iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

タワーディフェンス

Space Station: Frontier

あの Sentinel 1 & 2 を送り出したメーカー Origin8 が開発した、まったく新しいタイプの新型タワーディフェンス。
それがこの「Space Station: Frontier」です。

もしかするとこのゲームは、新しいタイプのタワーディフェンスの草分け的存在になるかもしれません

マップの中央に味方の基地があり、採掘施設を作って隕石から資金を得ながら、四方八方からやってくる敵をタワー(防御施設)を作って迎撃します。

spacestation

タワー(防御施設や採掘施設など)を設置すると、基地から「パワーライン」が繋がり、それを通してパワーが供給されます。
タワーは全て、このパワーがなければ作られませんし、動作もしません。
パワーラインは遠すぎると繋がらないので、遠くに設置したい場合は途中に「中継点」を作る必要があります。

しかし基地や中継点からは、ラインを4本までしか伸ばせません
中継点の先に3つタワーを作ると、基地と繋がるためのラインも1本いるので、もうそこから新しいラインは伸ばせなくなります。

また、中継点をどんどん繋げていけば遠くにもタワーを設置できますが、敵の攻撃で途中を破壊されると先端の設備にはパワーが行かなくなるため、動かなくなってしまいます。

敵はマップ外から次々とやって来るので攻撃タワーを置いて迎撃する必要がありますが、攻撃していると基地のパワーは徐々に尽きていくため、パワーを供給できる発電所となる施設や、パワーを溜めておけるバッテリーとなる施設も用意しておく必要があります
また、敵の弾を迎撃する防御用タワーや回復用施設もあり、それらを組み合わせて防衛体制を整えなければなりません。

よって、並のタワーディフェンスよりも戦略性が高いのが特徴です。
資金(クリスタル)は隕石の側に採掘施設を作って貯めていくので、この採掘施設を守る必要もありますね。


ゲームは「キャンペーン」モードがメインとなっていますが、難易度はかなり高く、最後まで連続でクリアしていけるほど甘くはありません。

しかしステージをプレイする事で「クレジット」が貯まっていき、それで新しいタワーやパワーアップを購入していくことが出来ます。
クレジットは一度クリアしたステージを再度プレイしても得られますし、サバイバルモードなどの他のモードをプレイしても貯まります。
(ゲームオーバーになってもある程度は貰えます)

そのためどうしてもクリアできない時は、前のステージや他のモードをプレイしてクレジットを貯め、パワーアップしてから再チャレンジする、という事が可能です。
この「育成要素」がある点も、楽しみの一つと言えますね。


とにかく新しいタイプのタワーディフェンスなので、初めてやった時は戸惑うかもしれませんが、グラフィックは綺麗で動きも滑らか、操作性も良く戦闘もハデで、この辺はさすが Sentinel の Origin8 だなと思えます。

価格は 350 円(現在はセールで115円)ですが、完成度から考えると決して高くはありません。
私的にはかなり気に入っていて、オススメのゲームです
特にタワーディフェンスが好きな方にはオススメできますね。

Space Station: Frontier (iTunes が起動します)


後日 iPhone AC に攻略ページを作成したいと思っていますが、新機軸のゲームだけにルールが解りにくいので、先に簡単に解説を書いておこうと思います。

【 ちょこっと攻略 】

・最初は使えるタワーがほとんどないので、クレジットを貯めてタワーを購入していきましょう。 購入はタイトル画面の「SHIPYARD」で行えます。
・一度クリアしたステージを何度もやってクレジットを貯める事も出来ます。 最初のステージは倍速にすれば 30 秒ほどでクリアできるので、ここを繰り返してある程度タワーを買い集めるのもいいでしょう。
基地や中継点からはラインを4本しか伸ばせないというのを常に考えながらタワーを設置していきましょう。
・攻撃用のタワーはアップグレードすると射程が伸びます。 アップグレードしないと射程外から撃たれたりするので、この点は重要です。
・INTERCEPTOR は防御用タワーです。 大型艦が撃ってくる弾を撃ち落として無効化できます。
・RAIL CANNON は対艦用兵器です。 かなり高いですが、大型艦に苦戦するようになったら必要になります。
POWER GENERATOR は発電所です。 これがあれば基地から離れていてもパワーを供給できますし、基地のパワーが尽きた時にもパワー供給が可能になります。 ただし、タワーにラインが繋がっている必要があり、また基地に充電するという事は出来ません。
POWER STORAGE は充電バッテリーです。 ここにパワーを貯めておくと、パワー切れの時に使えます。 ただしこちらもタワーにラインが繋がっている必要があります。
・RIPAIR STATION は回復用施設です。 これがないとタワーは回復できません。
・基地の砲台はパワーアップで増やせます。 入手資金の増加量やパワーの増加量もパワーアップで増やせるので、クレジットに余裕が出来たら購入しておきましょう。
序盤はスピード勝負です。 急いで採掘施設を増やし、アップグレードも行い、資金の増加スピードを増やしましょう。 十分な収入がなければ防衛はままなりません。
 

