iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

縦シューティング

1942 -FIRST STRIKE-

カプコンのアーケードゲーム初期の名作シューティング「1942」。
それは 1943 や 1941 などシリーズ化され、カプコンの定番シリーズとなっていました。

そして先日、その 19○○ シリーズの iPhone / iPod touch アプリが登場しました。
1942 -FIRST STRIKE-」です。

いや、正確には・・・ 「以前から販売されていました」。
実はこのアプリ、欧米では半年ほど前から公開されていたのです。
日本で公開されていなかったのは、これがカプコンのヨーロッパ支社で作られたものだからのようで、つまり日本のカプコン本社はノータッチの模様です。

先に言ってしまいます。
このアプリは日本で言うところの「1942 シリーズ」ではありません。
海外開発のため本家の 1942 らしさはほとんどなく、ゲーム内容は完全に「向こうで作られたゲーム」です。
海外の別メーカーで作られたオリジナルのシューティング」だと思った方が良いでしょう。

1942 -FIRST STRIKE-

オーソドックスなスタイルの縦スクロールシューティングです。
自機は耐久力制+残機制で、ボムもあり。
武器は通常弾(パワーアップで貫通弾)、機銃弾、拡散弾(3WAY、4WAY)が用意されていますが、パワーアップは2段階しかなく、そんなに強化されません。
この点は初代 1942 や 1943 らしいとは言えます。

自機は 19○○ シリーズのメイン機「P-38 ライトニング」の他に、イギリスの名機「モスキート」、日本の幻の戦闘機「震電」の3機。
各機体は移動速度や攻撃力・防御力が異なりますが、能力はステージ開始前に所持資金でパワーアップできるため、最終的にはどの機体も同じような能力になります。 初期能力と見た目が違うだけですね。

操作は指の少し上に自機が移動するタイプですが、自機の速度には上限があるため、指を動かしたのと同じ速さでは動きません。
指を後から追従してくるような動きになるため、ややゆったりとした慣性が働いているような動きになり、最近のシューティングに慣れていると違和感を感じます。
指の上に位置するという性質上、画面の最下部にも行けませんし、「やや古い iPhone のシューティング」という感じの操作と言えますね。

私的には、それほど悪い操作性ではないと思います。
しかし画面下からも敵が出てくることが多い上に、その敵が指で隠れて見えない事が多く、海外製の縦シューにありがちな「イマイチ配慮がない内容」であるとは言えます・・・

以下は海外サイト The GameTrail による、Youtube で公開されたゲームトレーラーです。



基本的には「普通の縦シュー」で、あまり特筆する点はありません。
そんなに悪い点はありませんが、良いと思う点もありません。
背景はそれなりに綺麗ですが、演出はもの足りず、戦車や軍船を倒しても残骸なしで消えてしまいます。 敵の種類も少なめです。
これが登場したのが2年前なら、定番シューティングになり得たでしょう。
そんな感じの内容ですね。

今となっては「佳作」に過ぎず、海外での評判も芳しくありませんでした
ただ、海外版は「操作性が悪い、当たり判定デカ過ぎ」など散々な言われようだったのですが、私がやった限りではこれらの問題点は感じなかったので、日本発売の前に日本向けに調整が行われているかもしれません。

しかし 1942 シリーズらしさは背景や舞台設定だけで、カプコンの 19○○ の名を冠しているシューティングとしてみるとガッカリする事になります。
海外製のオリジナルシューティングとしてみると・・・ まあまあと言ったところでしょうか。

ステージ開始前にちょっとした 3D ムービーがでたり、ボス前に登場演出などが入ったりするのですが、ゲーム自体の演出がアレなので、そっちに力を入れるんならゲームをもうちょっと・・・ とか思ってしまいます。

1942 -FIRST STRIKE-


価格は 350 円ですが、今となってはこの値段でこのクオリティーでは高く感じてしまいますね。
「ケイブシュー」とまで行かなくても、AirAttack や Super Laser のような秀作シューティングが 115 円で売られているのですから、どうしても割高に思ってしまいます・・・

