iPhone AC 番外レポート

iPhone や iPad(スマホやタブレット)の、主にゲームアプリのレビューを行っています。

Ipod

ニュース系アプリ イマイチだった&取り上げなかった編

本日「定番アプリ」のコーナーに「ニュースリーダー」のアプリをいくつか追加しました。
しかし iPhone / iPod touch のニュースリーダーの中には、ページで紹介したいとは思えなかった「イマイチ」だったものもある訳で・・・

ここではそんな、「イマイチだったニュースリーダー」をご紹介しようと思います。
ニュースリーダーアプリの比較の参考にして頂ければと思います。

また、「ニュース系アプリではあるけど、ニュースリーダーという訳じゃないから取り上げなかった」と言うアプリも合わせてご紹介します。
特に表記があるものを除き、すべて「無料」です。

なお、あくまでオススメかイマイチかの判断は私の「独断」で行っています。
これが万人の見方だと言う訳ではないのでご了承を。

ちなみに、ここでは「RSSリーダー」は扱っていません。
RSS リーダーも便利ですが、利用するには敷居が高く、初心者が気軽に使えるものではないと思っているためです。
(紹介するなら RSS の使い方も合わせて紹介しないと、と思ってるし・・・)
それに RSS リーダーはどのアプリも大差ないと思います。


あらたにす

「朝日新聞」「読売新聞」「日本経済新聞」の各新聞社の見出しを一覧で表示してくれるアプリ。
大手新聞の見出しと社説のタイトルを一括でチェックできるのは非常に便利だと思います。
各新聞社の画像をまとめて表示してくれる機能も面白いですね。

あらたにす

でも、これは「ニュースリーダー」じゃないんですよね。
見出しをタップすると、該当ニュースを扱っているその新聞社の「ウェブページ」に移動します。
つまり、ある意味「リンク集」。
表示が速ければそれでも問題ないんだけど、普通のウェブサイトに飛んでしまうので iPhone / iPod touch では当然表示に時間がかかり、かなり重い。
Wifi 通信が通ってるところでないと、とても実用的とは言えませんね。 通ってても表示が速いとは言えないし。

三紙の見出しをパッと見比べたい・・・ それだけを望むのであれば、悪くないアプリではありますが・・・

あらたにす(iTunes が起動します)


LDNReader

かつて Google のニュースを一覧で見れた「GNReader」というアプリがあったのですが・・・
運営が難しくなったとの事で、停止になってしまいました。

その後、ライブドアが公開したのがこの「LDNReader」で、名前的にも時期的にも GNReader の後釜を狙っているのが明らかだったのですが・・・
iTunes のレビューを見ると「何だよこの韓国リーダー!」「朝鮮の工作か!?」「中華アプリじゃねーか!」みたいな意見が続々と。

逆に興味津々で見てみたのですが・・・ ^^;;
こりゃ確かに、「朝鮮Reader」とか言われても仕方がないですね。

LDNReader

決してニュースリーダーとして役に立たない訳ではなく、日本国内のニュースもたくさん報じられていて、ニュースを提供している会社も多く、相応に役に立ちます

ただ、明らかに記事が偏ってるのは否めない
主要ニュースに韓国のローカルな話題や中国の新聞の社説みたいなのが混じってて、韓国&中国の記事が不自然に目に付きます
「どうして日本のニュースリーダーに韓国のローカルな話題が「主要記事」として入ってるんだ」と思ってしまいます。
「海外」の記事欄になると韓国や中国の記事ばかり。 ヨーロッパとかアメリカの話題がほとんどない。
また、国内や経済のニュースも東京の記事に偏ってて、東京でしか役に立たないローカルな話題が多すぎる。

記事を提供している会社が多すぎて記事一覧も「ごった煮」な感じで、自分で見たいニュースをピックアップするのも難しく、とてもオススメ出来るものではないですね。

LDNReader(iTunes が起動します)


All About

生活情報サイト「All About」の記事を閲覧できるリーダー
「定番アプリ紹介」のページには情報サイトのリーダーも含めていますが・・・ でも、このアプリはページには追加しませんでした。
理由は、ほとんど「ニュース性」がないこと。

