iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

アクション

Spider-Man : Total Mayhem

世界的人気のあのアメコミヒーロー「スパイダーマン」をテーマにした格闘アクションゲームが登場しました。
「Spider-Man : Total Mayhem」です。

開発・販売は Gameloft で、そのため日本語にも対応しています。
ある意味「ゲームロフトらしいゲーム」で、遊びやすくて解りやすい内容と言えますね。
スパイダーマンらしいアクロバチックなアクションと、いかにも「アメコミ」なセリフ回しのイベントシーンも展開されます。

Spider-Man : Total Mayhem

仮想スティックと3つのボタンでプレイし、ボタンはそれぞれ攻撃・ジャンプ・特殊技となっています。
特殊技は飛び道具のようなものですが、攻撃中に押すとスパイダーネットを使った攻撃が出るなど、ボタンの組み合わせて色々な技が繰り出されます。

攻撃すると自動で敵の方に向かっていくため、適当に連打してても当たります。
攻撃中にジャンプボタンを押すと敵を打ち上げ、さらに自分もジャンプして空中連続攻撃などを繰り出すことも出来ます。
ボタンを連打しているだけでほぼ半自動にハデなアクションを繰り広げてくれるので、手軽にカッコイイ連続技を出す事が出来ますね。

また、相手が攻撃してくると「スパイダーセンス」という緊急回避ボタンが現れ、これを押すと一瞬スローになって特殊な回避アクションを行ってくれます。
よってスパイダーセンスのボタンが出たらすぐ押すようにすれば、相手の攻撃は食らいません。
この回避アクションもカッコイイので、本当に手軽に格好良く戦う事が出来ます。

ただ、あまりにもお手軽すぎて、攻撃も回避もテクニックでやっている感じではないので、やや物足りなさもあるかも?
体力回復アイテム(緑の光)も割と頻繁に出るので、ハッキリ言ってザコ戦ではまず死にません。
敵が多いと緊急回避をしても別の攻撃を食らうことが多いので、「ボタン連打と緊急回避だけで無敵」というほど簡単な訳ではありませんが。

スパイダーマンらしく、糸でビルの谷間を飛び移ったり、ビルをよじ登ったりするシーンもあります。
谷間を飛び移るのはマークが出たときにジャンプボタンを押しっぱなしにするだけなので、お手軽に飛んでいく事が出来ます。
戦闘中にジャンプボタンを押せば、糸を利用した二段ジャンプなども行え、スパイダーマンらしいアクションをしてくれます。

Spider-Man : Total Mayhem

途中、ジャンプなどで足場を飛び移って行かなければならない場所もありますが、落ちても糸を使ってノーダメージでその場に復帰できたりするので、ジャンプが難しい場所でもそんなにストレスにはなりませんね。

そんな感じで、道中はサクサク進むゲームなのですが・・・
ザコとはうって変わって手強いのが「ボス戦」。

このゲームのボスは普通に殴っているだけでは攻撃が通用しないことが多く、1面のボスはまだしも2面以降のボスは(少なくとも難易度ノーマルだと)キチッとした「攻略」が解っていないと倒すことが出来ません。

道中の難易度との落差が激しく、普通に殴りに行っても全然倒せないので、「どうすりゃいいんだよコレ! 」となってしまう人も多いような気がします。
もうちょっと「ダメージが通っていないこと」が解りやすい表現の方が良かった気がしますね・・・

Spider-Man : Total Mayhem

まあ、このゲームはスパイダーマンだけでなく、原作に出てきた6体のボスが登場することもウリのようなので、ボスが手強いのもそのためでしょう。

全体としては、この手の格闘アクションとしては完成度の高いゲームです。
お手軽操作で派手なアクションができ、1ステージが長めで、12ステージ用意されているため、ボリュームもかなりありますね。
スパイダーマンらしいシーンも十分にありますが、どちらかと言うと映画のスパイダーマンではなく、アメコミのスパイダーマンです。

