iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

アプリ

HoloToy

今流行りの「3D(立体視)映像」。
3D テレビが各社から次々と発売され、ついにニンテンドー DS まで 3D バージョンが登場するご時世ですが・・・

そんな中、なんと「iPhone / iPad で立体視映像を実現した」というフレコミのアプリが登場しました!
各メディアや情報ブログでこぞって取り上げられ、大きな話題になっている・・・
そんなアプリが今回ご紹介する「HoloToy」です。

holotoy

でもコレ、実際に使ってみると、「アレ? なにか違う・・・」
そう簡単に 3D に見えないのです。

正直言って、このアプリは話題ばかりが先行している印象があります。
しかしこのアプリ、色々な意味で「必見」であり、非常に興味深くもありますね。
まずは説明をする前に、以下の YouTube の映像をご覧下さい。



どうでしょう? 「すごい! 立体的に見えるっ!」 と思った方が多いと思います。
私もこの映像を見たときは「凄い」と思いました。
だからこそ、各サイトやブログでこぞって取り上げられたのでしょう。

ところがこのアプリ、実際に使ってみると・・・
全然立体に見えないのです!!

上記の映像だと確かに 3D (立体)に見えます。
ところが実物を(普通に)見ると、まったく立体じゃありません
単に本体の傾きに応じて画像が動いている・・・ それだけ。
最初に見た時はかなり「ガッカリ」でした。

では一体なぜ、YouTube の映像で立体的に見えるのに、実物が立体的に見えないのか?

原理はよく解らないのですが、YouTube の映像は「平面の中にある疑似立体映像だから、立体的に見える」のです。
二次元の映像による、平面の画面の中の、疑似立体映像。
これだと(難しい理由はともかく)立体に見えます。

ところが実物は、同じ iPhone の画面の中にある疑似立体映像であっても、それを三次元の視点で見ているためか、それは平面にしか見えないのです。

では三次元の世界でも、これを立体的に見る方法はないのでしょうか?
実はあります。 片目をつぶって遠近感をなくせば良いのです
これは私も iTunes のレビューにそう書いてあるのを見るまで気付かなかったのですが、片目をつぶってから見ていると・・・
「立体的に見える!!」

これはなんとも不思議でした。
アプリのヘルプには、「iPhone を腰の高さの、目線から 45 度の位置に持って行って下さい。 そしてより大きな錯覚のため、片目を閉じて下さい。 そして iPhone を中心から傾けるように動かして下さい」と書かれています。

脳内で立体的に見るための暗示をかけないと上手く見えない場合もありますが、確かにうまくやると立体的に見えてきます。
YouTube の映像でそうなっているように、周囲は暗い方が良いようです。
例えば下の画像の数字が書かれた看板は、うまく立体視が出来るようになると手前に飛び出しているように見えます。

holotoy3



実物はYouTube の映像ほど綺麗な立体に見える訳ではありません。
これはきっと、完全な二次元の世界である映像と、片目をつぶっていてもやはり三次元であるこの世界の違いなのでしょうね。
でもなかなか面白い、貴重な体験が出来るアプリです。


ただ、このアプリはあくまで「立体映像の体験が出来る」というものに過ぎません
一応ゲームのようなものはあるのですが、非常に単純で、やってて楽しいと思えるものではないです。

iPhone を傾けて絵が正常になる位置を探すパズル、段差に落ちないようにジャンプしながら進むアクションゲームなどがありますが、あくまでおまけ程度ですね。
ゲームとして楽しむものと言うより、画像を立体的に見るための実験という感じです。
それ以外には、ボールを転がすものや熱帯魚が泳いでいる水槽、動くロボットなどがありますが、そんなに種類が多い訳ではありません

正直、そんなに長く楽しめるものではないので、ゲーム的な楽しさは一切期待しないで下さい。
立体映像の体験をして「うひょー!」って思ったら、それで終わりです。
でも立体的に見えるようになると、眺めているだけでも相応に楽しいですけどね。