「男性向けコラム」「女性向けコラム」「グルメ・レシピ」「暮らし」「色々な商品の紹介」の5つのカテゴリですが、大人向けの雑学読み物、及び商品紹介誌、といった感じですね。
速報性があるようなニュース的な記事はほとんどなく「生活雑誌」に近いです。

All About

アプリとしての機能は悪くなく、表示も速くて見やすいです
だから普通の読み物アプリとしては悪くありません。
社会で役立つ知識や生活の知恵など色々な記事があるので、暇つぶしにはいいです。

時間のある時に雑学的な記事を読むアプリとして考えると悪くはないでしょう。
通勤や移動の際に、雑誌代わりにするにはいいかも?

All About(iTunes が起動します)


トレンドなう!

Google で急上昇しているキーワードに関連したツイッターのつぶやきを、ニコニコ動画風のテロップで延々と流し続けるアプリ。

コンセプトは非常に面白く、暇つぶしにもなると思います
インターフェイスも優れていて、BGM や壁紙なども変更可能、横画面にも対応し操作性も良いですね。
アプリの完成度はかなり高いと言えます。

トレンドなう!

ただ、私的には何が面白いのかよく解らない・・・
そもそも私は「ツイッター」が大して面白いと思わない人なので、これも「他人のちょっとしたつぶやきを延々と見て、何が楽しいんだろう?」と思ってしまうのが本音です・・・

でも、これは好みの問題であって、面白い人は面白いんでしょうね。
また、ツイッターアカウントが無くてもツイッターのつぶやきを閲覧し続けられる点は特徴的だと言えそうです。
有料版は 600 円と高めですが、無料版もあります。

まあ、これは「ニュースリーダー」や「情報系アプリ」とは全く別のものですね。

トレンドなう!(iTunes が起動します)
トレンドなう! LITE版(iTunes が起動します)


漫画の新聞

ニュースを「漫画で」解説してくれるアプリ。
様々なニュースがジャンルごとに分けられていて、それらを個別に閲覧できる点は「ニュースリーダー」と言えそうですが、タップするとそのニュースを解説した「漫画」が表示されます。

漫画の新聞

1つ1つのニュースに漫画を用意するのは、かなり大変だと思います・・・
そのためかニュースの数は少なく、あまり「ニュースリーダー」として成り立っているとは言えません・・・
毎日違う漫画が読めるアプリ」として考えた方が良いかもしれませんが、「ニュースを扱った漫画」なので、解りやすくはあるけど、面白いと言えるものではないのも難点でしょうか。

でも、個人的には好きです。
それにこれ、見た目以上に運営は大変だと思います。 これを無料でやっているというのは頭が下がります。

ただ、最近は話題になっているニュースがあまり取り上げられていない印象です。
iTunes のレビューで「意見が偏ってる」「有名人の扱いが酷い」とか言われたからでしょうか?
漫画であるだけに、そう言ったところで批判を受けやすいようで、色々と難しいのでしょうね・・・

漫画の新聞(iTunes が起動します)


と言う訳で、「イマイチだった&取り上げなかった」ニュースリーダー系アプリでした。
まあ「All About」とか「漫画の新聞」とかは趣旨が違うから取り上げなかっただけで、アプリとしては悪くないと思います。

それにここで取り上げたアプリのほとんどは無料で、本来無料のアプリにケチを付けるってのは間違っていると思いますけどね。

ちなみに、ニュースリーダーについては前から定番アプリのページなどに追加しようと思っていたのですが、以前使っていて紹介しようと思っていた「N-News」や「GNReader」が相次いで使えなくなり、そのままタイミングが無くなっていました。

N-News が動かなくなったのは情報を取得していたサイトが有料化したためで、GNReader はサーバー負荷やメンテナンスの問題とのことですが、Google ニュースを継続配信することに問題が生じたのかもしれません。

