それが「Babo Crash HD」です。
名前に HD と付いていますが iPad 専用な訳ではなく、iPhone / iPod / iPad 対応の「ユニバーサルアプリ」です。
日本人から見るとかなり独特な絵柄で、開発したのはカナダのメーカーのようですね。
基本的なルールは「マッチ3ゲーム」(ズーキーパー系)と変わりません。
同じ宝石を3つ並べたら消すことができ、消せない場合は動かす事は出来ません。
宝石が消えると上にある宝石が落ちてきます。
このゲームの特徴は、4つ以上の宝石を同時に消すと「ヒーロー」と呼ばれる「顔」のようなマークが現れる事。
そしてこの顔を消すことで、ハデな特殊効果が現れることです。
特殊効果は「縦一列の宝石を消す」「継続的に周囲の宝石を破壊し続ける」「同色の宝石をすべて壊す」など様々で、この効果で別のヒーローを破壊すると、さらに連鎖で効果が発生していきます。
元々このゲームは宝石の種類が少なめで、消しやすくて連鎖も発生しやすい内容になっています。
そこにヒーローによる大量破壊も加わるので、連鎖し始めると本当に、画面中の宝石がバリバリと壊れまくります。
その爽快感は他のマッチ3ゲームでは味わえませんね。
連鎖で宝石が壊れると「パリーン!」という気持ちの良い音を立てるのですが、この効果音も爽快感に繋がっています。
また、このゲームは「アクティブ連鎖」(宝石が壊れている最中に、別の宝石を動かして連続で壊す事が出来るルール)に対応しているため、素早くどんどん破壊していくことがハイスコアを狙うコツにもなっています。
ステージクリア型のゲームになっていて、宝石を壊すことでメーターが上がっていき、制限時間までにメーターを最大にすることが出来ればクリアとなります。
そしてクリア時に「オーバータイム」というボーナスステージのようなモードになり、残っている時間分、通常より大連鎖が発生しやすくなります。
このオーバータイムの残り時間は「連鎖中は止まる」ため、アクティブ連鎖を活用し、少しでも長くオーバータイムを続ける事がスコアに大きく影響します。
連鎖していると得点の「倍率」が上がっていき、オーバータイムなら 100 倍以上にすることも可能です。
もう1つの特徴は、iPhone を回転させる事で、重力の方向を変えられること。
つまり、縦に持っていれば縦方向に宝石が落ちる訳ですが、横向きにすると横方向に落ちるのです。
これは普段のゲーム中にはあまり活用しませんが、「爆弾を指定の枠の中に移動させると大爆発する」というしかけがあって、この時に爆弾を枠の中に落とすため回転システムを活用する事になります。
まあ無理に使わなくても良いのですが、面白いしかけと言えますね。
ゲームモードには通常の「CRASH」の他に、時間やおじゃまキャラがない「RELAX」、75 秒でのスコアを競う「RUSH」があります。
やや難点と言えるのは、難易度がそれほど高くないため、時間制限のある RASH モード以外、かなりプレイ時間が長くなることでしょうか。
でも簡単な方が、誰でも楽しむ事が出来ると思います。
なお、CRASH モードは Level 21 終了でクリアとなるようです。
一般的なマッチ3ゲームのルールでありながら、大連鎖や大破壊による爽快感が非常に高い、他とは一線を画す内容と言えます。
見た目に「クセ」があるので、日本での知名度はそれ程でもないのですが、私的にはかなりオススメ出来るアプリですね。
価格も 230 円と、割と手頃です。
・Babo Crash HD(iTunes が起動します)