オススメかどうかは正直、微妙です。
あくまで「立体画像の体験をする」というだけのアプリだし、上手く立体に見えない人も多いでしょうから、それで有料であることを考えると万人にはお勧めはし辛いです。

ただ、価格は 230 円と安めなので、試してみる価値はあるのではないでしょうか。
あまり過剰な期待を持たずに楽しむ分には悪くないと思います。
YouTube の映像が有名になっただけに、過剰に喧伝されている傾向がありますが、期待を持ちすぎているとガックリ来るかも・・・
なお、iPad の大きな画面にも対応しています。

私的には、たとえ実験的なアプリであったとしても、もうちょっと「使っている人を楽しませる工夫」があっても良かったのではないかと思います。
でも、今後が楽しみな技術である事は確かですね。

HoloToy(iTunes が起動します)
 

Poker Smash

ポーカーを使ったスライドパズルが、この「Poker Smash」です。
下からどんどんせり上がって来るトランプのカードを横に動かし、縦か横の一列でポーカーの役を作ればカードが消えるパズルゲームです。

元は XBOX のダウンロード用ソフトだったようで、iPhone / iPod touch 版はその移植と言えますね。
XBOX 版は相応に人気があったようです。

pokersmash

下から 10、J、Q、K、A のトランプのカードがせり上がって来ます。
1~9 のカードは存在しないため、そのぶん役はそろいやすくなっています。
カードは横に動かせますが、上下には動かせません。
カードを動かして「スリーカード」以上のトランプの役を作ればスコアが入りカードが消え、連鎖になれば得点に倍率がかかります。
カード消滅中にも別のカードを動かす事が可能です。

カードは横にいくらでもスライドさせられますが、上下には動かせません。
ただ、下に何もない場所に移動させるとカードは下に落下します
また「爆弾」を使用してカードを1枚消すことができ、この時は上にあるカードが落ちてきます。 ただし爆弾には限りがあります。

たまに画面左に特定の役が表示され、それを時間内にそろえるとボーナスが加算されます。
通常時のスコアの増加は少なめなので、このボーナスをうまくゲットしていかないとなかなか点は高くなりません。
カードが画面上部までせり上がってしまうとゲームオーバーです。


そして、ゲームが面白いかどうかですが・・・
個人的な感想としては、「普通」。

そんなに難しく考えなくても良く、プレイしやすくて、初心者の方でも遊びやすいゲームです。
エレキギターが特徴的なロック系の BGM も良く、カードが光り花火が上がる演出も綺麗です。
だから悪くはないのですが、ただやってて「すごい!」とか「気持ちいい!」と思うようなところもなく、全体的に「普通」
操作性も悪いという程ではありませんが、カードの動きがあまりスムーズとは言えず、この点も「普通」
パズルとしても大連鎖が起こるようなものではなく、普通の連鎖が普通程度に起こるような、普通な内容です。

まあ、良くある普通のスライドパズルの1つかなぁ、という印象ですね。
もうちょっとカードの動きが良く、サクサク消していけるゲーム展開なら、もっと楽しめる気がするんですが・・・
現在はカードを動かす時に少し引っかかるような感じがあるので、ここはアップデートで改善して欲しいところです。

価格は 230 円で、普通です。 普通程度にオススメいたします。

Poker Smash(iTunes が起動します)
 
 
【追記】
カードの動きが悪いのは iPhone 3G だったからのようです。
iPod touch 第三世代(3GS 相当)で試したところ、カードの動きはスムーズでした。
でもそんなに重くなるようなグラフィックやゲーム性ではないと思うので、旧機種への対応が不十分という事でしょうか・・・?
3GS か最新 iPod touch なら操作性の問題はないようです。

 

kozeni

タップで小銭を取る。 それだけ。
でも非常にリアルなグラフィックと、シンプルながら運と実力のバランスが良くて思わず何度もやってしまうセンスのあるゲーム。
それがこの「kozeni」です。
無料版の「kozeni Lite」もあって、こちらでも十分楽しめます