言われているほど悪くないと思いますが、「1942 の名を冠したカプコンのアプリ」である事が、酷評や期待外れに繋がったのもありそうです。
どうもカプコンは、日本で作ったものと、アメリカやヨーロッパの支社で作ったものの差が大きいように感じます。
この辺はセガもそうなのですが、海外支社製のものは日本の本社の物とは別の、「外注版」や「別メーカー版」だと考えた方が無難でしょうね。

1942 -FIRST STRIKE-(iTunes が起動します)

Mortal Skies & ArcadeGuardian

いやぁ、久々に「クソゲー」らしいクソゲーをやりました・・・
先に言っておきますが、今日のレビューは「購入したら後悔します」という警告の意味を込めての記事ですのでご了承を。

見た目が面白そうで、各所で紹介もされているため、欲しいと思った方もいると思われますが、実際には全くオススメ出来ない2つのアプリ
Mortal Skies」 と 「ArcadeGuardian」 です。

この2つは同じメーカー(個人作成?)のゲームで・・・
音楽、自機の攻撃、クリア後のリザルト画面など、多くの部分が使い回されています。
よってここでは合わせて解説いたします。

まずは「Mortal Skies」の方から。

MortalSkies

グラフィックの解像度がかなり細かい、綺麗な見た目のシューティング
正式名は「Mortal Skies - Modern War Air Combat Shooter」です。
見た目が SkySmash 1918 に似ているので関連があるのかと思いましたが、全然別物でした。

自機が耐久力制+残機制で、敵編隊を倒すとアイテムやパワーアップが出る一般的なシューティングですが、パワーアップはステージごとにリセットされます。
アイテムはダブルタップで使用し、支援機が出たり一定時間無敵になるなどの効果があります。

書き込みが細かく、演出も悪くありません。
見た目「だけ」なら高レベルと言えます。
iPhone / iPod touch のアプリはスクリーンショット(画像)で判断される場合が多いので、これだと見た目で売上げを伸ばすことは出来そうですが・・・

当たり判定、ゲームバランス、ゲーム展開、その全てがダメです。
まず当たり判定。 自機が大きいのに羽根の先に弾がかすっただけでも被弾したことになります。
よって回避しているつもりでも当たる事が連発。

そしてゲームバランス。 初期状態が弱すぎて敵の耐久力も高いため、ぜんぜん敵編隊を倒せません。
しかし敵編隊を倒さないとパワーアップが出現しないため、ますます敵を倒せずハマります。
よって、最初の敵編隊を「体当たりで無理やり倒し」、パワーアップする必要があります。 なんだこのバランスは・・・
難易度設定を一番低くすれば若干マシになりますが、それでも最初は「体当たり」するのが一番の攻略です。

最後にゲーム展開
背景グラフィックなどが綺麗で「おおっ」と思いますが、最初から最後までずっとこんな感じでほとんど変化なし
敵の種類も少なく、最後の方はボスも使い回し。 単調過ぎます。
前述したように難易度を低くしないとやってられませんが、難易度を低くするとあっさり終わります。 しかも変わり映えしない展開のまま・・・

と言う訳で、まったくオススメできない内容でした。
価格は 115 円なので安いのですが、やってみたくてしょうがない人にしかオススメできません。


次いで、「ArcadeGuardian Pro」。
他のバージョンもありますが、それらは自機が1種類しかありません。
価格は同じなので Pro が一番良いようです。

ArcadeGuardian

見た目からして「レトロ風シューティング」ですが・・・
iPhone / iPod touch の「レトロ風グラフィック」のゲームの多くは、見た目や基本システムはレトロだけど、演出や動きなどのプログラム部分は最新のものになっていて、言わば「新旧融合」なゲームになっていることが多いです。

しかしこのゲームは単に「古いだけ」って感じ
しかもその古さは「ファミコン初期のゲーム」という感じのかなりの古さ。
演出の何もかもがショボイのです。 歩兵とかを倒しても「パッ」と消えます。
戦闘機と同じ大きさの歩兵が弾を撃ってくるとか、世界観もメチャクチャ。