やはりニュース系のアプリも最終的には、「ニュースの配信元が自分のところで出しているアプリ」に落ち着くことになるのでしょうね。
 

Sea Wolves

今回ご紹介するのは、私的には何か釈然としないアプリですが・・・
某有名 Flash ゲームの模倣と言えるアプリです。

タップで艦砲射撃を行い、敵艦隊を撃破していくステージクリア型の海戦ゲーム、「Sea Wolves」です。

seawolves

iPhone / iPod touch 本体を左右に傾けて自分の軍艦を動かし、敵の砲弾をかわしつつ、敵船を撃破していきます。
砲撃はタップで行いますが、弾は山なりに飛んでいくため、その軌道を計算して撃たなければうまく当たりません。
一定数のステージをクリアすることでパワーアップ用のポイントを獲得でき、それを使って砲撃数や装填速度などをパワーアップさせることが出来ます。

で、釈然としない理由ですが・・・
このゲームは無料で公開されている Flash ゲームの非常に有名な作品「艦砲射撃」にそっくりなのです。

kanpousyageki

「リスペクト」というレベルではなく、ゲーム性や敵の種類、システムなどが似通っている上に、演出や BGM も似ていて、効果音までほぼ同じ。
「艦砲射撃」はモノクロのグラフィックだったので、その点は大きく違いますが、それ以外はまさに「そのまんま」です

とは言え Sea Wolves はゲームバランスが悪く、初期状態が弱すぎて EASY でもかなり難しい上に、ゲームオーバーになるとパワーアップが出来ないので、「クリア出来ないけど強化も出来ない」という状況に陥りやすいです。
ゲームバランスやシステムが優れていた「艦砲射撃」とは比べものにならない内容で、ハッキリ言って「劣化コピー」ですね。


私的に引っかかるのは、このゲームが無料公開されているフリーのゲームを模倣して有料アプリにしていること。
ゲームというものは他のゲームのシステムを模倣する、言い換えると「パクる」「パクられる」というのは当たり前で、それは「そのまんまコピー」でない限り、許されるべきだと思っています。
「他のシステムの良いところを模倣する」というのは決して悪いことではないし、それを改善して行くのが進歩というものですしね。
それにどんなゲームでも、別の何かのゲームやシステムを模倣しているのが普通ですし。

ただ、無料で公開されている Flash ゲームをここまで模倣して有料アプリとして公開するのは、ちょっとマナー的にどうなんだ、という気もしてしまいます。
むろん、作者さんに連絡を取っているなら問題ない訳ですが、そうは思えないし、そもそも中国のメーカーのようだし・・・

とは言え、「パクりだから云々」みたいな話が表面化すると、「StoneLoops! of Jurassica」が公開停止してしまった事件のようになってしまうし、どの辺りを「コピー」と「参考にしたもの」の線引きにするかというのは難しい事なんですけどね。

と言う訳でこの Sea Wolves 、オススメはしません
ただ、こういうアプリも登場しているというのは書いておいた方がいい気もして、今回ご紹介しました。

Sea Wolves(iTunes が起動します)


ここでは、無料の Flash ゲームとして公開されている「艦砲射撃」の方をオススメしたいと思います。
Flash ゲームの名作中の名作です。
Flash だから iPad や iPhone では動かないけど・・・ 面白いですよ!
パソコンからアクセスしている方は、ぜひチェックしてみて下さい。

フラッシュゲーム「艦砲射撃!甲・改」
(サイト NEXT FRAME [!] 内。 iPhone / iPod touch アプリではありません)
 

SASUKE Challenger

TBS系列で定期的に放映されている、筋肉自慢の男達が「鋼鉄の魔城」に挑戦するテレビ番組「SASUKE(サスケ)」。
そのサスケがなんと iPhone / iPod touch アプリになりました!
その名も「SASUKE Challenger」!