まずは画面を見て下さい。
このリアルなグラフィックが、このゲームの魅力の大半ですからね。

kozeni

このリアルな小銭の絵!
これ、アプリを落とした人は実際に手持ちの硬貨と見比べて欲しいのですが、実物大なのです
それがますますリアル感を醸し出しています。

ゲームは非常にシンプルで、タップして時間内にお金を取っていくだけ。
取った分だけスコアになります。
ただ、同じ硬貨を連続で取るとボーナススコアが加算され、例えば8連続で取ると +10000 のスコアが入ります。
これは 500 円硬貨でも 1 円硬貨でも同じ。
だから硬貨の種類に関わらず、とにかく同じコインを連続で取ることがハイスコアを狙うコツとなります。

iPhone / iPod touch を振ると「ジャラジャラ」と音がして、全てのコインが動きます。
また、邪魔なコインをドラッグで1枚ずつ動かす事も出来ます。
これらをうまく使って、同じコインを一気に取るのがポイントですね。

しかし制限時間は短く、欲しいコインが取りにくい場所にある事も多いので、同じコインをまとめて取る事だけを重視していると、あっという間に時間が尽きてしまいます。
急ぎつつ同じコインを狙う・・・ このバランスが非常に良いゲームです

プレイごとに各コインの枚数は違うので、運の要素も絡んできますが、短時間で終わるので繰り返しプレイしても苦になりません。
むしろ思わずハイスコアが出るまでリトライしてしまいますね。


いわゆる「一発ネタ」のゲームなので、ボリュームを期待している人には向きませんし、ゲーム自体は誰でも思い付きそうな内容ですが、この非常にリアルでセンスあるグラフィックと、シンプルながらバランスが取られたゲーム性は魅力があります。

どちらかと言うと「環境アプリ」や「おバカアプリ」のようなものが好きな人に向いているものだと思います
人を選ぶアプリですが、好きな人はかなり気に入ると思いますよ。
ちなみに私はこう言うのは大好きです。

115 円の有料版には、指定の金額分だけ小銭を取っていく Checker と、小銭を両替していくゲーム(例えば 10 円玉を5枚取ると 50 円玉になり、50 円玉を2つ取ると 100 円玉になるといった具合)の Exchanger の2つのゲームが追加されています。

でもメインは無料版にもある、ここで紹介した「Kozeni」ゲームだと思うので、まずは Kozeni Lite をやってみるのをオススメします。
見た目のインパクトがあるので、人に見せる宴会用アプリ(?)としても良さそうですね。

kozeni(iTunes が起動します)
kozeni Lite(iTunes が起動します)
 

Coin Dozer

ゲームセンターでよく見かける古典的なコインを落としゲーム
それが iPhone / iPod touch アプリになりました!
それがこの「Coin Dozer」です。

シンプルですが無料で楽しむことができ、思わずハマってしまう楽しさがあります。
私も最近、毎日1度はこのゲームをプレイしていました。

旧バージョンにはバグがあり、条件を満たすとコインがいくらでも増える問題がありました。
(特殊コインを取った時のボーナスが、全コインに適用されるバグがあった)
それが修正された後、旧バージョンをやっていた人から「コインが増えなくなった! フザケルナ!」という意見が続発、そのため iTunes のレビューが荒れまくっていますが・・・

今からやる人はそんなの関係ないし、コインがいくらでも増えた状態は本来のバランスではありません。
今の状態でも十分面白いアプリだと思います。

coindozer

画面上部をタップするとコインを落とせます。
数枚のコインをまとめて落とす事も可能です。
落としたコインは前後している壁に押され、それにより場にあるコインが手前に押し出されます。
手前の穴に落ちたコインは自分のものになります。
誰もが1度はゲーセンで見たことがあるでしょう。

たくさんのコインをまとめて落とすと「スペシャルコイン」が出現、それをゲットすると大量のコインが投下されたり、巨大コインが落ちてきたり、左右のガーターゾーンに一定時間壁が出来るなどの効果が生じます。
たまに「ヨーヨー」や「ぬいぐるみ」などが落ちてきて、それを集める事でゲームが有利になる特典を得られるという楽しみもあります。

