キャラクターがかわいい現代戦の RTS が、
この「Army Wars Defense」です。
名前からして「タワーディフェンス」のように思ってしまいがちですが、俗に言う「一本道 RTS」(ラインウォー)ですね。
一本道の左右から兵を出し合い、相手の陣地の破壊を目指します。
ただ一本道 RTS でありながら、道の幅が広いのが特徴です。
このゲーム、兵士は配置したらまっすぐ走っていくのみです。
後退とか待機とかそういう命令はなく、単に敵陣に突っ走っていくだけ。
だから最初見た時は戦略性のようなものが全く感じられず、ただ兵士を突っ込ませていくだけのゲームに思え、「なんだよこのクソゲー」と思ってしまいました。
しかししばらくプレイして、このゲームの戦術のようなものが解ってくると、急に面白くなってきて来ました。
このゲームの各ユニットには「攻撃範囲」があって、例えば「射程が短いユニットは、長射程のユニットを同じ軸に配置して狙撃する」、「射程が長いけど横に狭い相手は、横に撃てるユニットを軸をズラして配置する」と言った戦い方です。
ユニットを集中して一点突破したり、足の速いユニットを敵のいない軸に配置して敵陣を狙うなど、色々な戦術が考えられ、その辺りのシステムが理解できると俄然面白くなりますね。
ただ、この辺りのシステムが理解できないうちは全く面白くない上に、何度かやらないとこれが解り辛く、おまけに序盤のステージは簡単すぎて適当にユニットを出しまくっているだけでも勝てるので、どうしても最初は「ダメだこりゃ」と思ってしまいがちです。
この辺は、初見で判断されがちな iPhone / iPod touch のアプリとしては、弱いところだなぁと思います。
キャラがかわいいのに、若干の残酷な表現があるところも、ちょっと頂けないところでしょうか。
でも、内容が理解できれば楽しめるゲームです。
価格も 230 円とそんなに高くないし、ステージが進むと数多くのユニットが登場、敵も手強くなります。
私的にはオススメしたいゲームです。
と言う訳で、少しでも内容が理解できるよう、ちょっと攻略を掲載しておきたいと思います。
【 ちょこっと攻略 】
●序盤のユニット解説
・ライフル系 (Riple man)
攻撃範囲が広くて耐久力もあるバランスの取れた使いやすい兵士。
盾役にしたり、スナイパーを横から狙ったり、使い道は多い。
・スワット系 (SWAT)
攻撃範囲は狭いが威力はかなり強力。対車輌として特に有用。
・スナイパー系 (Sniper)
射程が長くて威力も強力だが、横に撃てる範囲は狭く、撃たれ弱い。
ゲームのポイントとなるユニットで、遠くから敵を狙撃できる。
射程の短い敵を倒したり、盾役の後ろから敵を狙うなどしよう。
・スカウト系 (Scout)
弱いけど足がすごく速い。
敵のいないラインを突っ走って一気に敵陣を狙おう。
・レンジャー系 (Ranger)
攻撃が横にすごく広いが、射程は短い。 足は遅いが攻撃を連射。
敵を横から狙えるので、敵のいる軸からズラして配置する事。
防御力があるので敵が目の前まで来た時の盾役にもいい。
・メディック系 (Medic)
回復役。 近くのユニットを回復させられる。攻撃力は乏しい。
有効に活用できるのは耐久力の高い車輌や戦車が登場してからだ。
●ステージが進むと活用できる陣地のボタンの意味は次の通りです。
・UP Grade : 陣地の攻撃が強くなる
・Fix : 陣地の耐久力を回復
・AIR STRIKE : ライン上の敵を殲滅する
・車輌系にも、速度が速いバギーや遅くて強い戦車など、それぞれに特性があります。
・後から登場する高くて強いユニットが有利とは限らないので注意。 というか、高いユニットほどコストパフォーマンスは悪いです。 入手できる資金とのバランスが大切ですね。
・ユニットの横にある UP Grade のボタンで選択中のユニットを強くする事が出来ます。 価格が高くなってしまいますが、スナイパーなどを強化すると使い勝手が良くなります。
・Army Wars Defense(iTunes が起動します)
残虐表現
それがこの「Trenches」です。
発売前から注目されていたアプリで、私も RTS が好きなので楽しみにしていました。
Trenche とは「塹壕」の事で、第一次世界大戦の俗に言う「塹壕戦」をテーマにしたゲームです。
時間と共に増えていく資金を使って部隊を雇用します。
部隊は兵士1~3人で構成されており、ドラッグで移動させ、敵に遭遇すると自動的に戦闘を行います。
塹壕があるとその中に入って戦い、敵の攻撃を受けにくくなります。
ただし「砲撃」や「毒ガス」も使用可能で、ずっと塹壕の中に留まっていたり、固まって戦っていると、敵の砲撃で吹っ飛ばされてしまいます。
砲撃を受けると兵士はバラバラに・・・
血が出るような事はないので、おもちゃみたいな爆発ですが、ちょっと残酷な表現ですね・・・
敵を押し込んでマップの一番右まで突破すれば勝利、逆に一番左まで突破されると敗北です。
