「メイド・イン・ワリオ」。
この一言でゲーム内容が説明できる、数秒で終わるミニゲームが次々と出てくるゲームが、この「Minigame Party」です。
名前がそのまんまゲーム内容を表してますね。
グラフィックや音楽も良く、私的にはかなり好きなゲームです。
内容はもう iPhone / iPod touch でプレイ出来るようにアレンジされた「メイド・イン・ワリオ」そのままで、グラフィックもメイドインワリオをパクったようなリスペクトしたような感じになっています。
タッチパネルという性質上、「タイミング良くタップする」という系統のものが多いのですが、計算問題、スポーツ風、脳トレ風など、本当に様々なゲームが収録されています。
その数、実に 50 種類以上! 本家のメイド・イン・ワリオよりは少ないですが、それでもかなりボリュームはありますね。
難易度は全体的に高めで、最初のうちはミスしまくってあっという間にゲームオーバーになってしまいます。
そのためしばらくプレイして慣れないと、なかなか上のステージに進む事は出来ません。
ゲーム性から考えて、もうちょっと序盤ステージの難易度は下げるべきだったと思います。
また、好きなミニゲームを選んでプレイする事も出来るのですが、最初はミニゲームが全て「ロック」されている状態で、選択しても「一定の順番でミニゲームが出てくるモード」となり、それを 15 ステージをクリアしないとロックが解除(アンロック)されません。
この 15 ステージクリアというのはこのゲームでは結構難しく、アンロックすればそのミニゲームだけを延々と練習できるようになるのですが、その「練習できる状態」にするのが難しいという、「なにか間違ってる気がする」システムとなっています。
このゲームの場合、ミニゲームを選択してプレイするモードは「練習モード」と言うより、「ステージクリア型のゲームモード」という扱いなのかもしれません。
それでも、まずはこのステージクリア型のモード(Mini Album)からプレイして、ゲームに慣れた方がいいでしょう。
なぜなら通常モード(Nonstop Remix)は 50 以上のミニゲームがランダムに出てくるうえに、難易度が全体的に高めなため、言わば「初心者殺し」の状態だからです。
「メイド イン ワリオ」はステージごとに登場するミニゲームが 20 前後だったので、ランダムに出てきても同じミニゲームをやる機会が多く、そのためやっているうちに徐々に慣れてきたのですが・・・
いきなり 50 以上だと同じゲームがなかなか出て来ず、慣れる事もできませんからね。
また、通常モードのハイスコアはオンラインランキングに対応しているのですが、ミニゲームごとのスコアはまったく保存されないという点も、ちょっと不満なところです。
「メイド・イン・ワリオ」はミニゲームごとにハイスコアが記録され、一定スコア以上を獲得するとマークが付き、そのマークを集める事で隠し要素が現れると言った「やり込み要素」があったのですが、そういうのと比較すると、システム的に残念に思うところもあります。
このゲームをやると、「メイド イン ワリオ」ってゲームバランスやゲームシステムが優れてたんだなぁ、と言うのを感じますね・・・
とは言え、それでも Minigame Party は十分に面白いアプリである事は確かですよ!