コインは1枚1枚「物理シミュレート」されていて、意外に高い技術が使われています。
ただそのために、多数のコインがまとめて動くとやや重くなります

コインは時間で補充されます
プレイ中は30秒で1枚、ゲームをしていない時は1時間で5枚ずつ蓄積され、最大 40~50 枚貯まります。
使い切ったら、続きはまた明日(もしくは数時間後)という感じですね。
この点は賛否あると思いますが、ハマり過ぎないので悪くないと思います。
どうしても続きがしたい人は・・・ 邪道ですが、iPhone の日付をいじると・・・

シンプルながら非常にハマり度の高いゲームです。
ゲームセンターのコイン落としが、何十年経っても現役で稼働している理由が解りますね。


前述したように iTunes のレビューには「アップデートでコインが貯まらなくなった! 最悪だ!」と叫んでいる意見が多くあります。
でも、いくらでもコインが貯まるんだったらもうゲームとは言えない訳だし、バグでそうなっていたのだから修正されるのは当然で、私は今の状態が正常で、かつ十分に面白い内容だと思います。

ただ、バグでコインが増えまくる状態は「がんばってアイテムを溜めて、その末にやってくる状態」だったため、それはある意味「パチスロのフィーバー状態」だった訳で、そういうのがあるというのもゲームの面白さであった事は確かでしょう。

アップデートで怒っている人は「フィーバーが終わって怒っている人」のように私には見えます。
フィーバー中は確かに楽しいので、それが終わったら気に入らないのは当たり前ではありますが・・・ でも、「ずっとフィーバー」でどこまで楽しいのかも疑問で、この辺りは難しいところです。
ただ、「何かのタイミングでコインがドーンと増える演出」も欲しいのは確かですね。


ともかく、「Coin Dozer」は私的にはオススメです。 何より無料ですし。
iTunes のレビューが荒れていますが、これから始める人には関係ない意見ばかりなので、内容の是非は自分でプレイして判断するのをオススメします。

アップデートも割と頻繁で、先日のアップデートではコインの動作の改善や、アプリを落とした時に配置がリセットされていた問題などが修正されました。

私的には、有料でも良いからもっとパワーアップしたコイン落としゲームもプレイしたいなぁ、なんて思います。

Coin Dozer(iTunes が起動します)
 

Finger Physics

欧米のランキングで1位を獲得、すでに世界で数百万ダウンロードを達成した物理シミュレーション系のパズルゲーム。
それがこの「Finger Physics」です。

完成度の高さに加えて、ステージ数も非常に多く、それでいて 115 円という格安
無料体験版でも 60 以上のステージがプレイ出来るというお得なアプリで、高評価を受けているのも頷けるパズルです。

Finger Physics

このゲームにはクリア条件が異なる数種類のステージがあります。

1つはブロックを順番に配置し、全部配置し終わった後に5秒間安定を保っていればクリアとなるステージ。
1つはブロックを出来るだけ高く配置していき、一定のライン以上の高さで5秒間の安定を保てばクリアとなるステージ。
もう1つはブロックをタップで消していき、画面上部にあるタマゴ型の球体をお皿の中に入れればクリアとなるステージです。

さらにこれらのクリア条件に加えて、重力の影響が少ない月面ステージ、軽いブロックは浮き重いブロックは沈む水中ステージ、くっつく磁石のブロック、ぶつかると爆発するボムブロックなど、様々なステージやブロックが登場します。

Finger Physics

多くのステージやブロックが出てくるおかげで展開に変化が与えられていて、クリアしていく楽しみがありますね。

パズルとしての難易度はそれほど高くなく、すでに配置したブロックを後から動かす事も出来るので、割とサクサクとクリアして行くことが出来ます。
また、各レベルのステージを全部クリアしなくても、2/3 クリアすれば次のレベルに進めます。
よってパズルが苦手な方でも遊びやすいゲームです。