で、ゲームの面白さについてですが・・・ 正直言って、イマイチ。
今後の拡張によっては面白くなるかもしれませんが、現時点では「今ひとつ」と言わざるを得ません。
と言うのも、先ほど説明した兵士をバラバラにする「砲撃」が、あまりにも強すぎるのです。
砲撃は1ヶ所に止まっていると飛んできます。
そして飛んできたら、ハッキリ言ってかわせません。
撃たれたら終わり。 そこにいる兵士は全滅です。
だから攻略法は、とにかく「突っ込む」。 コレしかないのです。
だって止まってると砲撃で壊滅するんだから。
近くに塹壕があったら入って戦った方がいいのですが、そこでじっとしていると回避できない砲撃で全滅します。 だからとにかく動くしかない。
それでも全ての砲撃をかわす事は出来ないので、兵士はイヤでも消耗しまくります。
だから強い兵士を雇うのもお金のムダ。
一番安い兵士をひたすら雇い続け、人海戦術で止まらずに進み続けるのが一番なのです。
これじゃあ戦略も何もない・・・
一応、部隊がバラけていれば砲撃は飛んで来ず、飛んできても被害は最小限になるので、塹壕で守る時は一部隊ずつにする、集まる時は各部隊は離して配置する、などが攻略になりますが、戦略と言えるのはこのぐらいでしょうか。
後は敵が塹壕にいる時は、こちらも砲撃で吹っ飛ばすぐらいですね。
このようなゲームシステムになっているのは、砲撃がない場合、塹壕でひたすら守っていれば勝ててしまうからのようです。
実際、敵の砲撃がない「ゾンビとひたすら戦うモード」があるのですが、兵士を雇う端から塹壕に入れていけば、延々と戦い続ける事ができます。
(そしてあまりにも兵士が増えすぎてゲームが重くなっていく)
これではゲームになりませんからね・・・
でも「砲撃」が強すぎて、安い兵士で数を集めて突っ込むだけのゲーム展開では、あまり楽しいと思えません・・・
一応、生半可なプレイでこの結論に行き着いたのではなく、ハードモードをオールクリアして、その上での結論です。
今後のアップデートで良くなる可能性は秘めていますが、今の時点ではあまりオススメできませんね。
・Trenches(iPhone 版、iTunes 起動)
iPhone AC ではポリシーとして、次の3つのアプリは扱いません。
「エロ系」「残酷系」「2ch 系」です。
このうち残酷系は、「ホラー」として作られている物は除きます。
残虐表現が酷い場合は扱わないと思いますが、例えば「バイオハザード」なんかは最初からホラーですから扱っています。
逆に可愛いキャラクターが血を吹き出して倒れるような「悪趣味」なものは、個人的に嫌いなこともあって却下です。
でも、今回ここでご紹介する「Avatar of War」は・・・
そういう「かわいいキャラクターが血飛沫をあげて下半身だけになって倒れる」ゲームなんですよねぇ・・・
だから本来は扱わない部類なのですが・・・ 困ったことに、ゲームが「すごく面白い」のです。 おまけに安い。
内容は以前にご紹介した「ギャングストリートウォーズ」のような、一本道の両端から両陣営が兵士を繰りだして戦い合う「一本道 RTS」です。
「ラインウォー」とも言われるようですね。
兵士は半自動で行動し、敵が近づくと勝手に戦いますが、このゲームでは司令官がいて前進や後退などの命令を出すことが可能です。
命令はタッチパネルの上を「>」を書くようになぞると前進、「<」を書くようになぞると後退、しばらく押しっぱなしにすると停止という iPhone / iPod touch の機能に沿ったものになっています。
まあそのぶん、反応が鈍かったり、命令を出してから認識されるまでが長かったりと、あまり操作しやすいとは言えませんけどね。
ゲームのポイントとなっているのが「チャージ(突撃)」や「集中射撃」などの命令もあること。
これを使い、停止して守りを固めつつ弓兵で射撃して敵を撃破、敵の守りが薄くなったところで突撃して一気に城を攻め、攻め切れなさそうな時は後退して再び軍勢を再編する、といった戦術を立てることが出来ます。
単に双方が前進し続けるだけのゲームとは違うのが特徴で、資金を使って兵士をレベルアップさせ強くしていくなどの要素もあります。
ただ、敵を倒した時に「ビチャッ」という音がして血が噴き出し、その場に下半身だけが倒れるという残酷な演出があり、どうもこれが好きになれません。
まあもっと残酷な表現のあるゲームはゴマンとあるし、抑えられている方だとは思うのですが、でも不要だよなぁ、この表現。
ゲームは面白いからいずれ iPhone AC で攻略記事を作ることもあるかもしれませんが・・・ うーん、考えどころです。
とりあえず、こういう表現があっても構わないという方には、面白いしアプリの完成度も高いし価格も安いしで、かなりオススメです。
アップデートで兵士が死ぬ時の表現の ON/OFF が出来るようにならないかなぁ・・・
・Avatar of War(iTunes が起動します)