難易度が高いためか、iTunes の評価は思ったほど良くありませんが、内容もグラフィックもサウンドも決して悪くありません。
シンプルなミニゲームばかりなので操作も簡単、アプリも非常に安定していて完成度は高いです。
価格も 115 円と安くなっており(SALE 価格のようですが、期間が書いてないのでずっとセールだと思います)気軽に試せる値段で、無料体験版も用意されています。
前述したように難易度が高いので、最初はすぐにミスって終わると思いますが、まずは「Mini Album」を1つ1つアンロックしていく形でプレイしていけば、徐々にゲームにも慣れてきて、数秒で様々なゲームを次々とクリアしていく楽しさが味わえるようになると思います。
私としては、オススメしたいアプリです。
・Minigame Party(iTunes が起動します)
・Minigame Party Lite(iTunes が起動します)
Ipod
それがこの「Earth Dragon」です。
インディーズ(個人や小グループ)によって作られたゲームの優秀作品に与えられる賞(IGF、インデペンデント・ゲームズ・フェスティバル)の等外賞(佳作)に選ばれた作品の1つです。

プレイヤーは緑色の、ちょっと寸胴なかわいいドラゴンなのですが・・・
やる事は結構ひどく、最初に述べたように城を襲って破壊し、火を吐いて兵士を焼き、お姫様をさらってクリアすれば高評価が貰えるという、「悪のドラゴン」としての活動を行うゲームです。
操作方法が変わっていて、iPhone を1回手前か奥に傾けると1度羽ばたいて少し上昇します。
一気に上がりたい時は iPhone / iPod touch を何度も手前か奥に傾けて、文字通り「羽ばたかせる」必要があります。
左右移動は本体をそちらの方向に傾け、大きく傾けるとナナメに下降、下にドラッグで押し潰し+急下降、画面タップでその方向に火を吐きます。
あまりこういう「悪逆な事をする」ゲームは好きではないのですが・・・
見た目がかわいく、そんなに残酷な表現がある訳ではないので、それほどヒドイという印象は受けません。
コインを集めるボーナスステージや、大きなレッドドラゴンと戦うボス戦もあります。
ただ・・・ あまりにもボリュームが少なすぎる。
全部で 15 ステージ用意されているのですが、1ステージが1分ぐらいで終わるステージが多く、難易度も高くないので、あっという間に終わってしまいます。
実際、オールクリアまで 30 分かかりませんでした。
これで 350 円はいくらなんでも高いだろ、ってのが本音です。
正直、よくこれで IGF Mobile 賞の受賞作品になれたな、って感じです。
選考者はボリュームの点は評価しなかったんでしょうか・・・?
受賞と言っても「佳作」としての受賞だけど、他の佳作には海外でのランキング常連アプリも並んでますからね・・・
これでもっとステージが多く、敵の兵士や建物も多ければ、ユニークな設定やゲーム性、面白い操作性を持つので、確かに高評価を得ていてもおかしくないのですが・・・
とは言え、115 円ぐらいなら悪くないかなぁ、とも思うゲームです。
350 円ではオススメしませんが、セールや値下げがあったら試してみてもいいアプリかなと思います。
・Earth Dragon(iTunes が起動します)
そんな音楽ゲームがこの「Beat It!」です。
ドラムのリズムを聴いて、そのリズム通りの譜面を完成させると言った内容ですね。
海外では評価が高いようで、iPhone / iPod touch らしいゲームではあります。

お手本となる「リズム」を聞いて、ドラムやシンバルなどが鳴っているタイミングの個所に、四角いマークを付けていきます。
すべて正解すればステージクリア、徐々にリズムは賑やかで難しいものになっていき、ある程度ステージをクリアすると次のワールドに進みます。
シンプルなゲーム内容で、「音を聴き分ける聴力」が重要になります。
普通のスピーカーで聴いてもタムとスネアドラムとかが同時に鳴ってると(少なくとも私の耳では)ほとんど判別できないので、プレイ時にはイヤホンは必須です。
ステージが進むとシンセサイザーの音とかも混じってきます。
リズムゲームだけあって音は綺麗ですね。
また、背景がドットで描かれたファンキーな感じの絵柄(?)で、ユニークな雰囲気が醸し出されているのも特徴です。
でも、「音をよ~く聴きながら、少しずつ答えを探していく」という感じのゲームであり、リズムにノッてプレイ出来るというような内容ではありませんでした・・・
正直、DDRや太鼓の達人のような、「叩くと音がする」「特定のタイミングで叩く」というゲームの方が、曲にノッてプレイ出来るので、やっていて楽しいのが本音です。
音楽ゲームではあるけど、「リズムゲーム」じゃないですねぇ。
「絶対音感訓練ソフトのドラム版」って感じでしょうか・・・
私的には、それほど楽しいとは思いませんでした。
価格も 350 円と内容を考えると割高なので、正直あまりオススメしません。
ただ、ドラムや音楽をやっている人などの、「音の聴き分け」を必要としている人には、その練習になるとは思います。
一応無料版が公開されているので、気になる方はそちらから試してみるのが良いかな。
・Beat It!(iTunes が起動します)
・Beat It! Free(iTunes が起動します)
※このアプリは iOS9 以降に対応していません。2017年8月に削除される予定です。
噂になっていたカプコンのキラーソフト「ストリートファイターIV」が遂に登場しました!
iPhone / iPod touch でスト4ですよスト4!