Last Front : Europe

第二次世界大戦のヨーロッパ戦線、そこで行われた各地の戦いを描いたタワーディフェンスが、この「Last Front: Europe」です。

実は最初にこのゲームを見た時は、第二次世界大戦をテーマにした「戦術シミュレーションゲーム」かと思ったのですが・・・
割と普通の(?)タワーディフェンスで、思っていたのとは違ってました。

タワーディフェンスとしては、相応の出来栄えではあります

lastfront

敵が入口からゴールに向かってどんどんやって来るので、タワー(防御施設や兵士など)を各所に配置して、それを迎撃します。

敵の通り道は決まっておらず、プレイヤーはタワーをフィールド内に自由に配置可能で、敵は障害物やタワーのすき間を抜けながらゴールに向かっていきます。
俗に言う「オープンフィールド型」のタワーディフェンスですね。

ただ、マップ内の地形や障害物が結構入り組んでいる事が多く、サイズが大きいタワーも多いため、タワーを並べて迷路を作るというよりは、地形や障害物に合わせてタワーを配置する、という形になるケースが多いです。
敵の出現場所とゴールは複数ある場合が多く、機銃や対空砲でなければダメージを与えられない「航空機」なども出現します。

他のタワーディフェンスと違う点は、前述したようにタワーのサイズが大きい事、敵がタワーに攻撃してきて耐久力がなくなると破壊される事、マップ上に有刺鉄線などの敵のスピードを遅らせるものを配置できる事、などでしょうか。

特定の場所しか攻撃出来ないけど広範囲にダメージを与える「野砲」、敵のいない時に場所を移動できる「戦車」なども特徴的なユニットと言えます。
ただ、ゲームの性質上「移動する必要」はあまりないので、移動できる事を活用するケースはあまりありませんが。


残念なのは、やはりグラフィックと動きでしょうか
メニュー画面などは第二次世界大戦らしさが非常によく出ていて、雰囲気のあるフォントや絵柄になっているのですが・・・

肝心のゲーム画面はドットが荒く、あまり第二次世界大戦の雰囲気はありません。
少なくとも「リアルさ」を感じるようなグラフィックではありませんね。
スーパーファミコンレベル、と言えばいいでしょうか・・・ 全体的なクオリティーは一世代前と言った感じです。

ジャグリング(タワーの配置を変えて敵を行ったり来たりさせる方法)は可能ですが、ポーズ中にタワーを売却/配置する事が出来ないので、ジャグリングがやりやすいとは言えません。


グラフィックのクオリティーがやや低いので、他のメジャーなタワーディフェンスと比べると見劣りするのは否めませんが、経験値をためる事でプレイヤーがレベルアップして使えるタワーが増え、様々なスキル(射程が伸びるなど)を獲得できる「やり込み要素」「成長要素」もあり、相応に楽しめるタワーディフェンスではあります。
マップをダウンロードして増やす事も可能です。

価格はやや高め(450 円)ですが、タワーディフェンスが好きな方や、ミリタリー系が好きな方には、悪くないゲームだと思います。

Last Front: Europe(iTunes が起動します)
 