ただ、手強いパズルゲームがやりたい方にはやや物足りないかもしれません。
熟慮して解法を導き出していくタイプのパズルではないので、ステージクリアの達成感はちょっと低めでしょうか。
一応、各ステージに 金・銀・銅 のクリアランクがあって、金を狙ってクリアしようと思ったら相応に難易度は上がります。

1つのレベルに9のステージがあって、それが 21 レベルもあるのでステージ数は 189!
Doodle Jump の主人公が出てくるボーナスレベルと、メール登録すると追加されるボーナスレベルを加えると、ステージ数はなんと 200 を越えます。
それで価格が 115 円。 コストパフォーマンス良すぎですね。
アプリ内課金で追加できるレベルもあります。

無料版でも7レベルあるのでステージ数は 63。
これでも十分に遊べるので、まず無料版で試してみるのもオススメです。
操作性も良く、ホノボノ系のグラフィックも綺麗で、BGM も高水準です。
登場後、すぐに欧米で大ヒットしたのも頷けます。


あと、このアプリがこれだけのヒットになったのは、やはり低価格と十分なボリュームがある無料体験版のおかげだと思われます。
価格が安いとメーカーの利益は下がる訳ですが、iTunes のレビューや評価の★は安い方が甘くなりますし、良いゲームが安ければユーザーが増え、それによってネット上の口コミによってさらに評価が高まる好循環が生まれます。

やはりユーザーに「お得感」を与える事が、iTunes でのアプリ販売には必要だと思います。
以前、Smashed を「無料体験版でケチって失敗した例」として紹介しましたが、このゲームはその逆のパターンと言えそうです。
無論、いくら価格が安くても内容が伴っていないとヒットにはならない訳ですが・・・


と言う訳で Finger Physics、オススメ出来るアプリです。
どちらかと言うとパズル好きの人より、パズルをそれほどやらない方や、あまりゲームアプリをやらない人の方が楽しめるかもしれません。
1ステージにかかる時間が短くてステージ数が多いので、通勤時間などに少しずつ進めて行くゲームが欲しい方にもオススメです。

Finger Physics: Finger Fun(iTunes が起動します)
Finger Physics Free(iTunes が起動します)
 

PrincessFury

お姫さまが次々と出てくる敵を斬り倒す、横スクロールの格闘アクションゲーム
それがこの「PrincessFury」です。

「ファイナルファイト」や「天地を喰らう」などによく似たゲーム性の、横視点の 2D 格闘アクションゲームで、この手のゲームは 1990 年代に大ヒットしました。
最近はあまり見なくなったのですが、面白いゲームジャンルであることは間違いなく、以前ご紹介した「The Simpsons Arcade」もその1つです。

iPhone / iPod touch には、割とこういった解りやすいゲームの方が合うかもしれません。

PrincessFury

大剣をブンブン振り回して戦うお姫様を操作し、並み居る敵を次々と倒していきます。
操作は画面左下の疑似ジョイパッドと、画面右下の攻撃ボタンで行い、パッドの操作性はかなり良好です。
攻撃ボタンも押しっぱなしで連続攻撃してくれるので、連打する必要は無く、iPhone に向いた操作方法になっていますね。

ステージをクリアすることで経験値が入ってレベルが上がり、必殺技を覚えることが出来ます。
必殺技は3つまで装備でき、画面下のボタンで繰り出すことが出来ます。
一度使うとしばらく使えなくなりますが、使用回数の制限はないので、割と出しまくることが可能です。
周囲に落雷を発生させたり、突進攻撃や乱舞攻撃を行うなど、いくつかの種類が用意されています。

PrincessFury

このゲームの最大の特徴は、「仲間」がいることでしょう。
ステージが進むと仲間となるキャラクターが徐々に増えていき、最大7人まで従えられます。
しかも仲間も戦闘でレベルが上がり、高レベルになった仲間は結構強いです。
おかげで中盤以降は敵と味方の双方が乱戦を繰り広げる展開となり、戦闘はどんどん派手になっていきます。