さらに難易度や当たり判定(加えて自機の攻撃や音楽など)は「Mortal Skies」と同様なため、そもそもゲームシステム自体が残念な感じ

Mortal Skies はまだ見栄えがしたけど、こっちはそれさえもない。
価格は 115 円なので安いのですが、やってみたくてしょうがない人でもオススメできません。


どちらも、「縦スクロールシューティングの事をよく解っていない人が作った」という感じです。
シューティングゲームはスクリーンショットだけでは、面白いかどうか判別しにくいのが難点ですね・・・

Mortal Skies(iTunes が起動します)
Mortal Skies Lite(無料体験版です)

Astrowings

自称「正統スペース・シューティングゲーム」。
韓国のメーカーで作られたオーソドックスな縦スクロールシューティングが、この「Astrowings」です。

iTunes の評価が高めで、内容も無難そうだったので試してみたのですが・・・ こりゃちょっと「やられた」かも・・・
まあ、詳しくは後述します・・・

astrowings

耐久力制でステージクリア型の、一般的な「縦シュー」です。
指の動きに合わせて自機が移動するタイプで、指を置く位置や動かす位置は画面内のどこでも構いません。

ただし指を画面から離して画面下にある情報表示部分をタップした場合、「武器の変更」や「アイテムの使用」になるため自機は動きませんので注意して下さい。
この問題があるため操作性はやや難点もあると言えます。

自機は4つの武器を持っていて、画面右下の武器アイコンをタップすると変更出来ます。
武器は多数の弾を撃つマシンガン、敵をサーチするプラズマ、威力が高いレーザー、前方に連射するウェーブの4つです。

縦スクロールシューティングですが「敵を全滅させると次の敵が出る」という形になっている場面が多いため、敵を避けて進むことは出来ません。
ステージ中には中ボスも多く登場し、最後にボスが出現、倒すとクリアとなります。
弾幕シューティングと一般的なシューティングの中間的な感じで、弾の量は多めですね。
ハッキリ言って難易度は高いです。

敵を倒すことでお金を貯めることができ、ステージ開始前にパワーアップを購入することが出来ます
使い捨てアイテムの購入も可能で、ボムや敵弾のスピードダウンなどがあります。
ただし道中で死んだ場合、入手出来る資金は 1/10 となってしまいます。

以下は Youtube にアップされている公式トレーラーです。



しかしこのゲーム、もっとも大切な部分が出来ていません・・・
「ゲームバランス」がおかしいのです。

実はこのゲームは1面が異様に難しいです。
最初だからパワーアップがないので自機が弱く、それなのに敵の攻撃が激しくて、おまけにボスが異常に硬い。
ハッキリ言って普段シューティングゲームをやらない人や、シューティングが苦手な人だと、イージーの1面さえ突破できないでしょう。

私は最初「ノーマル」で始めたため、敵の攻撃、自機の低耐久、ボスの硬さを見て、「なんだこのゲームは!」と思いました。
おまけに死ぬと資金が 1/10 になり、それでは武器なんてまともに買えないため、多くの人が「ゲーム開始直後にハマる」と思います。
ある意味、最悪です。

さらに1面クリアするか、何度もやり直してお金を貯めて、メイン武器を Lv2 にした途端・・・ 急に簡単になります。
武器のレベルアップが凄く極端で、特にマシンガンは Lv2 や Lv3 にすると突然異様に強くなります
ゲームバランス、メチャクチャです。

最初がすごく弱いだけに、パワーアップした時の強さや爽快感を実感する事が出来ると言うのもあるのですが・・・
お世辞にもまともなバランスとは言えませんね。

お金が貯まり辛いので、武器も一点集中でパワーアップした方が良く、武器が4つ用意されている利点もあまりありません。
クリア済みのステージでお金を稼ぐ事は可能なのですが、1面が突破できない状況だと意味がありません。

astrowings2

後半ステージも難易度が高く、イージーでプレイしても終盤になるとかなり難しくなります。
シューティングに自身がある人でもイージー以外でプレイするのはオススメできません。