私はこの SASUKE が大好きで毎回欠かさず見てるので、これがアプリになると知ってすぐ飛び付きました。

一般携帯電話のアプリもあるようですが、iPhone / iPod touch 版はさすがのクオリティー、あのサスケの舞台が 3D で再現されています!

sasukechallenger

操作は非常に簡単で、iPhone / iPod touch の上下左右の傾きと、タイミングを合わせてボタンをタッチするのみです。

iPhone / iPod touch を前方に傾けるとプレイヤーが走り、障害物に差しかかると色分けされたバーが現れます。
バーはiPhone / iPod 本体の左右の傾きに応じて動くものと、上下の傾きで動くものと、タップで止まるものがあります。
傾きで動くものは、傾きの角度を素早く調整して青色の範囲で止めれば OK、タップで止まるものは中で動いているラインが青色の範囲にある時にタイミング良くタップします。

間に合わなかったり調整に失敗して赤いラインで止まってしまうとスタミナが多めに減ります。
スタミナが無くなっている状態でミスすると水の中に落下してリタイア。
スタミナは止まっていると回復するのですが、制限時間内にゴールできなくてもリタイアです。
スタミナの最大値は競技が進むにつれて減っていき、それで「疲労」が表現されています。

サスケのレイアウトは完全リニューアルされた最新のものではなく、2009年秋に放映されたものがベースになっているようです。
例えば第1ステージには、廃止された「カーテンスライダー」や「ジャンピングスパイダー」があり、2010年春に復活した「ローリング丸太」はありません。


シンプルにまとめられた操作で、リアルに再現されたあの「サスケ」の全コースを楽しむことが出来るので、番組を見ている人にはたまりませんね。

sasukechallenger2

やや SASUKE ファンとして残念なのは・・・ 実際の SASUKE の各エリアの難易度と、ゲーム上の難しさが合っていないこと。
例えば「そり立つ壁」とか「クリフハンガー」などの「難関」と呼ばれているエリアが妙に簡単で、このゲームではラクにクリアできてしまいます。

また、ゲーム自体の難度もそんなに高くなく、慣れるとラストまでラクに行けるようになります。
やっぱり SASUKE は、もっと難しくして欲しかったかなぁ・・・ 難しすぎるのも楽しくないかもしれないけど・・・
難易度の設定なども欲しかったですね。
(メニューには「Extra Stage 1~3」の選択項目もあるようなのですが、何度クリアしてもプレイ可能になりません・・・ アップデート用?)

でもオンラインランキングにも対応していて、クリア後の自分の順位やワールドランキングの確認などが可能なので、上の記録を目指す楽しみもありますね。

価格は 600 円と高めですが、現在は発売セール期間で 350 円となっています。
350 円はもちろん、600 円でも SASUKE のファンなら損はしないと思います
ゲームとしての完成度は高いので、普通にアクションゲームとして楽しめる内容です。

自分がこの番組が好きなので、ややひいき目に見ているのもあるとは思いますが・・・ オススメしたいアプリですよ!

SASUKE Challenger(iTunes が起動します)
 

Independent Games Festival Mobile 賞

今回は特定のアプリの紹介ではなく・・・
最近このブログで良く取り上げている「IGF Mobile 賞」と言うものが何なのか、そしてどんなアプリがノミネートされていたのかをご紹介しておこうと思います。

ちなみに先日公開した iPhone AC定番ショートゲーム・ページ4のアプリも全て、この IGF Mobile 賞の選考作品を取り上げています。

「IGF」とは「インデペンデント・ゲームズ・フェスティバル」の略で、インデペンデントとは「フリー」とか「独立した」という意味
つまり大手のゲームメーカーではなく、個人や小さなグループ、フリーのプログラマーや学生、アマチュアなどによって作られた、言わば「インディーズ」のゲームを評価する表彰式です。

そして「IGF Mobile 賞」は、その IGF の中で「携帯機器用」「モバイル用」に作られたゲームに送られる賞です。

この IGF は近年、急にその性質が変わって来ました。
ゲーム業界が不況に陥って、大手メーカーから優秀な開発者やプログラマーなどが独立、小さな会社や小グループに分散するケースが多発したからです。
つまり、「元大手メーカーの開発者」が「インディーズ」とされている中に入り込んで来ている訳ですね。