価格は高めの 800 円で、ゲームの内容を考えるとそれだけの価値のあるゲームだとは思いますが・・・
ただ、やり込むタイプのゲームではないので、高く感じる人も多いかも。
いずれにせよゲームロフトのアプリなので、セールを狙う人が多そうですね。
割引されていれば、狙い目のアプリだと思います。

・Spider-Man : Total Mayhem(iTunes が起動します)

The Incident

上から落ちてくる落下物をかわしながら、積み重なっていく物の上に上がって、ひたすら上空へと登り続ける。
そんな海外の「バカゲー」が、この「The Incident」です。

シンプルな内容ですが、落ちてくる物の種類がハンパじゃないぐらい豊富で、さらにファミコン時代のようなグラフィックとサウンドが独特な雰囲気を出しています。

theincident

ゲーム内容は先に述べたようにシンプルで・・・
本体の傾きでキャラクターを左右に動かし、画面タップでジャンプ。
色々な物が落ちてくるので、それをかわしながらひたすら上へと登っていきます。

画面下からは風船の付いたコインが飛んできて、これを 10 個集めると 1UP。 たまに宝石が出てきてこれも 1UP になります。
コインの代わりに体力回復の風船や、一定時間無敵になる風船、逆にダメージを受ける風船などが出現する事もあります。

ゲームシステムとしてはこれだけで、とにかくひたすらジャンプと移動で落ちてくる物をかわしながら、登り続けるだけです。

ただ、落ちてくる物の「脈絡の無さ」が笑えます。
看板とかイスとか電話ボックスとか、車とか家具とかピアノ、さらにモアイとかツタンカーメンとか、もうハチャメチャです。
そしてその数が非常に多く、ステージが進むとさらに増えていきます。
さらに背景も最初は町中ですが、そのうち山の上や空、そして宇宙へと・・・
その意味不明な落下物と背景のバカっぷりを見て楽しむのが、このゲームの楽しみ方でしょうね。^^;

直接的な「ギャグ」がある訳ではないのですが、個人的には「バカゲー」はこのぐらいの方が良いと思います。
あまりにウケ狙いだと逆に「痛々しく」思える場合が多いので、こんな風にさりげなく(?)おバカな方が受け入れやすいですね。

主人公はライフ制で、回復できずに3回ダメージを受けるとミスとなり、チェックポイントから再開となります。
その際、致命傷となった落下物が「トロフィー」になって飾られます。

theincident3

ジャンルとしては「ショートゲーム」になると思いますが、ショートゲームとしてはややプレイ時間が長めなのが難点でしょうか。
ちょっとした合間にやる、と言うのには向いていないですね。

後半ステージは落下物も相応のペースで落ちてくるようになりますが、最初のうちは難易度が低い分、落下物が落ちてくるのも遅めなので、クリアまで結構時間がかかります。
もっと最初からドカドカ落ちてくるモードがあっても良かったように思います。


でも、なかなか楽しめるショートゲームですよ。 個人的には好きなゲームです。
設定や落下物が笑えますし、落下物ごとにサウンドが違うなど、細部にこだわりも見られます。
ルールも解りやすいし、シンプルだけにハマれますね。

価格は 230 円で、内容からして 115 円~ 230 円ぐらいが妥当だと思うので、相応の値段ではないかと思います。
ちなみに、iPhone / iPod touch と iPad の双方に対応したユニバーサルアプリです。

・The Incident(iTunes が起動します)
 

魔界村 騎士列伝2

往年のカプコンの名作「魔界村」。
その魔界村の携帯アプリ版として開発されたのが「魔界村 騎士列伝」で、昨年(2009年)末に iPhone / iPod touch 版も公開されました。

この魔界村 騎士列伝、「魔界村は2週エンドで真のエンディング」という魔界村のお約束を完璧に無視し、2週目はなくストーリーも「未完の形」でゲームが終わっていましたが、その続きとなるのが今回発売された続編。
「魔界村 騎士列伝2」です。