あと、ちょっと気になるのは「ヘンな日本語」でしょうか。
がんばって日本語化してくれているのは嬉しいのですが、ややおかしいところが目に付きますね。
(そして証拠もなくこう言うのも何ですが・・・ iTunes のレビューにも、同じような日本語がおかしい高評価レビューが連発されていて・・・)


と、色々と気になる点は多いのですが、それでも縦シューとしては相応に遊べるアプリです。
イージーでやって1面クリアが出来て、メイン武器さえ強化すれば、後は普通に楽しめるので、シューティング好きなら悪くはないと思います。

価格は 230 円で、内容を考えると相応の値段かなと思いますね。
iPhone のシューティングは最近急激にレベルアップしており、「ケイブシュー」(怒首領蜂エスプなど)や定番の縦シューに比べるとさすがに劣りますが、ゲームバランス以外の点は「正統派」と言えるだけの内容にはなっています。

シューティングゲームが好きな人「だけ」に、そこそこオススメです。

Astrowings(iTunes が起動します)

Phoenix

敵の出現パターンや攻撃パターン、自機のパワーアップなど多くの要素がプレイごとに変わる、ランダム要素の強い縦スクロールシューティングゲーム
それが「Phoenix」です。

「縦シュー」ですが短時間で終わる、最近 iPhone で流行りの「サバイバルシューティング」に近い内容と言えますね。
開発したのは「Firi Games」というオランダのメーカーで、Fee ree さんという方が代表の小さな開発スタジオ(もしくは個人作成)のようです。

phoenix

ドラッグで自機が移動、ショットは自動で連射され、ボタンはありません
次々出て来る敵を倒し続けるというシンプルな内容ですが、ゲームバランスと操作性が良く、ゲームもスピーディーに展開し、思わず繰り返してしまう楽しさとテンポの良さがありますね。

俗に言う「弾幕シューティング」で、敵の攻撃はかなり激しく、画面が敵弾で埋め尽くされる事も多いのですが、自機は耐久力制で多少の被弾ではやられません。
加えて敵の「砲台」を破壊すると回復アイテムがバラまかれるため、まとめて被弾しない限りやられません。

敵を倒すとアイテムが出てくるのですが、何が出るかはランダム
パワーアップの場合、メインショットがパワーアップしたり、誘導ミサイルやウェーブが付いたりするのですが、それもランダム。
どの敵が出るかもランダムで、さらに敵に付いている1つ1つの砲台の攻撃方法も毎回ランダムです。
よってプレイごとに違う展開になるのが面白いところですね。

と言っても序盤からいきなり難しかったりする事はなく、敵の攻撃レベルに沿った弾の多さになるため、最初のうちは簡単で、徐々に難しくなっていくという基本の形は出来ています。
敵の出現パターンも強敵ばかりが続くような事はなく、基本的に強敵の合間に回復アイテムをばらまく敵が入るようになっているので、強敵を何度か切り抜ければ回復して耐えられる形になっています
この辺りの調整がうまく出来ている点が、やっていて楽しめる要因と言えるでしょう。

弾幕は「ケイブ系」と言え、放射状にバラまかれる弾や、間を抜けて行くための道が明確に作られている連なった弾などが多いです。
これに自機狙いのやや弾速が早い弾が組み合わさっている感じでしょうか。
砲台を破壊すると、その砲台が撃っていた弾が全て得点アイテムに変って、自動的に自機に吸い込まれる点も「ケイブっぽい」と言えますね。

Phoenix

とは言え、シューティングとして荒い点や難点も目立ちます。
まず自機の「当たり判定」が弾幕シューティングの割にはかなり大きい
このため最近のシューティングに慣れていると、「避けているつもりなのに当たってしまう」という状況が多発します。

しかも当たり判定が自機の中央ではなく前方にあるため、最初はやや解り辛い。
当たり判定の位置は「Instructions」で説明されているため、プレイ前に必ず見ておきましょう。
当たり判定が前方にあるのは、指の真下に当たり判定が来ないようにしているためだと思われ、これはこれで良い事だと思うのですが、出来ればゲーム中に当たり判定の位置が判る演出が欲しかった所です。