「タッチパネルで格闘ゲームって操作大丈夫か?」「iPhone でまともにスト4が動くのか?」という疑問と心配が各所で述べられていましたが・・・
蓋を開けてみれば、素晴らしい完成度です。
先日のスクエニの Final Fantasy といい、カプコンのスト4といい、ようやく iPhone / iPod touch でも「国内メーカーが本気になった」という気がしますね。

すでに周知の人が多いと思いますが・・・
「ストリートファイター」は「対戦格闘ゲーム」というジャンルの代表的存在で、特に「ストリートファイター2」は日本中で一大対戦格闘ゲームブームを起こした超有名なタイトルです。
ストリートファイター4はそのシリーズ4作目で、コンセプトとしては「原点回帰」として作られています。
「スト3」の時にマニアックになりすぎて、それほど人気が出なかったのを反省し、「スト4」はグラフィックを強化してキャラクターを 3D グラフィックで表現しつつも、ゲーム性やシステムを「スト2」時代をベースにしたものに戻しています。
私は「スト3」や「スト4」はほとんどプレイしていないのですが、今回「スト4」をやってみたところ、まさに「スト2」や「ストZERO」と同じように戦う事が出来ました。
ホント良い意味で、「グラフィックを最新にして、追加要素を加えたスト2」と言う感じですね。
iPhone / iPod touch 版は、パンチボタンとキックボタンがそれぞれ1つしかありません。
他に「防御からの攻撃(受け身攻撃)」となる「セービングアタックボタン」と、必殺技を出す「SPボタン」が付いています。
パンチとキックのボタンが1つだけですが、レバー操作との組み合わせて複数の技が出せ、そのキャラクターのポイントとなる技はほぼ全て押さえられているので、ボタン1つでも割とオリジナル通りに戦えますね。
「セービングアタック」はスト4からの技なので私はまだ使いこなせていませんが、「当て身」技として使う感じです。
「SPボタン」は簡単に必殺技が出せるボタンで、ゲージを消費して使用する「EX必殺技」などを出す際にも使います。
これらの技はアーケード版では「ボタン2つ同時押し」で使うものだったので、iPhone / iPod touch 版では操作がしやすいよう、別にボタンが用意されたようです。
心配されていた「レバー操作」も快適で、さすがに「アーケード版や家庭用ゲーム機と同じように」とはいきませんが、タッチパネルでも不自由なく操作する事が可能です。
少なくとも、戦っていて「操作性」が気になる事はほとんどありません。
この点はだいぶ調整したんだろうなぁ、というのが伺えます。
必殺技の操作についても、たとえば波動拳(下・右下・右・P)や昇竜拳(右・下・右下・P)はサクサク出せます。
さらに、必殺技が出しやすい「カンタン必殺技」モードが付いていて、例えば波動拳なら「SPボタン」を押すだけで出せ、昇竜拳も「右+SPボタン」で出せるようになっています。
これはタッチパネルでの操作に加え、iPhone ユーザーには普段あまりゲームをしない人も多い事を配慮したのだと思われます。
一部の必殺技は通常操作だとやや出しにくく感じましたが、まあ必殺技の操作にやや慣れが必要なのは、オリジナルも同様ですしね。
心配されていた動き・動作速度も全く問題なく、サクサク動きます。
「iPhone 3G」(3GSではない)でプレイしましたが、全く重くなりませんし、非常に快適に動き、アプリもとても安定しています。
これだけのアプリをよくこんなに 3G で快適に動かせるなと感心します。
背景は動きませんが、キャラクターは 3D で美しく表現されており、かなり「見栄え」のするゲームでもあります。
やや残念なのはやり込み要素に乏しい事で、1人用の通常対戦(総当たり戦)と、相手を選んで戦う自由対戦しかないこと。
難易度は4種類ありますが、キャラクターごとのストーリーのようなものはなく、エンディングもムービー(これは全キャラ一緒)の後に1枚絵が出るだけですね。