Navy Patrol : Coastal Defense

次々とやって来る敵艦隊を、水上にタワー(防御施設)を設置して迎撃する「タワーディフェンス」の1つ。
それがこの「Navy Patrol」です。

「タワーの金額が高く、設置できる数が限られている」「敵を直接攻撃したりタワーを一時的に強化できるスペシャルスキルが使える」「タワーの土台となる設備を作って、その上にタワーを置くとよりパワーアップする」などの、ちょっと一風変わったシステムになっているのが特徴ですね。

navypatrol

オープンフィールド型」(敵の通り道が決まっていないタイプ)で、敵はこちらのタワーを避けながら基地に向かってくるので、タワーを上手く設置する事で敵の進行路をコントロールする事が出来ます。

しかしタワーの価格が高めで、そんなに数を設置できないので、フィールドランナーズのように「タワーを並べまくって迷路を作る」というようなことは出来ません。
よってオープンフィールド型でありながら、敵の通り道をそれほど限定できません。
1つ1つのタワーの設置場所が重要になると言えますね。

また、機雷や潜水艦を敵の通り道の「真下」に配置する事ができ、機雷は通ろうとする敵潜水艦にダメージを、味方の潜水艦は敵を魚雷で攻撃してたまに転覆させます。
敵の真下にタワーを置けるというのは、他にはない特徴ではないでしょうか。

設置できる設備には「戦艦」もあって、これは他のタワーを設置するための「土台」となり、この上に設置したタワーは通常より1段階パワーアップします。(よって最大レベルも通常より上がります)
この「タワーを強化する土台」が置けるというのも特徴的です。

敵を倒すと3系統に分かれたスキルを覚えられ、タワーを一時的に強化したり、敵の速度を落としたり、直接攻撃したりなどの特殊効果を使用する事が出来ます。
また、スキルを一定以上高めると、「ターレット」と呼ばれる特殊タワーを建てる事も出来るようになります。

このようにユニークなシステムが多く、すでに iPhone / iPod touch では定番となっている「タワーディフェンス」の分野において、なんとかオリジナリティーを出そうとしているのが伺えますね。


ただ、色々と難点もあって、私的には「B級」「二流」なタワーディフェンスかなぁ、と思います。
まず目に付くのはグラフィックや動きのクオリティーが他より劣る事
海面の表現は美しいのですが、綺麗だと思えるのはそこだけで、それ以外の全体的なグラフィックや動きは他のタワーディフェンスと比較すると、今ひとつと言えますね。

また、普段使えるタワーの数が少なすぎて、特色もなさ過ぎる
普段設置できる施設の数は5つ。 しかしそのうち1つはタワーの土台となる「戦艦」、もう一つは固定設備の「機雷」。
よって、普通の攻撃タワーは「マシンガン」「ミサイル」「潜水艦」の3つのみ。
マシンガンは攻撃が早く、ミサイルや潜水艦は長射程ですが、これらに範囲ダメージ(スプラッシュダメージ)やスロー効果といったものはないので、あまり代わり映えしないのです

例えば Ninja TD なんかもタワーは5つしかありませんが、その5つのタワーにそれぞれハッキリとした特色がありました。
しかしこのゲームはタワーの数が少ないにも関わらず、そう言った特色に乏しいのです。

1つのスキルを高めていくとスロー効果や援護ミサイルを呼ぶなどの特殊効果があるタワー(ターレット)を建てる事も出来るのですが・・・
せめてスローぐらいは普通のタワーの中にないと、戦略性に乏しいですね。

また、スキルを高めると強力な特殊効果を使う事が出来ますが、強力な特殊効果は使った時のエネルギー(?)の消費が大きく、その割に効果がイマイチなので、攻撃力2倍とか射撃スピード2倍とかの初期の効果をひたすら連発した方がよっぽど有用で、この点もちょっとバランスが良くないかなぁ、と思う点です。


同じ海戦をテーマにしたタワーディフェンスなら 7cities TD の方が良く、決して一流とは言えないタワーディフェンスだとは思いますが・・・
ただ、巨大空母が出てきて航空機で攻撃してきたり、戦艦などの面白いアイデアもあるので、まったく楽しめない訳ではありません。
むしろタワーディフェンスが好きな方なら、十分遊べるアプリだと思います。
私も色々不満を持ちながらも、タワーディフェンスが好きな事もあって、結構やってたりします。