(一般の)携帯アプリとしては昨年末にすでに発売されていましたが、iPhone / iPod touch 版はグラフィックが完全に一新されており、迫力のある 3D グラフィックで表現されています。

makaimura

魔界村は俗に言う「横スクロールのジャンプアクション」で、攻撃で敵を倒しながらジャンプで障害物を越え、最後にいるボスを倒せばクリアとなるゲームです。

オリジナルの魔界村は非常に高い難易度で知られていましたが、iPhone / iPod touch 版はかなり簡単な調整になっていて、あまりゲームをやらない方でもプレイ可能なレベルになっています。
今回の「2」は、前作よりさらに難易度が落とされている印象ですね。

ゲーム自体は前作「魔界村 騎士列伝」とほぼ同様です。
ただ、細かい変更点は多く、特に「方向キーやボタンの配置を自由に変更できるようになった」のは、嬉しい点でしょう。
前作は方向キーがやや画面中央寄りで、ボタンも横並びだったので指で画面が隠れる面積が多かったのですが、今回は自由に配置可能になっています。

ただ、操作性が良くなったかというと、決してそうとは言い切れず・・・
スティックがナナメに入りやすいため、しゃがもうとして横に歩いてしまったり、ボタンの反応範囲が広すぎて、攻撃のつもりで一緒にジャンプをしてしまったと言うミスが多発します。
前作はスティックがナナメに入りにくく、しゃがみたくないのに勝手にしゃがんでしまう事が多かったので、今回はすぐしゃがまないようにしたのだと思いますが・・・ なんだか調整が極端な印象。

この辺は個人差もあると思うのですが、私的には前作より誤動作でダメージを受けたり、下に落下してしまったりすることが多くなったので、前よりやりにくい気がしますね。

全体的なゲームスピードが前作より少し増しているのも、地味ながら重要なポイントでしょうか。


そして一番大きな変更点は、新しいプレイヤーキャラクター「パーシバル」の登場でしょう。
なんと「接近戦用キャラ」という、魔界村では初の性質を持ちます。

makaimura2

飛び道具がないんじゃ、このゲーム辛くない? と思うかもしれませんが・・・ 実際、ちょっと辛いです。

ただ、攻撃力がかなり高めに設定されていて、武器によっては火の玉が出たり前方三方向に氷が出たりするので、離れて戦う事も可能です。
また、見た目より攻撃判定が大きいので、慣れれば割と有利に戦う事も出来ますね。

さらにパーシバルの大きな特徴は「ダッシュ攻撃」が出来ること。
これはアーサーの魔法に相当するものですが、魔法の鎧がなくても使用可能で、ダッシュ中は無敵なので回避に使ったり、さらに「ジャンプ→上ダッシュ→ジャンプ」という操作で疑似3段ジャンプも可能です。

しかも場所によっては、このダッシュ攻撃で破壊できる壁があり、それを見つけることで「ショートカット」をすることも可能です。

makaimura3

こういう「別のルートを探す」というのは、魔界村では初めてだと思います。
色々な意味で新しい試みのキャラクターと言えますね。

また、ステージ開始時やミスした時の再開時には、おなじみの「ステージマップ」が表示されるのですが、その時に「一言アドバイス」が表示されるようになりました。
しかもその一言アドバイスはやられた場面に応じて変化し、例えば落ちて死んだらジャンプに関するアドバイスが、ボスで死んだらボスの攻略法などが表示されます。
この辺りも「初心者向け」「ライトプレイヤー向け」を意識しているなぁ、という印象ですね。

また、今回も「有料のパワーアップ」が色々と用意されており、どうしてもクリア出来ない人はそれらを使ってゲームを簡単にすることが出来ます。
iPhone / iPod touch は普段ゲームをしない人も多いので、こうした配慮は嬉しい点と言えますね。

ただ、この手のゲームに慣れている人だと、あっという間にクリア出来てしまうと思います・・・
私も今回アーサーでやったところ、そのままストレートに終わってしまいました。
ゲームは「クリア出来るから楽しい」というのもあるし、これはこれでいいのかなぁとも思いますが、何かの「やり込み要素」のようなものがもっと欲しかったようにも思います。
この辺りはアップデートに期待でしょうか。
(ただ、鎧がなくなって武器の強化や魔法もなしになり、宝箱の意味もなくなる、前作の「ボクサーモード」のような安易なモードの追加には反対ですが・・・)