PrincessFury

ステージも単に敵を倒すだけでなく、「クリスタルを防衛せよ」「敵のクリスタルを奪取せよ」「ボスを倒せ」「味方をエスコートしろ」などの、複数のミッションが存在します。

難易度は高めですが、クリア済みのステージを再度プレイして経験値を稼ぐ事が出来るため、レベルアップしてから挑めば難しいステージもクリアしやすくなります。
ただ、レベルアップに必要な経験値が表示されておらず、中盤以降はなかなかレベルが上がらないので、成長の目安が解りにくいのは難点でしょうか。

また、後半ステージのボスはかなり手強く、多少レベルアップした程度では敵わないので、倒すには「攻略」を見つける必要があります。
しかしこの手のゲームが得意でない人には、ちょっと厳しいかも。
(ファイナルファイトの2面以降のボス・・・ と言えば解る人には解るでしょうか。 正面から突っ込んで勝てるような相手ではありません)


総合してみると、かなり完成度の高いゲームと言えます
操作性が良く、グラフィックや演出も綺麗で、戦闘も派手、しかもサクサク動きます。
もちろんゲームも面白く、横スクロール格闘アクションとして遜色ない出来栄えです。
日本語表示に対応しているため、解りにくさもありません。
しかもこれで 230 円という安さですから・・・ 文句なくオススメですね。
ただ、普段ゲームをやらない人だとクリアは困難かもしれません。

iPhone / iPod touch のアクションゲームとしては、本命になり得るアプリだと思います。

PrincessFury(iTunes が起動します)
 
 
【後日追記】
後半ステージの難易度がかなり高いので、ちょっと攻略を掲載しておこうと思います。
行き詰まっている人は参考にしてみて下さい。


【ちょこっと攻略】

・Stage 3-2
たぶん最初に詰まるステージ。
ビショップの護衛をするのですがボスが出てくるため、それを何とかしないとビショップがボスに殴られて終わってしまいます。
ここはパワースマッシュでボスを押し退け、ビショップから引き離してから必殺技を中心にして速攻で倒して下さい。

・Stage 3-5
ある程度の速攻が必要。
緑の魔法攻撃をしてくる敵の呪術師はパワースマッシュやサイクロンを撃って優先して倒すこと。
ボスは無視しても良いです。

・Stage 4-1
ボスステージ。まともに戦っても勝てません。
逃げながら必殺技を溜め、上下からサンダーボルトを撃って倒しましょう。
じっくり時間をかけて戦う事

・Stage 4-2
実はここ、味方のレベルがある程度あれば、散開命令を出してから放置しても・・・

・Stage 4-3
ボスステージ。ハンパなく強いです。
横に並ぶと突進されるので真横から接近しないこと。 逃げる時はジグザグに動こう。
逃げながら必殺技を溜めてサンダーなどで攻撃する。 中央で相手が突っ込んでくるタイミングでサンダーを撃とう。
撃ち終わったら縦に動いてボスの攻撃を避けること。 ボスがやや下にいるなら上に、やや上にいるなら下に動こう。
画面端に追い詰められたらパワースマッシュで反対方向に逃げる
体力が半分になると巨大化攻撃をしてくるが、当たり判定がよく解らないうえに広範囲なのでパワースマッシュを使ってダッシュで逃げる。
この時、ボスから遠いならボスの逆に、ボスに近いならボスの後ろに向かってダッシュしよう。

・Stage 4-4
レベルは 18 ぐらいないと厳しいです・・・

・Special Stage
ラスボス戦ですが、「スペシャルステージ」と書いてあるので、むしろおまけボス?
逃げながら必殺技を溜めて、隙をみてサンダーやメルトダウンで少しずつ減らそう。
ダウンさせると起き上がりに長射程で強力な斬り攻撃をするので、必ず横軸をズラしておくこと。
画面端に追い詰められたらパワースマッシュで反対方向に逃げる。
突っ込んで来たのを避けるとしばらく無防備のまま後退していくので、この時に近づいて相手の進行方向を斬ると通常攻撃が1セット入る。
体力が半分になると起き上がりに出していた長射程斬りを連発しはじめ逃げるのが困難になるので、パワースマッシュを使っておもいっきり離れるか、上下から近づいて必殺技で果敢に攻めよう。
ダウンさせた時に必殺技が使えるなら、上下から近づいてさらに必殺技でたたみかけよう。