一応、クリアタイムはキャラクター/難易度ごとに記録されていきます。
ただ「やり込み要素」と言えるかどうか解りませんが、iPhone / iPod touch 版オリジナルのモードとして「道場」があり、ここではゲームのプレイ方法や攻略方法、対人向けの技の出し方までを、ステージクリア形式で教えてくれます。

ステージ数(鍛錬の数)は相応に多いので、練習モードではあるけど、相応のボリュームはあります。
この「道場」も、本来は携帯電話や音楽プレイヤーでありゲーム用の機器ではない iPhone / iPod touch のユーザーのために、用意されたものなのかなと思います。
まあ、対戦格闘の醍醐味は「人との対戦」です。
その「対人戦」は Bluetooth 接続による対戦しかないので、近くに iPhone / iPod touch を持ってる人がいないと行えない訳で、そこはやや残念だと言えます。
でも「快適なオンライン対戦」なんてそう簡単に導入できるものじゃないから、これは仕方がないかな。
もうちょっと1人用のやり込み要素(トロフィー集めやクリアタイムのオンラインランキングなど)を増やしてくれれば・・・ と思いましたが、これだけスト4が快適に動けば十分でしょう。
対戦の内容を「リプレイデータ」として保存する事も出来ます。
キャラクター数は8人で、家庭用やオリジナル版に比べると少なめですが、私的には「足りない」と言う程の数ではないと思います。
(エンディングムービーには未登場のキャラクターが出てくるので、今後もしかして・・・)
やはり「ストリートファイター」はカプコンの看板タイトルだけに、気合いを入れて開発されているのが伺えます。
価格は 900 円と iPhone / iPod touch アプリとしては高めですが、十分に価格以上の価値があるクオリティーです。
なんと言うか、「携帯電話のアプリが遂にここまで来てしまった」という感じのゲームですね。
・ストリートファイターIV(iTunes が起動します)
「数独(sudoku)」とは、日本で本格的に作られ、イギリスで紹介され、ヨーロッパで大流行し、今では世界的にメジャーになっているパズルゲームです。
日本では「ナンプレ(ナンバープレース)」とも呼ばれていて、携帯電話のゲームとしても有名になっていますね。
「nikoli SUDOKU(数独)」は、ハドソンが開発した iPhone / iPod touch 用の数独(ナンプレ)アプリですが、先に結論を言ってしまいたいと思います。
このアプリは数ある数独アプリの中で、ナンバー1です!!
(少なくとも私が今までやってきた数独orナンプレアプリの中では)
ちょうどセールが行われているので(2010年2月~3月末)、この機会にご紹介したいと思います。
数独は、「縦」「横」「3×3のブロック内」で、重複しないように1~9の数字を入れていくパズルゲームです。
シンプルでありながらかなり頭を使うパズルゲームで、しかもコンピューターで問題を自動生成する事も可能なため、パソコンや携帯電話、雑誌や新聞など数多くのメディアで問題が掲載されてきました。
iPhone / iPod touch 版の nikoli SUDOKU には解りやすいチュートリアルも付属されているため、数独を知らない方でも簡単にルールを学ぶ事ができます。
この nikoli SUDOKU が一番優れていると思うのは、その操作性。
iPhone / iPod touch のタッチパネルが有効に使われていて、マスを直接タッチして直感的に操作できるだけでなく、同じ数字に色を付けて判断しやすくしたり、縦・横・同ブロック内に枠が表示されて数字がダブってないか一目で判断できたり、アンドゥやリドゥ(一手戻る・進む)が出来たり、小さな字で数字を「借り置き」できたりなど、とにかくこれ以上ないぐらい数独アプリとして「いたせりつくせり」です。