加えて iPhone / iPod touch の登場によって、個人や小グループが簡単に iTunes を通してアプリを公開・販売できるシステムが作られ世界的に普及したため、一気にモバイルアプリの数とレベルが急増
IGF Mobile 賞は数年前まで DS とか PSP のゲームが多かったのですが、最近はもう iPhone 一色になりつつあります。

今回 IGF Mobile 賞にノミネートされた作品の中には Chillingo など大手メーカーと言える会社から販売されているものも含まれていますが、これは大手メーカー側はあくまで「販売とプロモーション」を行っているだけで、開発しているのは小さなメーカー。
最近のゲーム業界は国内外問わずこんなケースが増えているので、販売元だけでなく、開発したのがどこなのかにも注目する必要があります。


さて、そんな 2010 年度の IGF Mobile 賞で最終選考にノミネートされた iPhone / iPod touch のアプリは以下のものです。

Drop 7
・Guerrilla Bob
Hook Champ
Lilt Line
Mini Squadron
・SCVNGR
Spider
Stair Dismount
Tumbledrop
・Zombie Pizza

リンクはこのブログ内の記事か iPhone AC での解説ページに移動します。
大半は紹介済みですね。
Guerrilla Bob はまだプレイしていませんが、近日中にレビュー予定。
SCVNGR は内容がサッパリ解らないのでパス。
Zombie Pizza も気持ち悪い系なのでパス。

また、上記に選ばれなかった中から、Apple が「特別賞」のようなものに選んだ作品(言わば佳作)が以下のアプリです。

・Aera
Ancient Frog
Doodle Jump
Earth Dragon
・iBlast Moki
Mind Wall
Minigore
Pocket God

ほとんど「定番」と言えるものが多いですね。
アプリの販売実績なども加味して選ばれていると思われます。
Aera だけやったことがないので後日試してみる予定。
iBlast Moki は iPhone AC のパズルページに後日含めます。

そして、最終ノミネートの中で各賞を受賞した作品と、大賞に選ばれた作品は、以下のものになりました。

・技術賞 Stair Dismount
・音楽賞 Lilt Line
・大賞 Spider : The Secret of Bryce Manor

と言う訳で、IGF Mobile 2010 年度の大賞作品は Spider となりました。

実際には他に「芸術賞」と「ゲームデザイン賞」も選ばれているのですが、芸術賞は「Sword & Sworcery EP」というまだ「未完成」な作品。
未完成品が受賞ってどうよ? って感じなのですが、こういうケースもアリみたいです。
「ゲームデザイン賞」は Nintendo DS のゲーム(Glow Artisan)でした。

Spider は実際、こういう表彰式で「いかにも大賞を受賞しそうな作品」だと思います。
ノミネートされた作品はレベルの高いものや、何かの「見どころ」があるアプリが多いので、アプリ選びの際には参考になりますね。

と言う訳で、また何かのゲーム関連の表彰式があったら取り上げていく予定なので、どうかお楽しみに!


PS ・ 今日はエイプリルフールなので何かしたかったけど、何も準備してなかったしネタも思いつかず、結局なにも出来ませんでした・・・
来年は何かしたいと思います。

 

CAN SHOOTER

風向きを計算し、ゴミ箱に空き缶を投げ入れるゲーム。
こう言うと iPhone / iPod touch 定番のゴミ投げ入れゲーム Paper Toss のコピーかと思ってしまいそうですが、こちらは元々 Flash のゲームで、オリジナルは5年以上も前からあったようです。

開発メーカーは韓国の NC SOFT で、日本語版はその日本法人 NC JAPAN が販売しています。
NC SOFT と言えばパソコンでは「リネージュ」や「リネージュ2」を運営している、オンラインゲームの大手メーカー。

私は ここ とか ここ とか、オンラインゲーム関連のサイトも更新しているので、「NC SOFT の iPhone アプリってどんなのだ?」 と興味が沸いてプレイしてみたのですが・・・
このアプリは、割と普通のショートゲームでした。

canshooter

Paper Toss はフリックでゴミを投げましたが、このゲームは投げる方向を示すガイドが左右に動き続けており、画面をタップするとそのガイドの方向に空き缶が投げられます。