タワーディフェンスをやった事がない方や、得意でない方は、他のメジャーなタワーディフェンスからやった方がいいでしょうね。

価格は 350 円と高めですが、無料版も用意されています。
この無料版は「プロモーションアプリ」となっていて、初期状態では1面しかプレイ出来ず特殊タワーも使えませんが、特定のアプリをダウンロードする事で「ポイント」を得られ、それによって利用できるステージやタワーをアンロックできるようになっています。

Navy Patrol : Coastal Defense(iTunes が起動します)
Navy Patrol : Advanced(無料版。 iTunes が起動します)

最後に、操作方法が解りにくいゲームなので、少し解説を記載しておきます。

【 ちょこっと攻略 】

・右下の金額表示をタップするとタワーのリストが表示されます。
・敵の潜水艦は機雷かこちらの潜水艦でしか倒せません。 よって、潜水艦が出るステージになって機雷を設置するお金がない場合、ダメージは免れません。
・戦艦や潜水艦などの細長い設備は、二本指タップで向きが変えられます。
・戦艦の上に設置したタワーは、1段階強くなります。
・空母から出てくる航空機は撃墜可能です。撃墜できないと基地が爆撃されるので、基地防衛用のタワーが必要になります。
・「ターレット」という特殊タワーは、スキルを6段階目にすれば、資金300で対応した色のものを建てる事が出来ます。 ターレットのリストを出すにはタコメーターをタップして下さい。
 

Towers in Space!

iPhone / iPod touch で登場した数々のタワーディフェンスの良いとこ取りをしようとした野心作
それがこの「Towers in Space!」です。 通称「TI Space」。

名前の通り、宇宙を舞台にしたタワーディフェンスですね。

tispace

ステージにバリエーションがあり、敵が道に沿ってやってくる一般的なタワーディフェンスのステージもあれば、フィールド上の好きなところにタワーを作る事が出来て、敵はそのタワーの間を抜けながらゴールを目指す「オープンフィールド型(フィールドランナーズ型)」のステージもあります。

また、Creeps のようにフィールド上の障害物を壊せたり、クリア後にジェム(宝石)を使ってパワーアップを選択できるなど、他のゲームの長所を色々と取り入れようとしているのが伺えます。

タワーを売るとそこに「残骸」が残ることで、ジャグリング(タワーディフェンスにある敵を行ったり来たりさせる攻略法)を防止する処置も取られています。

さらにクリアの成績によってステージが分岐、ストーリーもそれによって変化し、キャラクター同士の会話はフルボイスで語られるなど、多くの要素を詰め込んだ意欲作となっています。


・・・が、正直言って、その「意欲」に「技術力」が追いついていない印象です・・・
ゲームが全般的に重く、敵やタワーの数が多くなると処理落ちが酷くなり、他のタワーディフェンスでは全然問題ない程度の敵やタワーの数でもゲームスピードが低下し始めます。

特にゲーム後半のオープンフィールド型のステージでその傾向が顕著で、タワーや敵の移動処理に加え、ゴールへのルートチェックに負荷がかかり過ぎている感じです。
それでなくてもゆっくり気味のゲームスピードが半分以下、1/3 以下になったりして、倍速モードがあるのが普通の最近のタワーディフェンスとは完全に逆行しています・・・

また、アプリのファイルサイズが妙に大きいのも難点。
150 MB あります。 これはかなりの大作ゲーム(ブラザーインアームズとか)と同じぐらい。
でも実際のゲームのボリュームは 20 MB ぐらいだと思います。
残りはおそらく、ストーリーのフルボイスの分だと思うのですが・・・ ボイスは当然英語なので、日本人には利点なし。

ストーリーやグラフィックも海外のギャグマンガ(?)のような雰囲気で、あまり日本ウケする感じの絵ではなく、ややナンセンスな雰囲気にも付いていけません。
ゲーム中の敵キャラクターのグラフィックなども、(絵的にもギャグセンス的にも)日本の感覚とは違うもので、全体的に「B級」の雰囲気が漂います。


とにかく、処理落ちだけは何とかして欲しいところです。
他のゲームの長所を取り入れているだけあって良い部分も多く、ボスが敵を生み出しながら進んでくるとか、出口に向かって岩を投げてくるなど、面白い要素もあります。
処理落ちが無くなり、ゲーム全体のスピードが上がって、テンポ良く進むようになれば化けるかもしれません。