また今作の欠点として、「進むべき道が解りにくい場面が多い」というのがあります。
下に落ちないと進めない場所があるのに下が見えず、どこから落ちればいいのか解らない、落ちたら死ぬ場所と死なない場所との区別が付かない、といったケースが間々あります。
こうした場面は前作にもあったのですが、今作はさらに増えています。

加えて、「少し待つと床が現れて先に進める」という場面で、その床が現れるのが遅く、しかも床を待たずに進むと死んでしまうため、「一度死なないとそれが解らない」という場面が何ヶ所かあるのが気になります。
初心者向けに調整するなら、こういう所こそもっと調整すべきだったように思います。


とは言え「魔界村 騎士列伝2」、iPhone / iPod touch のアクションゲームとしては、やはり完成度は高いです。
定価は 600 円と高めですが、それだけのボリュームと内容があり、現在は発売記念セール中なのでお得と言えますね。
ストーリーは前作の続きなので、出来れば「魔界村 騎士列伝(1)」をクリアしてからやるのをオススメします。

ただ、前作をクリアしてから2をやると、2はあっけなく終わる可能性もなきにしもあらずですが・・・

・魔界村 騎士列伝2(iTunes が起動します)
 

Pix'n Love Rush

古風なドットグラフィックと、ネオン色の新しいグラフィックが融合した、ちょっと変わったジャンプアクションゲーム。
それがこの「Pix'n Love Rush」です。

パッと見はスーパーマリオのようなジャンプアクションですが、次々と場面が変わりスクロール方向もその都度変化する、今までになかったタイプのゲームです。
言うなれば、ゲームボーイのスーパーマリオとメイドインワリオを足して2で割って、それを携帯向けのショートゲームにアレンジした形でしょうか。

pixnloverush1

画面左下の左右ボタンと、画面右下のジャンプボタン・ショットボタンで操作を行います。
こうしたジョイパッドタイプのゲームは操作しにくい場合が多いのですが、このゲームはボタンから指がかなり外れていても反応してくれるため操作性は良好で、やっていて操作しにくさを感じる事はありません。

「-」マークのコインをかわし、敵をショットで倒しながら、「+」マークのコインを集めていくのですが、場面が十秒~数十秒ぐらいの間隔で次々と変わっていきます。
固定画面あり、横スクロールあり、ジャンプで昇っていく縦スクロールありと、短い間隔で多彩なシーンが次々と現れます。

ミスせずに+マークのコインを取ったり敵を倒したりすると、画面右上の倍率メーターが上がっていき、一定量に達すると得点の倍率がアップ、同時に画面のグラフィックと BGM がチェンジし、全く違う雰囲気になります。
この次々とめまぐるしく変わるシーン&グラフィックが魅力と言えますね。

pixnloverush2

ゲームモードは「5min MODE」と「INFINITE MODE」の2つがあり、5min MODE は時間制限がある「5分限定モード」です。
ミスしなくても 300 秒でゲームクリアとなり、そこまでのスコアを競うもので、こちらがこのゲームのメインモードと言えます。
「INFINITE MODE」はミスしない限り延々と続くモードです。

難点は、一見シンプルなゲームなのに解りにくいルールが多いこと。
撃った弾はほぼ真上に放物線を描くように飛ぶのですが、この撃った弾に自分が当たってもダメージを受けます。
また、倒すべき敵と倒してはいけないキャラがいて、倒してはいけないキャラに弾が当たるとダメージになるのですが、この2つは見分けが付けにくいです。
さらにシーンの中には倒してはいけないキャラに敵が襲いかかる場面もあり、敵を倒して味方キャラを守らないとダメージになるのですが、この辺りの説明が全くありません。