空き缶は風に流されるので、それを計算に入れて投げなければなりません。
また、缶がゴミ箱の側面に当たるとゴミ箱が動くので、それによって投げ入れ辛くなるという特徴もあります。


ゲーム自体は Paper Toss と似ていますが、ゲーム性や雰囲気という点では大きく異なります

Papar Toss は1度失敗したらスコアがリセットされるうえに的も小さいため、1投1投を集中して投げる必要があるのですが、Can Shooter はゴミ箱が大きくて割と簡単に入るので、サクサクと投げ入れる事が出来ます。
さらに中心部に3度投げ入れると風が止まって連投で入れまくれる「ショータイム」が始まるため、さらにポイポイと入れる事が出来ます

またステージクリア制になっていて、「一定時間で規定数投げ入れればクリア」となっているため、多少はミスっても問題なく、そのため一投一投を慎重に投げていた Paper Toss とはかなりゲーム性が違っていますね。

雰囲気も、Paper Toss が「リアル系」だったのに対し、Can Shooter はいかにも「ゲーム的」です。


Paper Toss と Can Shooter、どちらがいいかと言われると、私としては Paper Toss の方が好みかなぁ、と思います。
Paper Toss は難しいだけに短時間で遊べ、何度もやろうという気になるのですが、Can Shooter はステージクリア制で難易度が低いため、ある程度慣れるとかなり長時間続き、そのぶん気軽にやり辛くなります。

しかし前述したようにこの2つはゲームのルールは似ていても、雰囲気やゲーム性はかなり異なるので、それぞれに良さがあると思います。
Can Shooter のサクサク投げ入れられる「ショータイム」は結構気持ちいいですしね。

Paper Toss と同じく Can Shooter も無料なので、気軽にダウンロードして遊ぶ事が出来ます。
タダですから興味のある方は試してみて損はないと思います。

CAN SHOOTER(iTunes が起動します)
 

Lock 'n' Roll 2

ダイスを使ったシンプルにして奥深いゲーム性を持つパズルアプリの名作「Lock 'n' Roll」。
その Lock 'n' Roll の続編が、この「Lock 'n' Roll 2」です。

前作 Lock 'n' Roll は4×4のマスの中にダイスを並べましたが、2 はそれが5×5のマスになっています。

locknroll2

ランダムに振られた1~4の数字の4色のダイスを、マスの中に並べていきます。
そしてダイスを「同じ数字4つで同色」「1~4で同色」「同じ数字で4色」「1~4で4色」のどれかの組み合わせで並べると、消す事が出来ます。
消す事が出来ずにマスが全部埋まるとゲームオーバー。
この点は前作「Lock 'n' Roll」と変わっていません。

この Lock 'n' Roll の基本ルールについては iPhone ACパズルゲームのページで詳しく解説しています。

今回はマスが5×5になっていますが、並べるのは4つで OK です。
しかし「同色同数字で5つ」「同色で1~4と1」などの5マスを使った「スペシャルコンボ」も追加されています。
また、5×5のマスになった事によりダイスがそろう列が増えたため、よりダイスの配置に頭を使うようになっています。


ゲーム自体はハッキリ言って、「Lock 'n' Roll のマスが5×5になった」というだけです。 ルールはほぼ同じですからね
だから前作と同じように、運と実力のバランスが良い、奥の深いゲーム性を持つ内容とは言えます。

しかし Lock 'n' Roll 2 は、前作ほどの人気にはなっていません・・・
iTunes には「前作の方が良かった」という意見が多く見られ、これは海外でも同様です。

その理由はダイスがそろう列が増えて、より緻密に考えなければならなくなり、ゲームが複雑化したため

locknroll22

考慮しなければならない列は、4×4の時は 20 通り。
これが5×5になると 45 通りになります。 つまり2倍以上。

そのぶんダイスがそろいやすくなってはいるのですが、ワイルドカードとなる「ジョーカー」を得られる点数も上がっているため、よく考えて配置しないと、以前にも増して「手詰まり」しやすくなっています。