また、最近のゲームは「当たり判定の位置=自機の位置」であるため、例えば画面の右端に行く時は当たり判定の位置が画面右端まで動くのが普通なのですが、このゲームは「自機の見た目の右端」が画面の端に達したところで止まってしまいます
このため、「もっと画面端まで行けそうなのに行けなくて被弾してしまった」という事も慣れないうちは良く起こります。

ダメージの蓄積は自機から噴き出ている炎で確認出来ますが、自機の後方が指で隠れているためそれが確認し辛いのも難点でしょうか。


しかし高い耐久力と頻繁に出て来る回復アイテムのおかげで、被弾しまくっても持ち直したり出来るのがこのゲームの良いところ。
Game Center やオンラインランキングにも対応していて、地域別のランキングなどもチェック可能です。
難易度や敵の攻撃レベルが高いほどスコア効率も良くなって行くため、ハイスコア争いも楽しいゲームですね。

価格も 115 円と安く、購入しやすい値段です。
「弾幕シューティング」なので楽しめるかどうかは人によると思いますが、個人的にはかなり気にいっている、シューティング好きの方にはぜひオススメしたいアプリですね。

Phoenix HD (iTunes が起動します)

怒首領蜂 大復活

縦スクロールのシューティングゲームにおける「歴史的作品」と言えるのが、ゼビウス、1942・1943、雷電、そしてこの「怒首領蜂」でしょう。
怒首領蜂は今日流行りの「弾幕シューティング」の草分け的存在であり、もう 10 以上前のゲームですが今見ても通用するクオリティーで、私も今でもたまにプレイしています。
その怒首領蜂の(事実上)3つ目の続編となるのが、この「怒首領蜂 大復活」です。

開発したのはシューティングを牽引するメーカー「CAVE(ケイブ)」で、ゲームセンターに登場したのは 2008 年という、比較的最近のゲームです。
その「怒首領蜂 大復活」が、他のゲーム機に先駆けて iPhone / iPod touch に移植されました。
最新のアーケードゲームが最初に iPhone で登場するというのは、「そういう時代になったんだな」というのを感じますね。

ちなみに、怒首領蜂の(事実上の)2作目は「怒首領蜂 大往生」というゲームでしたが、このゲームは難易度がハンパじゃなく、私もプレイした時に1面でさえあまりに難しいのに驚愕、当然あっという間にゲームオーバーになり、もう二度とやらなかったという経験があります。
怒首領蜂 大復活は大往生の続きのストーリーですが、大往生を iPhone に持ってこなかったのは正解でしょうね。

怒首領蜂 大復活

自機の攻撃、敵の攻撃、爆発や演出などが全て「ド派手」なのが最大の特徴でしょう。
画面を埋め尽くす程の圧倒的な攻撃力で大量の敵をどんどん殲滅していける内容で、シューティングの基本である「爽快感」は十分です。

「弾幕シューティング」だけあって敵の攻撃も非常に激しいのですが、自機の当たり判定が小さくて被弾しにくい上に、このゲームは常に「オートボム」の状態で、敵弾に当たってもボムが自動的に発動して助かります。
つまり、ボムが3つあれば4回被弾するまでやられない訳で、このオートボムが強いおかげで怒首領蜂シリーズではもっとも低い難易度になっていると言って良いでしょう。
よって見た目の割に、初心者の方でもプレイしやすいゲームです。

また、面白いのは敵のレーザーを、自機のレーザーで撃ち返せるというシステム。
レーザーが大量に飛んできても、自機がレーザーを撃っていればそれがシールドとなって、やられる事がないのです
自機の攻撃はボタン1つでいつでもショットとレーザーを切り替えられます。
いかにも強そうな敵の攻撃を簡単に防げるおかげで、ますます「守る事、かわす事の爽快感」を得られますね。

怒首領蜂 大復活

圧倒的な自機の攻撃、かなり激しい敵の弾幕、画面中を飛び交うレーザー、それらで画面が埋め尽くされるにもかかわらず、動作はかなり快適で、ケイブの技術力の高さを感じられます。
エスプガルーダII と同じく、iPhone 3G や第二世代 iPod touch ではプレイ出来ないのが欠点ですが・・・
これだけの処理を行うゲームだと、それも「さもあらん」と思ってしまいますね。
もちろん背景などのグラフィックも精密な書き込みがしてあって、非常に高レベルです。