グラフィックも綺麗で効果音や BGM もあり、この辺はさすが老舗ゲームメーカーのハドソンだなと思わせてくれます。
そして問題も全て、コンピューターによる自動生成ではなく、パズルの書籍や雑誌を多く刊行しているニコリ社によって作られたもの。
自動生成で作られた数独だと、どうしても「理論的な解法が難しい問題」や「かなり無茶な問題」が出来てしまいます。
しかし人間がちゃんと調整した、ニコリ監修の問題が集められているため、すべて理論的に解く事が可能でやっていて面白いです。
私は普通の携帯電話のアプリも含め、色々と数独(ナンプレ)アプリをやって来ましたが、タッチパネルである点も含め、これ以上のものはないですね。
それぐらい数独としてはベストアプリだと思います。
無論、こうしたじっくり考えるタイプの思考型パズルゲームは好き嫌いがあると思うので、嫌いな人には勧められませんが・・・
そうしたパズルも好きな人には是非オススメしたいアプリです。
Free 版もあるので、数独をよく知らない方は、まずそちらで試してみるのがいいですね。
有料版は Vol.1 から Vol.4 まで発売されていますが、1つだけでも 50 もの問題が用意されています。
1つ5分で解いたとしても 50 問で4時間以上はかかるので(もちろん実際はもっとかかる)、Vol.1 だけでもボリュームは十分だと思います。
以前は 700 円だったので、「数独アプリにそんなに出せるか!」って感じで私も手を出していなかったのですが・・・
価格が安くなっていて(230円)、さらにセールだったので購入してみたところ、予想以上に出来が良くて驚きました。
今ならパズル好きにはオススメできるアプリですよ!
・nikoli SUDOKU(数独) Vol.01 (iTunes が起動します)
・nikoli SUDOKU(数独) Free(iTunes が起動します)
(Vol.02、Vol.03、Vol.04)
超能力を持った女子高生の学園生活を描いたパチスロ「七色未来」。
その iPhone / iPod touch 版が登場しています。
2009年の夏に登場したばかりのパチスロなので、まだ現役の機種ですね。
女子高生の学園生活とか言うと「萌えアニメ」を扱ったパチスロのように聞こえますが、絵柄などは「時をかける少女」や「サマーウォーズ」っぽい感じで、俗に言う萌え系とは違います。
設定や雰囲気は「時をかける少女」に似ています。
メーカーは「SNKプレイモア」で、これは「ネオジオ」などで有名だった会社 SNK が倒産した後、その権利を取得してゲーム開発を行っているところです。
パチスロなども出していて、七色未来もその1つですね。
「七色未来」はパチスロでありながらアドベンチャー的な要素があって、途中の結果により4章からなるストーリーが分岐、エンディングもマルチエンディングとなっているようです。
「エンディング」があるパチスロって珍しいですね。
実機では「パスワード」が表示され、それを使ってストーリーのコンプリートを目指せる要素もあったようです。
こうなるともうギャンブルというより、アドベンチャーゲームっぽいと言えます。
iPhone / iPod touch にはパスワードはありませんが、いつでも中断と再開が出来るのが利点です。
実践モードの他に「攻略モード」があって、役の成立表示やオートリプレイ、リール回転速度の調整など、豊富な解析用システムも用意されています。
ただ、難点は・・・ とても iPhone に最適化した画面とは思えない事。
この「七色未来」は携帯アプリ版もあるようですが、その「ベタ移植」としか思えない画面です。
iPhone / iPod touch 初の「液晶画面付きパチスロ」ですが、その液晶画面の解像度が低く、大きさも小さくて、コレじゃあなぁ・・・ って感じです。
これでは iPhone / iPod touch ユーザーは納得しないでしょうね。
パチスロとしては面白いと思います。