4×4でも思考性がかなり高かったのですが、5x5になるとちょっと付いて行けないというか、そこまで考えるのが面倒、という領域になってきますね。
元々「シンプル・イズ・ベスト」と言えるゲームでもありましたから。

また、5x5になって列が増えたためか、ダイスが消えない役(ポイントのみが入る組み合わせ)は表示されなくなりました。
でもポイントだけの組み合わせもうまく使って、ジョーカーを得られるポイントを目指すのがゲームの攻略の1つでもあったので、その表示がなくなったというのはちょっと寂しく、ゲーム的にも解りにくくなっていると言えます。


また、人気が今ひとつの大きな原因だと思うのは・・・
前作は「無料版」がメインで、有料版は広告が出ないだけの、言わばカンパウェア(気に入ったら課金して貰うアプリ)という感じのものでした。
だから、「無料でこんなに面白いアプリが楽しめる!」という事で人気になったというのもあるのですが・・・

今作は 230 円の有料版がメイン。
無料版もあるのですが、こちらにはゲームの攻略のポイントとなる「ジョーカー」がありません
このゲームで「ジョーカーがない」ってのは、ゲームの重要なシステムの1つが欠けているとも言えるので・・・
つまり今回は、無料版では十分に楽しめません

この点も今ひとつ評価が良くない原因だと思います。
前作が無料だっただけに、それと比較されているのもあるようですね・・・


という訳で Lock 'n' Roll 2 、以前ほど人気ではないのですが・・・
でも決して面白くない訳ではなく、むしろパズルアプリとしては相変わらず秀作で、思考性の高さと慣れるほどスコアが上がるというバランスの良さは維持されていると思います。

ただ、やはりこのパズルは、前作の形がベストだった気がするかなぁ・・・
拡張すれば良いってものじゃないと言う事でしょうか。
続編や拡張版を作るってのも、難しいものですね・・・

前作をやっている方で、高難度版や別バージョンも試してみたいという方にのみ、有料版をオススメいたします。
無料版はジョーカーがないので勧められません。 このゲームの無料版をやるなら、前作をやった方がいいですね。(前作は無料なので)

Lock 'n' Roll 2 Pro(iTunes が起動します)
LNR2 (無料版ですが、ジョーカーなしです)
 

Navy Patrol : Coastal Defense

次々とやって来る敵艦隊を、水上にタワー(防御施設)を設置して迎撃する「タワーディフェンス」の1つ。
それがこの「Navy Patrol」です。

「タワーの金額が高く、設置できる数が限られている」「敵を直接攻撃したりタワーを一時的に強化できるスペシャルスキルが使える」「タワーの土台となる設備を作って、その上にタワーを置くとよりパワーアップする」などの、ちょっと一風変わったシステムになっているのが特徴ですね。

navypatrol

オープンフィールド型」(敵の通り道が決まっていないタイプ)で、敵はこちらのタワーを避けながら基地に向かってくるので、タワーを上手く設置する事で敵の進行路をコントロールする事が出来ます。

しかしタワーの価格が高めで、そんなに数を設置できないので、フィールドランナーズのように「タワーを並べまくって迷路を作る」というようなことは出来ません。
よってオープンフィールド型でありながら、敵の通り道をそれほど限定できません。
1つ1つのタワーの設置場所が重要になると言えますね。

また、機雷や潜水艦を敵の通り道の「真下」に配置する事ができ、機雷は通ろうとする敵潜水艦にダメージを、味方の潜水艦は敵を魚雷で攻撃してたまに転覆させます。
敵の真下にタワーを置けるというのは、他にはない特徴ではないでしょうか。

設置できる設備には「戦艦」もあって、これは他のタワーを設置するための「土台」となり、この上に設置したタワーは通常より1段階パワーアップします。(よって最大レベルも通常より上がります)
この「タワーを強化する土台」が置けるというのも特徴的です。