操作も非常にやりやすく、エスプガルーダII で好評だった優れた操作性はそのままです。
ただ、ボタンの反応範囲がやや狭く、レーザーとショットの切り替えがうまくいかない事がある点は気になりました。
このゲームはここが攻略のポイントになるので、ボタンの大きさや感度も調整できれば良かったのに・・・ というのはありますね。


ゲームシステムについてですが、オリジナルと同じ「アーケードモード」と、iPhone / iPod touch での操作に最適化した「iPhone モード」の2つが存在します。

アーケードモードは、敵を途切れずに倒し続ける事で「コンボ」が増えていき、それによって点数が飛躍的に上がっていくシステムとなっています。
これは従来の「怒首領蜂」でもそうだったのですが・・・

iPhone モードには、この「コンボ」に相当するものがありません。
iPhone モードには S と M のゲージがあって、敵の弾に「かする」ことで M ゲージが上がっていき、それにより得点アイテムの「倍率」が増えていきます。
一方、敵を倒しまくると S ゲージが増えていき、最大になると攻撃力がアップ、さらに敵が得点アイテムを落としまくるようになります。
ただし S の時は得点アイテムの倍率は低下し続けます。
よってスコア狙いのプレイは、敵弾にかすりまくるマゾいプレイで倍率を上げ、その後に S になって得点アイテムを回収しまくる、という形になります。

怒首領蜂 大復活 には「ハイパーゲージ」というのがあって、これを使ってしばらく強力な攻撃を行う事が出来るのですが、iPhone モードでは「M の方がハイパーゲージが上がりやすく、ハイパー攻撃を使ってゲージを消費すると一気に S になる」という特徴があるため、これもハイスコア狙いのポイントになっています。

怒首領蜂 大復活

このようなシステムになっているのは、タッチパネルではボタンの操作がやり辛いため、細かいショットの ON/OFF が難しく、そのため「コンボを途切れさせずに敵を倒す」というのが困難だからのようです。
よって思い切って、「コンボのないシステムを新たに作った」ということのようですね。

正直、iPhone モードの「かすると倍率アップ」と言うのは、私的には iPhone に向いていたかどうか微妙な気がします。
iPhone の小さな画面で「敵弾にかする」というのを繰り返すのは、かなり細かい作業で、あまりやりやすいとは言えません。

ただ、オリジナルの「コンボが途切れないように注意しながらプレイする」というのは窮屈で好みではなく、完全な「パターン化」が必要なものであったため、私的には iPhone モードの方が好きですね


とにかくシューティングとしては、圧倒的な完成度と言えます。
前作の「エスプガルーダII」がすでに iPhone のシューティングとしては圧倒的だったのに、その上を行くんだからもうハンパないです。

「オートボム」のおかげで初心者でもプレイしやすく、上級者には「二週目」や「裏ステージ」が用意されていて、やり込み性も高いです。
もちろんスコア狙いも熱いゲームですね。

価格は 1000 円と高めですが、この完成度なら納得です。
今はセールも行われているようなので、動く本体を持っているのなら見逃す手はないと思います。
シューティングとしては絶対的にオススメのアプリですね。

怒首領蜂 大復活(iTunes が起動します)


【追記】
近いうちに iPhone AC に攻略ページを作成する予定ですが、とりあえず自分用も兼ねて、2周目に行くのに必要となる「蜂アイテム」の出現場所の一覧ページだけ先に作成しました。
ここでこっそり(?)先行公開しておこうと思います。
http://iphoneac.com/dodonpachi8.html

プレイしている方は参考にしてみて下さいね。


怒首領蜂 大復活
 

Assault Squadron

とにかく綺麗、グラフィックの質がハンパじゃない、技術力も凄い!
ビジュアル的には間違いなく最高品質の縦・横可変シューティングゲーム。
それがこの「Assault Squadron」です。