操作に関してもジャンプせずに落下している時は空中でジャンプできるという仕様があり、これを知らないとミスが避けられない場面もあるのですが、非常に解りにくいです。

ショートゲームなのにシステムが解りにくいのは大きな問題なので、この辺は説明に含んでおくべきではなかったかと思います。
HOW TO PLAY の画面もあるのですが、「これを取って、これは取っちゃダメ」程度の簡単な説明しかありません・・・

しかしこの Pix'n Love Rush、やり方さえ把握できれば非常に楽しめるゲームです。
古いようで新しい新旧融合のグラフィックとゲーム性は、他にない独特でクールな雰囲気を感じる事が出来ます。
価格も 115 円とリーズナブルで、私的にも気に入っている、オススメ出来るアプリです。

・Pix'n Love Rush(iTunes が起動します)
・Pix'n Love Rush DX(後日発売された新バージョン。250 円)

Tilt to Live

iPhone / iPod touch を傾けて自機を動かし、赤いドットからひたすら逃げ回るシンプルなゲーム。
しかし優れたゲームバランスと操作性、デザイン性の高いグラフィックと演出で、単なるショートゲームに終わっていないアプリ。
それがこの「Tilt to Live」です。

なかなかハマり度の高いゲームで、面白さが解ると思わず長時間やってしまうスルメ系のゲームですね。

tilttolive

iPhone / iPod touch を傾けて「矢印」を操作します。
こうした傾きセンサーで操作するゲームは操作し辛いものが多いのですが、このゲームは比較的操作しやすく、割と思い通りに動かす事が出来ます。
この点はかなり調整しているのだろうなと感じます。

さすがに自由自在に、という程ではありませんが、このゲームの場合はその傾きセンサーによる微妙な操作感もゲーム性の1つになっている感じですね。

画面には次々と「赤い丸」が出てきて、自機を追いかけてきます。
これに当たらないようひたすら逃げ回るのですが、取ると赤い丸を撃退出来るアイテムも次々と出現します。
ただ逃げ回っているだけだといずれ追い詰められてしまうので、むしろ敵の間をかいくぐって積極的にアイテムを取りに行き、どんどん撃退して行く方が長時間生き残れます。

この「逃げ回るゲームだけど、むしろ積極的に反撃する方がいい」というゲーム性がうまくマッチしていて、ゲームの面白さに繋がっています。
連続で敵を倒していくと「コンボボーナス」が入り、ハイスコアも狙えるようになります。

赤い丸(敵)も単に自機を追いかけるだけでなく、合体して大きくなったり、矢印のような形になって飛んできたり、逃げ場を塞ぐように一列になって出現し直進してくるなど、その動きはバラエティーに富んでいます。
それに対する対処も考えないと、なかなか長時間逃げることは出来ません。

Agon というハイスコア登録システムに対応していて、Achivement(実績、特定条件を満たすことで得られるトロフィー)もあるのですが、このゲームの場合 Achivement を獲得していくことで、新しい「反撃アイテム」を手に入れることが出来ます。

tilttolive3

おかげで積極的にアチーブメントを取りに行こうという気になれますね。
アイテムが増えるほどゲーム展開もラクになり、さらに高スコアが狙えるようになります。
ブラックホールとかの派手な攻撃アイテムもあるので、ゲーム展開も変わってきます。

ゲームモードは3つ、通常の Classic、最初から攻撃が激しい Code Red、残機制で横スクロールのゲームになる Gauntlet。
Gauntlet は言わば「イライラ棒」のような展開で、こちらもなかなか楽しむ事が出来ます。

tilttolive4


あえて難点を言うと、「本体を傾けて赤い丸から逃げ回る」というシンプルで、ある意味「非常にありがちな内容」なので、ある程度やり込まないと面白さやゲームの良さが理解出来ない点でしょうか。

最初は攻撃アイテムの種類も少ないし、赤い丸に当たったら即ゲームオーバーで、操作も「傾きセンサー」というやや慣れが必要なものなので、早々に見切りを付けられやすい内容だと思います。
実際、私も最初にやったときは大して面白いとは感じませんでした。