敵を倒すと3系統に分かれたスキルを覚えられ、タワーを一時的に強化したり、敵の速度を落としたり、直接攻撃したりなどの特殊効果を使用する事が出来ます。
また、スキルを一定以上高めると、「ターレット」と呼ばれる特殊タワーを建てる事も出来るようになります。

このようにユニークなシステムが多く、すでに iPhone / iPod touch では定番となっている「タワーディフェンス」の分野において、なんとかオリジナリティーを出そうとしているのが伺えますね。


ただ、色々と難点もあって、私的には「B級」「二流」なタワーディフェンスかなぁ、と思います。
まず目に付くのはグラフィックや動きのクオリティーが他より劣る事
海面の表現は美しいのですが、綺麗だと思えるのはそこだけで、それ以外の全体的なグラフィックや動きは他のタワーディフェンスと比較すると、今ひとつと言えますね。

また、普段使えるタワーの数が少なすぎて、特色もなさ過ぎる
普段設置できる施設の数は5つ。 しかしそのうち1つはタワーの土台となる「戦艦」、もう一つは固定設備の「機雷」。
よって、普通の攻撃タワーは「マシンガン」「ミサイル」「潜水艦」の3つのみ。
マシンガンは攻撃が早く、ミサイルや潜水艦は長射程ですが、これらに範囲ダメージ(スプラッシュダメージ)やスロー効果といったものはないので、あまり代わり映えしないのです

例えば Ninja TD なんかもタワーは5つしかありませんが、その5つのタワーにそれぞれハッキリとした特色がありました。
しかしこのゲームはタワーの数が少ないにも関わらず、そう言った特色に乏しいのです。

1つのスキルを高めていくとスロー効果や援護ミサイルを呼ぶなどの特殊効果があるタワー(ターレット)を建てる事も出来るのですが・・・
せめてスローぐらいは普通のタワーの中にないと、戦略性に乏しいですね。

また、スキルを高めると強力な特殊効果を使う事が出来ますが、強力な特殊効果は使った時のエネルギー(?)の消費が大きく、その割に効果がイマイチなので、攻撃力2倍とか射撃スピード2倍とかの初期の効果をひたすら連発した方がよっぽど有用で、この点もちょっとバランスが良くないかなぁ、と思う点です。


同じ海戦をテーマにしたタワーディフェンスなら 7cities TD の方が良く、決して一流とは言えないタワーディフェンスだとは思いますが・・・
ただ、巨大空母が出てきて航空機で攻撃してきたり、戦艦などの面白いアイデアもあるので、まったく楽しめない訳ではありません。
むしろタワーディフェンスが好きな方なら、十分遊べるアプリだと思います。
私も色々不満を持ちながらも、タワーディフェンスが好きな事もあって、結構やってたりします。

タワーディフェンスをやった事がない方や、得意でない方は、他のメジャーなタワーディフェンスからやった方がいいでしょうね。

価格は 350 円と高めですが、無料版も用意されています。
この無料版は「プロモーションアプリ」となっていて、初期状態では1面しかプレイ出来ず特殊タワーも使えませんが、特定のアプリをダウンロードする事で「ポイント」を得られ、それによって利用できるステージやタワーをアンロックできるようになっています。

Navy Patrol : Coastal Defense(iTunes が起動します)
Navy Patrol : Advanced(無料版。 iTunes が起動します)

最後に、操作方法が解りにくいゲームなので、少し解説を記載しておきます。

【 ちょこっと攻略 】

・右下の金額表示をタップするとタワーのリストが表示されます。
・敵の潜水艦は機雷かこちらの潜水艦でしか倒せません。 よって、潜水艦が出るステージになって機雷を設置するお金がない場合、ダメージは免れません。
・戦艦や潜水艦などの細長い設備は、二本指タップで向きが変えられます。
・戦艦の上に設置したタワーは、1段階強くなります。
・空母から出てくる航空機は撃墜可能です。撃墜できないと基地が爆撃されるので、基地防衛用のタワーが必要になります。
・「ターレット」という特殊タワーは、スキルを6段階目にすれば、資金300で対応した色のものを建てる事が出来ます。 ターレットのリストを出すにはタコメーターをタップして下さい。
 

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