あと、ネタバレになりますが、知らずにクリアするとガッカリするので書いておこうと思います。
このゲーム、(現時点で)エンディングはないです。
  

iBomber 2

高々度爆撃機で上空からポイポイ爆弾を投下し、地上の標的を爆撃するゲーム「iBomber」。
その iBomber の続編「iBomber 2」が登場してます。

前作は日本軍&日本基地を爆撃していましたが、今作は部隊がヨーロッパ戦線に変わり、ドイツ軍を爆撃することになります。

レーダーが広範囲になって敵を探しやすくなり、スピード調整もしやすくなって低速で敵を狙えるなど、プレイアビリティー(遊びやすさ)も向上しています。
グラフィックも綺麗になりました。

iBomber 2

操作は iPhone / iPod touch を傾けて行い、ボタンで爆弾をポイポイ投下します。
上空から地上のちっこい敵を狙うので、爆弾はなかなか当たらないのですが、今作は本体を後ろに傾ければかなり低速になるので、ゆっくり狙うことで前より当てやすくなりました。

敵を倒すと広範囲爆弾や連投爆弾、ダメージ回復や支援機などの「アイテム」が出現し、これは画面を直接タップして拾います。

画面外の目標の方向もレーダーで示してくれるので、前作のように「目標がどこにいるのか解らなくてグルグル探し回る」と言う事がなく、各ステージを短時間で攻略していくことが出来ます。
敵の対空砲を受け続けているとダメージが蓄積され、耐久力がなくなると墜落してゲームオーバーです。


このゲーム、グラフィックや演出、遊びやすさなどのあらゆる点で、前作より改善されています。
ただ、遊びやすくなったがために・・・ 皮肉にもボリュームが低下しています。
遊びやすくなって、簡単になったので、ラクにステージクリア出来るようになり、すぐ先に進めてしまうのです。
ステージ数は全部で 12。 これは前作と同じぐらいですが、集中してやればあっという間にクリア出来てしまいます・・・

また「敵の攻撃をかわす」という要素に乏しく、ダメージを受けない方法は「早く敵を倒す」のみ。
スピードを出せばダメージを受けにくいようですが、ぶっちゃけあまり変わりません。
むしろゆっくり進みながら敵を殲滅させていき、アイテムを逃さずに取っていった方がいいですね。
そして生き残れるかどうかは、体力回復アイテムが出るかどうかにかかっている・・・ そんなゲーム性です。
味方を守るステージもあり、そこでは速攻で敵を倒していく必要があるので、なおさら攻撃の方が重要です。


オススメかどうかは、正直難しいところです。
上空から小さな敵を爆撃するというのは他にないゲーム性で、なかなか面白いのですが、「すげーおもしれー!」という程ではありません。
それでも前作がオススメ出来たのは、価格が 115 円だったから。
115 円でこの内容なら、かなりお買い得でした。

しかし今作は 350 円。 ゲーム性を考えると 350 円は・・・ うーん、どうなんだろう。
ただ、前作をやるんだったら、今作の方があらゆる点で良いので、今作をオススメしたいところですが・・・
ゲームの基本的なところは前作と全く変わってないので、前作をやっている人に 350 円でオススメ出来るかどうかも微妙かなぁ・・・

ゲームとしては「悪くない佳作」という感じなんですよね。
オススメなような、そうでもないような、そんなところです。
画面を見て「面白そう!」と思う人には、悪くないかな。

iBomber 2(iTunes が起動します)
iBomber 2 Lite(iTunes が起動します)
 

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