販売元は iPhone / iPod touch で数多くの秀作ゲームをプロモーションしている Chillingo、開発元はオーストラリアのメーカーのようです。

ゲームもさることながら、とにかくムービーとグラフィックの質が素晴らしいゲームです。

AssaultSquadron

縦&横スクロールのシューティングゲームで、ステージごとに縦か横かが決まっています。
自機は攻撃パターンの異なる数種類から選べ、それぞれ通常ショットとサブウェポン(ミサイル)の2つの攻撃を持ちます。

また、画面から指を離してしばらく「溜める」と特殊なレーザー攻撃を行う事ができ、これで敵を倒すと「ゴールド」が出現、これを集めるとクリア時にボーナス点が加算されます。

敵を倒すとカラフルなパワーチップを落とし、それを集める事でパワーゲージが貯まり、最大になる事でパワーアップします。
チップは近づくだけで吸い込んでくれるので、必死で取りに行かなくても集められます。
グリーンは通常ショット、ブルーはサブウェポンを強化し、赤を集めるとボムのストックが1つ増えます。
ボムボタンは画面の右上にあり、使用すると敵にダメージを与え敵弾も消してくれますが、ボタンの位置はやや使い辛いですね。

自機は「耐久力制」で、敵の攻撃を受けるとライフが減っていき 0 になるとゲームオーバーですが、コンティニューですぐにその場から復帰できます。
コンティニュー回数はノーマルだと 10 回で、コンティニューしてもスコアがリセットされないので、言わばこれが「残機」と言っても良いですね。
難易度は3段階用意されていて、簡単な「カジュアル」だとコンティニューが無制限なので、誰でもクリア可能です。
(ただ、やられるとパワーアップゲージがリセットされるため、ボコボコやられまくっているといつまで経ってもパワーアップできません)

敵の攻撃は割と激しい方で、1面から敵弾が多めなのですが・・・
各ステージはそんなに長くなく、6ステージでオールクリアなので、シューティングに慣れた人ならノーマルでもそんなに苦労することなくクリア出来ると思います。

ステージは前述したように短めですが、携帯で遊ぶにはちょうどいいぐらいの長さで、そこそこの時間でオールクリア出来るので、気軽に遊ぶ事ができます。
iPhone / iPod touch に向いた長さだと思います。

クリア時やステージ間にはムービーが流れ、このムービーの質がハンパじゃないです。 とにかく美しいです。

AssaultSquadron2

ステージ中の背景も綺麗で、ビームなども美しく、グラフィックの質は本当に高いです。
また、敵や弾が多めで、パワーチップなども多数出るにも関わらず、iPhone 3G でも処理落ちがほとんどありません
スムーズにゲームが動作し、操作性も非常によく、技術的な高さが感じられます。

強いて難点を言うと、通常のタッチ操作だと指の前方に自機が位置するので、画面の最後部まで自機を持って行けない事でしょうか。
(指の動きより速く自機が動く操作方法があり、そのモードだと画面の最後部までタッチ操作で移動できますが、やや慣れが必要で、自機が指の裏側に隠れます・・・)
また、ステージごとに「縦スクロール」と「横スクロール」が切り替わる事で、iPhone / iPod touch をその都度持ち変えなければなりません。
このスクロールの切り替えはゲーム性の1つと言えますが、賛否両論あるでしょうね。
注意として、ボスはパーツから壊していかないと倒せません。


全体的に、非常にクオリティーの高いシューティングゲームです。
先日紹介した「Space Laser」と、この「Assault Squadron」の登場によって、iPhone のシューティングはまた新しい時代に突入したなと感じます。
価格は 350 円ですが、十分その価値のあるシューティングですよ!

シューティングゲームが苦手な人だと1面から苦戦するかもなので、そこで尻込みするかもしれませんが、ぜひ一通りやってみて欲しいゲームです。
私的にはかなりオススメのアプリです!