そのため今後のアップデートで面白くなる可能性もありますが・・・
現時点では、ちょっとオススメはし辛いですね。

Towers in Space!(iTunes が起動します)

Dictator Defense

敵が道を通ってくるのではなく、広場をまっすぐ直進してきて、こちらは敵の前を塞ぐように壁やタワーを配置して守る、という一風変わったタワーディフェンスです。
タワーディフェンスではあるけど、ちょっと新しいタイプと言えますね。

開発したのは「Tower Bloxx Deluxe 3D」などを開発している Digital Chocolate という会社。
秀作ゲームを数多く出しているメーカーです。

dictatordefense

縦に5つのラインのある広場があって、敵はそのラインに沿ってまっすぐこちらの陣地に進んできます。
こちらはそのライン上に壁や兵士を配置して迎撃するのですが、敵は壁や兵士を攻撃して破壊してくるので、突破されないように兵士を追加したり壁を作り直したりする必要があります。

また、一定時間ごとに資金を生み出すブロックも設置する必要があり、戦車は対戦車砲で対抗しなければならないなど、敵の種類に対応したタワーを作っていく必要もあります。
パーフェクトクリアでタワーを強化できるという成長要素もあり、相応にゲームのボリュームはありますね。

タワーディフェンスとしては難易度は低めで、この手のゲームに慣れている人だと、「ノーマル」は簡単に終わってしまうと思います。
しかし敵がこちらのタワーをどんどん壊して突破してくると言うゲームシステムは面白く、既存のタワーディフェンスと違う展開は、これはこれで見所があると思います

もうちょっと戦略性やゲームスピードがあればなぁ・・・ とも思うのですが、これも新しいタワーディフェンスの形でしょう。
相応に楽しめますし、無料版もあるので、タワーディフェンスが好きなら一度見ておくといいゲームだと思います。

Dictator Defense(iTunes が起動します)
Dictator Defense FREE(iTunes が起動します)

Star Defense

iPhone / iPod touch において「タワーディフェンス」というジャンルが注目を浴びていた2009 年の中頃・・・
Rolando」 の公開で iPhone アプリの有力メーカーとなっていた ngmoco が満を持して登場させたタワーディフェンス(TD)、それがこの「Star Defense」です。

販売開始前から各所でムービーを公開していて、その「グリグリ動く 3D グラフィック」で大きな期待を持たれていたゲームです。

stardefense

しかし、結論から言うと・・・ このゲームは「ごく普通のタワーディフェンス」でした。
多くの人が期待した「新時代のタワーディフェンス」にはなり得なかったという印象です。

各ステージは画像のように「球体の星の上に道がある」形です。
この 3D の星をドラッグで自由に動かせ、道の周囲にタワーを設置して、次々やってくる異星人を迎撃していきます。
敵の攻撃を一定数耐えればクリア、倒しきれず規定数突破されてしまうとゲームオーバーです。

タワーディフェンスとしては非常にオーソドックスです。
敵を倒して資金を入手、その資金でタワーを設置、道に沿ってやって来る敵を迎撃します。 ルールに特徴的なものはほとんどありません。
タワーには通常攻撃・継続ダメージ・スロー・範囲攻撃などの効果があるものが用意されており、敵の中には特定の攻撃に耐性を持つ者がいます。
でも、これらは既存のタワーディフェンスでも一般的なシステム。
このゲーム独特と言えるものは存在しません。

ぶっちゃけ、「3Dの球体である」こと以外は、すべて「ごく普通」です。
そのため前評判が高すぎた故に、ユーザーからの評価は芳しくありませんでした
日本でスクエニやナムコのゲームが、「期待が高いために過剰に叩かれる」のと似ています・・・
当初は価格が高かったのも批判された要因だったと思います。

ただ、思ったほどの人気が出ないと解ると、すぐに「値下げ」で対処したところは、日本の大手メーカーと違いフットワークが軽いなぁ、と思いましたが。
(高い時に買った人の中には、値下げを怒る人もいたりしますけどね・・・ 気持ちは解りますが)


で、結論として、このゲームはオススメなのかと言うと・・・
現在はオススメできます。 なぜなら価格が 115 円まで下がったから。
ゲームのクオリティーとしては、当初の 700 円とかだと明らかに高いと思いますが、今の 115 円なら価格以上の価値があります!