この「時をかける少女」や「サマーウォーズ」的な雰囲気は良いと思いますし、ストーリーの続きや多くのシーンをみたいと思わせてくれますね。
ただ、私は「ゲーマー」であるために、単純なゲームであるパチンコやパチスロをやるのなら、プレイヤーが介入できる要素や思考要素の多い、一般のゲームをやった方がいいと思っています。
だからパチスロにも何らかの介入や攻略要素が欲しいと思うのですが、しかしあくまでパチスロだから、「こうすれば良い」とか「この演出にはこういう意味がある」とかがサッパリ解らない。
現行機種だから調べてもそれらを解明する事が出来ない。
よってゲーム視点で見ると、「どうすればどうなるのか、それらがサッパリ解らないゲーム」となってしまう・・・ よって今ひとつ楽しめません。
いや、実機はギャンブルだから、それが解明されちゃうと大変な訳ですが。
現行機種がアプリ化されているというのは、実機のファンを増やしたいという意図があるのだと思います。
でも、やっぱり各演出の意味などが解らないと、やっててそんなに楽しいと思えないなぁ・・・
お金を賭けてやってる訳じゃないんだから。
そう言う意味では現行機種より、すでにホールに無くて、解析情報なども流布している(流布されていても問題ない)古いパチスロの方が、「移植版」としては向いている気もしますね。
「システムを解った上で攻略する楽しみ」ってのが欲しいので。
とは言え、そこまで考えてパチスロをしない人や、ホールで実際にやっていて、その練習や解析が行いたい人には良いアプリだと思います。
ストーリーを楽しみたい人にもいいですね。
でも単に「パチスロがしたい」というだけなら、七色未来は画面がイマイチなので、やはりキングパルサーやジャグラーの方がオススメですね・・・
七色未来は 600 円するので、価格もややネックでしょうか。
・七色未来(iTunes が起動します)
本日、iPhone AC に「定番 麻雀アプリ 紹介」のページを公開いたしました。
iPhone / iPod touch の麻雀アプリを一通りチェックして、オススメだったものを一覧紹介しています。
でも、麻雀アプリを一通り試した中にはもちろん・・・
オススメではなかったものも当然あります。
と言う訳で、このページでは「オススメとは言えなかったイマイチ麻雀アプリ」をご紹介します。
もちろん、オススメかイマイチかは私の独断で決めていますので、私が評価しなかったからと言って、他の方も評価できない内容だという訳ではありません。
その点はどうかご了承下さい。<(_ _)>
【 2011/4/4 修正 】
本ページで紹介していた「Simple! 雀 Touch」をこちらに移動しました。
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・ IT麻雀3D
形式:四人麻雀、横画面
メーカー:MAGNOLIA
価格:115円、無料体験版あり
サウンド:BGMあり、効果音あり
戦績集計:なし
ルール設定:あり
モード:通常対局のみ
打牌:普通
鳴き:ON/OFFボタンなし
再開(Resume):あり
牌などが 3D グラフィックで表示されている麻雀。
でもそんなに綺麗な 3D グラフィックではないし、単に見にくくなっているだけという気がします。
自分の牌は平面で表示されるので見やすいのですが・・・
(自牌の 3D 表示も可能ですが、見にくくなるだけです)
捨て牌はタップかドラッグで選択し、ボタンで捨てます。
麻雀アプリとしては及第点の出来栄えですが、機能が少なく鳴きの ON/OFF や戦績の集計表示はありません。
価格が安く体験版もありますが、他のアプリと比べると見劣りしますね。
・IT麻雀3D(iTunes が起動します)
・IT麻雀 Free(iTunes が起動します)
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・凰雅麻雀
形式:四人麻雀、横画面
メーカー:funfun corp.