やればやるほど面白くなるスルメ系ゲームですが、それを感じられるようになるまでやや時間がかかる、そんな印象はありますね。


でも Tilt to Live、シンプルながらハマってしまうゲームですよ。
クールなデザインと軽快な BGM で演出面でも優れていて、iPhone にもマッチしています。
価格も 230 円とお手頃なので、お得感もあります。
オススメ出来るアプリの1つですね。

・Tilt to Live(iTunes が起動します)
 

ElectroMaster

iPhone / iPod touch では結構、「古いゲームを模したアプリ」が公開されています。
ファミコン時代のグラフィックやサウンドが意外と世界的にウケているのは、やはり価格や技術的な理由で、相応にユーザーの年齢層が高いためなんでしょうかね・・・
こういうアプリが多いのは、そういうものの方が作りやすい、というのもあるような気がしますが。

と言う訳で今回ご紹介するのは、そんなオールドテイストの、ビームを撃って敵を倒しまくるアクションゲーム。
「Electro Master」です。

electromaster

ポニーテールにした初音ミクが水色の髪の女の子が、大量に出てくる鏡音リンやセーラームーンを黄色の髪やセーラー服の女の子をビームでバリバリ倒しまくります。

画面をタップすると自分のキャラがその場所に移動しつつ、「ビームのチャージ」を行います。
そして指を離すとビームが発射され、チャージしている時間が長いほどビームも長時間撃ち続けます。

このビームはキャラクターが向きを変えると、それに合わせて発射方向が変わります。
よって長めにチャージしてビームを発射した後、キャラクターを一回転させると、ビームも画面全体をなぎ払うかのように一回転し、周囲の敵キャラクターをまとめてぶっ飛ばします。

ビームは敵にダメージを与えるのではなく「押し退ける」もので、敵の倒し方もビームで倒すと言うよりは、「ビームで画面外に押し出す」といった感じです。
敵を全滅させればステージクリア、敵に当たってしまうとダメージを受けハートが減り、ハートがなくなるとゲームオーバーです。


ルールも見た目もシンプルなので、最初は「あ~、この程度か~」とか思ったのですが・・・
ステージが進むと大量の敵が出てくるようになり、敵の集団に向けてチャージビームをブンブン振り回し、ボコボコ当てまくるのがだんだん爽快になって来ます。

敵にビームを当てるとスコアが表示され、連続で当てると最大 51200 点まで倍率が上がります。
先のステージに進むと画面を埋め尽くすほど敵が出てくるので、ビームも当てまくることができるようになり、画面中に 51200 の表示を出しまくって 400 コンボとかが出来るようになります。
こうなるとやっててかなり気持ち良くなりますね。
いかに敵が多い状態で長くチャージできるかがポイントでしょうか。

ゲームモードはスコアを競う「ストーリー」と、ステージ数を競う「サバイバル」があるのですが、ストーリーと言っても物語性はあって無きが如しです。
単にスコアモードとステージモードという感じですね。
難易度は Easy や Lunatic、Phantasm などの、どこかで聞いたようなものが5段階用意されています。

electromaster2

全体的に昔のアーケードゲーム風の画像とサウンドになっていて、画面には「スキャンライン」(ブラウン管の画面に生じる縦線)が再現されており、さらに起動時には昔のアーケードゲームのスイッチを入れたときに表示されるノイズまで表現されます。

ただ、こうしたファミコンテイストやオールドテイストは好きな人は好きだけど、そうでもない人にとっては「単なるショボイ画面」なので、この点は賛否が分かれるところでしょうか。
また、指を置いた場所の真下に自機が移動するため、自機とその周囲が指で隠れて確認しにくいのもやや難点です。

最大の難点は、この見た目とシンプルな内容で、価格が 350 円なところでしょうか。
高すぎる価格ではありませんが、ショートゲームとしてはやや割高で、ちょっと手を出しにくい値段です。
ただ、ゲームは本当に爽快感があり、それでいてシンプルにまとまっていて、結構ハマれます。
個人的にはかなり好きなゲームですね。