タワーディフェンスとしてはオーソドックスですが、しっかりと作られているのでこれはこれで楽しめますし、「タワーディフェンスの入門用」としても非常にいいと思います。
3Dグラフィックに関しては、「タワーディフェンスが3Dである必要があるのか?」というのも確かに頷けるのですが・・・ でも、ゲームには見た目って重要だと思うんですよ、やっぱり。

Star Defense(iTunes が起動します)


最後に、ちょっと余談ですが・・・
海外のゲームサイト IGN でこのゲームが「2009 Best Strategy Game」に選ばれていたのは、作為的なものを感じざるを得ない・・・

Vector TD

ベクターグラフィック(線画)で描かれた、独特な見た目のタワーディフェンス。
かつては FLASH ゲームの定番タワーディフェンスだったようです。
それが iPhone / iPod touch に移植されました!

vectortd

シンプルで幾何学的なグラフィック、テンポの良い BGM、やりごたえのあるバランスの取れた難易度で、かつて 「名作」 と言われたゲームであった事を感じさせてくれます

システムとしては TapDefense のように「利子で稼ぐ」ことが重要で、無駄づかいを抑えて後半に備え、しっかりお金を貯めておく事が大切になります。

しかし優れたタワーディフェンスがそろっている iPhone / iPod touch の他のゲームと比べると・・・
正直、やや劣るのは否めませんね

こうした線画のタワーディフェンスは iPhone / iPod touch にはすでに「geoDefense」があり、そして Vector TD と geoDefense を比べると、geoDefense の方が内容も綺麗さも上です。

Vector TD は全てが幾何学的なグラフィックであるため、パッと見でタワーの効果が解りにくく、BGM はあるけど効果音は一切ありません
悪くはないんだけど、せめて効果音ぐらいは欲しかったなぁ・・・

そつなくまとまっているけど、どうしても 「昔のタワーディフェンス」 の域を出ていない印象ですね。

このゲームは最初に FLASH で公開されたものなので、今でもそちらでプレイが可能です。
iPhone / iPod touch にも無料体験版があるのですが、パソコンを持っているなら FLASH 版をやってみるのが一番いい気がします。
URL は以下になります。

http://www.candystand.com/play/vector-td

(最初に iPhone 版の宣伝が出ますが、しばらくするとタイトル画面が表示されます。 マップを選択し Load map ボタンで開始、画面一番上の赤いボタンで敵が出現、AUTO にチェックを入れておくと Wave が自動で進行します)

ここで気に入った方で、iPhone / iPod touch でもやってみたいと思った方は、購入してもいいかもしれませんね。

一応、ここで攻略と各タワーの性質を表記しておきます

【ちょこっと攻略】
・緑のタワーは緑の敵に強く、赤い敵には効果半減。
・緑1:継続ダメージを与えるビーム。
・緑2:敵2体に継続ダメージを与えるビーム。
・緑3:敵3体に継続ダメージを与えるビーム。

・赤のタワーは赤い敵に強く、緑の敵には効果半減。
・赤1:スプラッシュダメージ。撃った敵の周囲にもダメージを与える。
・赤2:弾をランダムにバラまきまくる。
・赤3:長射程で非常に強力な誘導弾を撃つ。
 (iPhone 版だとアップグレードしてもほとんど強くならない)

・紫のタワーは紫の敵に強く、青い敵には効果半減。
・紫1:強力だがダメージを与えるまで時間がかかるため単発。
・紫2:紫1よりはダメージを与えるまでの時間が短い。
・紫3:非常に強力で敵のスピードも落とすが単発。

・青のタワーは青い敵に強く、紫の敵には効果半減。
・青1:敵4体にスローの効果。ダメージも与える。
・青2:敵1体を短時間足止めする。ダメージも与えるが攻撃が遅い。


・黄色の輪っかのような敵を倒すとボーナスが増える。
・ボーナスは利子の増加や周辺のタワーを強化する特殊タワーの設置、LIFE の回復などに使える。
・黄色の矢印のような敵は速度が速く、十分にタワーを強化しないと突破される。

・Vector TD(公開終了)
・Vector TD Lite(公開終了)

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