Assault Squadron(iTunes が起動します)
 

Super Laser : The Alien Fighter

王道的な「縦スクロールシューティングゲーム」を目指して開発された、新登場のシューティングアプリ。
それがこの「Super Laser」です。

開発を iPhone / iPod touch の定番シューティング「iFighter」を作ったチームが担当しており、1面だけプレイ出来る無料体験版を先行公開して高評価だったことから、前評判の高かったアプリです。

「RAIDEN(雷電)」や「1942」のような名作シューティングを目指したと述べられており、王道的な縦シューをさらに追求したような作りになっています。

Super Laser The Alien Fighter

タッチ操作で自機を動かし、敵を倒しながら進んで行くオーソドックスな縦スクロールシューティングです。
(コントロール方法はオプションで切り替えられます)

パワーアップは前方広範囲に連射するマシンガン、横方向に弾を多く撃つ「X」、直線上に強力な攻撃を行うレーザーがあり、パワーアップアイテムを取ることで切り替えられ、同じパワーアップを連続で取ると強力になっていきます。

また、2種類の自機と4つの「オプション(正式名は ORBITER)」があり、自機によってオプションは自機の周囲に固定されるか、自機を追尾して(つまりグラディウス風に)動きます。
オプションは攻撃はしませんが、敵弾を防ぐシールドのような役目があり、さらにオプション装備中は自機の前方に照準が出て、それに敵を合わせると数秒後にオプションからレーザーが発射されます。
オプションが4つの状態で1体の敵を4度ロックオンすると、強力なレーザーを撃つことも出来ます。
このレーザーシステムは「レイストーム」を模したような感じですね。

また、オプションを「ボム」として射出することもでき、使用するとオプションは2つ消費されますが、アイテムを取り続けることでオプションをストックしていくことが出来ます。
オプションアイテムは結構たくさん出るので、ボムは割と多用しても OK ですね。
自機は耐久力+残機制で、被弾してもすぐにはやられませんが、地形や固い敵にぶつかった場合は即死します。


シューティングとしてはオーソドックス、かつ良く出来ていて、iFighter では問題があった操作性も非常に良好です。
タッチ操作だと自機は指のやや上に移動しますが、画面の最下部にスコアなどが表示されている部分があって、ここが良い「指置き場」になるため、画面の最下部に自機を位置させても指が邪魔になりません

Super Laser The Alien Fighter

iFighter の頃から定評のあったグラフィックの細かさも相変わらずで、地球から離脱するシーンや敵の本拠地に向かうシーンなども背景に流れ、それらでストーリーが作られています。

ゲームも非常にやりやすく、難易度も3段階用意されていて、iFighter のように後ろから高速な敵が急に出てくる事もなくなっています。
バランスの調整もうまく取られている印象ですね。

やや気になるのは、突然飛んでくるレーザー攻撃や、ボスの体当たり攻撃など、事前に知っていないと回避できない「初見殺し」の攻撃が多いこと。
そのため予め攻略が解っていないと、どうしてもボスでは死んでしまいますね。
まあ、こうした攻撃はよく見ると「前兆」があるし、一度喰らえば回避方法は解るので、この辺もある意味「昔の王道シューティングらしい」と言えるかもしれません・・・?


全体としてかなりハイレベルで、新しい「iPhone / iPod touch の定番シューティング」が登場したな、という印象です。

ただ1つだけ非常に残念なのは、iPhone 3G だとやや動作が引っかかる場面が多いこと。
iPhone 3G だと自機の動きや全体の動作がカクカクする場合が多く、そのため操作性も落ちます

iPhone 3G と iPod touch 第三世代(3GS相当)の双方でプレイしてみたのですが、iPhone 3G でも普通にプレイは出来るけど、一度 3GS の環境でやると、もう 3G ではやりたくなくなりますね。

まだまだ 3G の人は多いので、ここは勿体ないところですが、でも iPhone 4 も登場するご時世だから、徐々に 3G は淘汰されていくことになるんでしょうか・・・?

ともあれ、今後の定番になり得るシューティングです。
シューティングが嫌いでなければ、オススメ出来るアプリですよ!
出来れば 3GS 以上でのプレイを薦めます。

Super Laser: The Alien Fighter(iTunes が起動します)
Super Laser: Lite(iTunes が起動します)
 

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