価格:350円
サウンド:BGMあり、効果音あり
戦績集計:あり
ルール設定:あり
モード:「公式戦」の結果で段位が上昇していく
打牌:遅い
鳴き:ON/OFFボタンなし
再開(Resume):なし
アイコンやキャラクターがかわいい麻雀。 横画面で牌が大きく見やすいのも良い点です。
また戦績の集計が細かく、1回のあがりの平均点やドラ使用率なども表示され、月別に分けて集計されます。
欠点は、とにかく打牌が遅い事。 長い時は10秒ぐらい考えたりします。
アプリが止まったのかと思います・・・
最弱クラスの相手でも考える時間は長く、ゲームのテンポが悪いのが難点です。
勝負が終わると結果に応じて「経験値」が加算され、それによって段位が上昇し対戦相手も増えていきます。
よって段位を進めて行く楽しさがありますが、そのため段位が上がらないと強い対戦相手を選ぶ事は出来ません。
一局だけで終了し経験値が加算されるモードがあるので短時間でもプレイ出来ますが、再開(Resume)がないのでアプリを落とすと勝負が消去されてしまうのが携帯アプリとしては大きな欠点でしょう。
・凰雅麻雀(iTunes が起動します)
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・i四人麻雀
形式:四人麻雀、横画面
メーカー:Appli Forest
価格:115円
サウンド:BGMなし、効果音なし
戦績集計:あり
ルール設定:なし
モード:通常対局のみ(戦績が集計されない練習対局あり)
打牌:速い
鳴き:ON/OFFボタンなし
再開(Resume):あり
非常にシンプルな麻雀です。 音楽なし、効果音なし、グラフィックも簡素、ルール設定なし。
ただ、牌の表示は大きくて見やすいです。 捨て牌はダブルタップで行います。
本当にただ麻雀をやるだけのアプリで、それ以外何もいらない人にはいいかもしれません。
でも、せめて効果音ぐらいは欲しかったですね。 ポンとかチーとかの声さえありません。
戦績の集計はありますが、正直、これで有料というのは厳しいと思います・・・
・i四人麻雀(iTunes が起動します)
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・麻雀3DG
形式:四人麻雀、横画面
メーカー:AGENDA Co,Ltd.
価格:230円
サウンド:BGMあり、効果音あり
戦績集計:なし
ルール設定:あり
モード:通常対局のみ
打牌:速い
鳴き:ON/OFFボタンなし
再開(Resume):あり
どう見ても「海外向け」の麻雀アプリ。 雰囲気が他と全然違います。
マッキントッシュ用のソフトの iPhone / iPod touch 移植版のようです。
普通の麻雀卓のステージもありますが、赤と黒の洋風テーブルとか、屋外の鉄板の上とか、あり得ない場所で麻雀をやってたりします。
キャラクター名やボイスもすべて英語で、サウンドもテクノやDJ風、効果音も牌を捨てたら「シュイーンチュン!」とかいう音がして、まったく麻雀っぽくないです。
演出は派手で、リーチしたりアガったりするとキャラクターがポーズを決めます。
私的には、こういうミスマッチというかおバカというか、そういうのって嫌いじゃないけど・・・ 普通の人は「これってどうよ?」って思うでしょうね。
選択している牌の名前が表示されるのも海外用でしょう。
卓上は 3D で表現されていますが、横画面の割に牌は小さめです。
選んだ牌が大きくなると言う表現もありますが、他のアプリと比べると(横画面としては)見やすい方ではないです。
イカサマの ON/OFF が可能で、ON にするとコンピューターも強くなりますが、こちらの配牌も良くなるようです。
一風変わった麻雀がやってみたい人にはいいかもしれません・・・?
麻雀アプリとしては、そこそこの出来ではあります。 色々ヘンだけど。
・麻雀3DG(iTunes が起動します)
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・天和2
形式:四人麻雀、横画面
メーカー:Quattro Media Corp.
価格:230円
サウンド:BGMあり、効果音あり
戦績集計:あり
ルール設定:あり
モード:覇道モード、シナリオモード、通常対局
打牌:普通、手の表示の ON/OFF あり
鳴き:ON/OFFボタンなし
再開(Resume):あり
フル 3D グラフィックで表現された麻雀ゲーム。 元は携帯アプリだったようです。
対戦相手の「キャラクター」が存在しないのが(残念な)特徴です。
雀卓上がリアルな 3D で表現されており、設定で「手の表示」を ON にすると捨て牌の時の手の動きが表示され、どこから牌を取って捨てているのか解るようになっています。
しかし手の動きを表示しているとリアルな反面、打牌に時間がかかり、ゲームのテンポはかなり遅くなります。