※現在は無料か 85 円で公開されている模様です。

この昔風の画面やショートゲームが嫌いでない人には、私的にはオススメしたいアプリです。

・ElectroMaster(iTunes が起動します)

Robin Hood: Rebellion

イギリスのヒーロ-「ロビンフッド」が活躍する横スクロールの格闘アクションゲーム。
それがこの「Robin Hood: Rebellion」です。

iPhone / iPod touch の横スクロール格闘アクションとしては「PrincessFury」が人気ですが、それによく似たゲームシステムと雰囲気のゲームですね。
そして内容も、PrincessFury に勝るとも劣らない面白さがあります。

robinhood

次々と出てくる敵を剣や弓、斧などの武器を使って次々と倒していきます。
操作性は良好で、やっていて操作のしにくさを感じる事はありません。

このゲームが他の横スクロール格闘アクションと違うのは、接近攻撃よりも飛び道具である「弓」が主力な事。
ロビンフッドと言えば弓の名手として知られていますが、そのためこのゲームでも無理に接近戦をするより、遠くから弓を撃ってヒット&アウェイで戦った方が有利です。
ただ、接近攻撃にも複数の敵をまとめて攻撃出来たり、威力が高めという利点があるので、飛び道具と格闘を使い分けるのがポイントですね。

ボタン連打で1セットの連続攻撃が出るという事はなく、攻撃はすべて単発です。
しかし剣や弓の攻撃は連射できるので、ザクザクと敵と攻撃する爽快感はあります。
また、武器の中には連発できない斧や投げナイフなどもあり、これらを4つのボタンに装備できるので、例えば「投げ斧→弓」や「斧→剣連打」という使い方もポイントになります。
言わばこれが連続攻撃とも言えますね。

敵が落とすお金や水晶玉を集める事で、武器や自分の能力をパワーアップさせたり、魔法を使用可能にすることも出来ます。
武器はパワーアップすることで性質が変わり、例えば弓なら貫通するようになり、剣なら高速で連打できるようになります。
水晶玉は武器に装着することで、炎の玉なら敵がしばらく燃える、氷の玉なら敵が一定確率で凍り付く、などの追加効果も付加されます。

robinhood2

先のステージに進むと敵も相応に手強くなりますが、難易度はそれほど高くなく、さらにやられてもそのステージで得たお金や水晶玉を持ち帰れる親切設計になっています。
そのためやられまくっていてもお金が貯まり、キャラクターを強化できるので、何度もやっていればいずれクリア出来ますし、ストレスも貯まりません。

ただ、この親切設計がアダとなってか・・・ 割とサクサク進めるので、集中してやると短時間でオールクリア出来てしまいます。
ステージは 7x4 で 28 ステージと相応にあるのですが、そんなに苦労せず進めるため、ややボリューム不足を感じてしまいます。

だからと言ってこの親切設計が悪いという事は出来ませんが・・・
オールクリアしても、「もっと遊びたかった」という印象を受けるのは拭えませんね・・・

また PrincessFury と比べた場合、「味方の兵士がいない」というのがちょっと見劣りする点です。
ロビンフッドは仲間や民衆と共に挙兵して暴君に立ち向かうストーリーなので、出来れば味方兵士も欲しかったのは本音ですね。


とは言え、230 円でここまで遊べれば十分でしょう。
ゲーム自体は非常に面白く、操作性も良く、完成度も高いです。
今はセールで 115 円なので、尚更お得です。

パワーアップが中途半端でもオールクリア可能なので、出来ればアップデートで追加ステージやエンドレス、2週目などを導入して欲しい気もしますが・・・ まあ、この価格でこれ以上言うのもちょっと贅沢でしょうか。
解りやすい内容ですし、誰でも楽しめる難易度なので、お勧め出来るアプリですよ。

ちなみに余談ですが、ロビンフッドは 12 月に映画が公開される予定です。 一応、それに合わせてたりするのでしょうか・・・?

・Robin Hood: Rebellion(iTunes が起動します)
・Robin Hood: Rebellion Lite(iTunes が起動します)
 

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