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」と言うゲームは、元々そういうゲームです。
決して遊びやすいジャンプアクションとは言えないのですが、このハデさ、スピード感、飛び交う演出こそが「ソニックの醍醐味」であり、最大の長所だと言えるでしょう。
だからヘタに遊びやすくするよりも、これはこれで「ソニックらしい」のでしょうね。
ここまでのグラフィックと演出を iPhone / iPod touch でも実現してくれた事については、間違いなく賞賛されるべきアプリです。
個人的な本音を言うと、私はソニック・ザ・ヘッジホッグというゲームは元々あまり好きではありませんでした。
不可避の死、突発的なダメージ、納得出来ないミスが多いゲームは好きではなく、俗に言う「覚えゲー」も好みではないです・・・
(それでもシリーズは一通りクリアしていますが)
ただ、このアプリが良いか悪いかで言うと、トップクラスの高クオリティーである事は確かです。
価格は 900 円と iPhone アプリとしては高めですが、クオリティーとボリュームを考えると決して高い値段ではないでしょう。
アプリと言うより、普通に「ゲームソフト」ですね。
今後、ソフトバンクやアップルのお店で展示される iPhone や iPod touch にも、プロモーション用に入れられるアプリではないでしょうか。
それだけの見た目と内容であることは確かです。
・ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードⅠ(iTunes が起動します)
【ちょこっと攻略】
あまりにもラスボスが強すぎる&倒し方が解りにくいと思うので、攻略を書いておきます。
倒せない方は参考にして下さい。
最初は普通にジャンプして体にぶつかっていけば OK です。 足には当たらないように。
腕を振り上げた時にぶつかりに行くとやられてしまうので注意。
上空に飛んでいったら画面右端に行き、落ちてくるタイミングで左に移動しましょう。
ロケットパンチは真上にジャンプすれば運が良ければかわせますが、やられた後のリング回収に集中しましょう。
何度かぶつかると体がショートして怒り始めます。
普通にアタックしても通用しなくなるので行わないで下さい。
突進攻撃は最初の一歩目の少し先にいれば当たりませんから、その位置を見計らいましょう。
後ろにバックしてくるのは右端にいれば当たりません。
ジャンプして降下した後、しゃがんだらロケットパンチが来るので左にジャンプ+ダッシュ(ジャンプ中にジャンプボタンタップ)して大きく逃げます。
その後、真上からロケットパンチがフラフラ落ちてくるので、地面に落ちてからこれに3回アタック。
するとパンチがボスに飛んでいきボスが仰け反るので、急いで本体に3回アタックします。
以後はこの繰り返しです。
後半は弾を撃ってきます。 落ちてきたロケットパンチをアタックする時に撃たれると厳しいので注意しましょう。 ロケットパンチから離れておけば、アタック時に撃たれた弾が邪魔になりにくくなります。
ジャンプしたボスの着地点が定まらないような反応になった時は最後の一撃が来ます。
画面左側に急いで移動し、ワザと食らうつもりで着地地点に入って、落ちてきたら速攻で一撃与えます。
ボスの着地と同時に地面が崩れ始めるので、ここで遅れると落下します。
ボスに一撃与えられたら、ソニックが脱出し始めてそのままクリアとなります。
それにそっくりな設定のゲームを、全方向スクロールシューティングの名作 Space Miner を開発したメーカー Venan Entertainment も発売しています。
それがこの「Ninjatown: Trees Of Doom!」です。
ちなみに Ninjump よりも、こちらの方が先に公開されたゲームです。
「Doodle Jump のような昇っていく系のゲームを作ろう。 ジャンプと言えばやっぱりニンジャだろう」みたい考えを、各メーカーが思ったんでしょうか。
2本の木の間を飛び移らせながら、ニンジャを上へ上へと昇らせていきます。
画面左側をタップすると左の木に、画面右側をタップすると右の木に飛び移るのですが、ジャンプする際に長くタップしていると大きく跳び、チョンとタップすると真横に近い形で低く飛びます。
また、画面を押し続けるとそのままよじ登っていきます。
途中に木の枝がある時は、その枝に掴まります。
そして画面を下にドラッグすると弓のように枝がしなり、離すことで反動で大きくジャンプすることが出来ます。
この時のジャンプの高さは木のしなり具合で調整が可能です。
木の幹から流れている樹液の部分に触れたり、敵にぶつかったり、滑る部分で下まで滑り落ちたり、その他 火山弾やら敵弾やらを受けたりすると落下してゲームオーバーになります。
このゲームの特徴は、操作していない時はニンジャは静止している事。
例えば Doodle Jump は常にピョンピョン飛んでいますし、Ninjump は常に走り続けています。
ショートゲームのジャンプアクションはこのような「常に主人公が動き続けている」ものが多いのですが、このゲームは任意に止まることができ、自分でタイミングを計ることが出来ます。
またもう一つの大きな特徴が、こうした「走り続ける系」や「昇り続ける系」のゲームは「運の要素」が強い場合が多いのですが、このゲームは運だけが原因となるミスはほとんどありません。
もちろんステージ構成やアイテムの出現はランダムなので、難しいシーンばかり出る事もあるし、アイテムが出ないこともあります。
しかしミスの要因で、「運悪く不可避の状態で落下した」というのはこのゲームではまずありません。
プレイヤーの失敗のみでミスとなるシステムで、やられた際にも納得がいきます。 この点はゲームとして優れている所だと言えますね。
強制スクロールや強制移動ではない分、「スピード感」に関しては他の同ジャンルのゲームには劣ります。
また、やや派手さに劣るのも否めないところでしょう。
しかしプレイヤーの腕前が反映されやすく、結果に対する「運の要素」も低いこのゲームシステムは、個人的には気に入っています。
ゲームとして見ると、Ninjump よりもこちらの方が優れていると言って良いと思いますね。
ホノボノ系のグラフィックも良い雰囲気だと思います。
iPad や iPhone 4 の Retina ディスプレイにも対応しており、これらの機種なら高解像度で画面が表示されます。
価格は iPhone 版は 230 円、iPad 版は 350 円。
内容を考えると値段相応ではないでしょうか。
Ninjump が無料なので、やはりそちらの方が人気や知名度は高いのですが、Ninjatown も海外では割と人気のあるゲームで、私的にももっと注目されて良いアプリだと思います。
・Ninjatown: Trees Of Doom!(iTunes が起動します)
・Ninjatown: Trees Of Doom! HD!(iPad 用です)