またフル 3D 表示のためか全体的に動きが重く、iPhone 3G だと操作の反応もやや鈍いです。
牌の表示も鮮明ではなく、一般携帯電話の画面用に作った 3D 表示をそのまま iPhone で映しているかのような感じで、捨て牌の視認性は悪いです。
ただ、自分の牌は手前に大きく表示されているのであまり見難さはありません。
メインモードは大会に出場して経験値とお金を稼ぎ、上の大会を目指す「覇道モード」ですが、キャラクターなどがいる訳ではないため、単に「○○大会です」という表示だけなのが残念ですね。
一応、チャレンジする目標があるというのは良いとは思いますが。
「シナリオモード」は特定の条件で対戦するものです。
携帯アプリとしては人気だったようですが、この出来栄えでは iPhone / iPod touch では通用しないでしょう。
・天和2(iTunes が起動します)
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・麻雀 Mobile
形式:四人麻雀、縦画面
メーカー:iChiro Matano
価格:115円
サウンド:BGMなし、効果音あり
戦績集計:あり
ルール設定:あり
モード:通常対局のみ
打牌:普通
鳴き:ON/OFFボタンあり
再開(Resume):あり
縦画面のシンプルな麻雀です。
対戦相手の名前と声を変更できますが、打ち方の違いなどは存在しないようで、相手の選択などもありません。
単に麻雀をやるだけのアプリですが、牌の動きが滑らかで、画面も見やすく、鳴きの ON/OFF や戦績表示などもちゃんと用意されています。
各ボタンは小さめですが、操作性は悪くなく、片手でのプレイも可能です。
「役の読み上げ機能」がありますが、日本語を習いたての外国人のような微妙な発音です・・・
牌を「洋風」に出来るのが特徴で、全体的に海外販売を考えた作りになっているのが伺えます。
「牌オープン」機能もあって、対戦相手の牌を常に見えるようにする事も出来ます。
割と完成度は良いと思います。 このページで紹介している麻雀アプリの中では上位と言えるでしょう。
でも、やはり対戦相手の種類や性格がないのは寂しいですね。
その点で、オススメページに挙げた他の同価格のアプリには劣ると言えます。
・麻雀 Mobile(iTunes が起動します)
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・Simple! 雀 Touch
形式:四人麻雀、横画面
メーカー:Satoshi Horiguchi
価格:115円
サウンド:BGMなし、効果音あり
戦績集計:あり
ルール設定:あり
モード:通常対局のみ
打牌:速い
鳴き:ON/OFFボタンあり
再開(Resume):あり
以前はメインページで「オススメの麻雀アプリ」の1つとしてご紹介していたものですが、後発の優秀な麻雀アプリが増えてきたため、グラフィックやサウンドで劣るこのアプリはこちらに移動しました。
名前の通りシンプルな麻雀アプリですが、牌が大きくて見やすく、捨て牌の操作も1タップと2タップを選択可能で、操作性は良好です。
コンピューターの思考時間や打牌のテンポも設定可能。
思考時間を「熟考」にしてもそんなに遅い訳ではありません。
画面のダブルタップで「鳴きなしモード」の ON/OFF が可能で、「i」ボタンを押せば対局中でもマニュアルや役一覧を見れるなどの配慮もあります。 戦績データも詳細に集計されています。
「イカサマ」の ON/OFF もありますが、おまけ程度の機能です。 対局で得たポイント(MP)を消費して配牌が良くなります。
特徴として、このアプリには「アガリ」や「リーチ」の自動判別がありません。
よって「チョンボ」が起こる可能性があり、フリテンやアガリ牌などに気を配る必要があります。
これを不親切と見るか、初心者の勉強になると見るかは、プレイヤー次第ですね。
通常対局のみで、今となっては見た目がショボイのは否めませんが、単に麻雀をやるだけで良いなら悪くないアプリと言えます。
・ Simple! 雀 Touch(iTunes が起動)
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現在、試している麻雀アプリは以上です。
メインページと合わせて、現在公開されている麻雀アプリはこれで全部じゃないかな?
ちなみに、今回このように麻雀アプリを一斉に取り上げたのは、最近 iPhone を買った知人にうちのサイトを見せた時、こんな事を言われたからでした。
知人:「う~ん、もうちょっと解りやすいゲームないの? 麻雀とか、トランプとか・・・」
言われてみれば、最近 iPhone AC は「ゲーマー向け」のゲームに偏りすぎてた気がします・・・
まあ、私自身が「ゲーマー」だからなぁ。 どうしてもそっち方面に目が向いてしまうので・・・
と言う訳で、しばらくゲーマーでない人でも遊べるようなアプリを特集しようと思います。